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IKEAで買い物をしてみる。

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念願のIKEAなのだ。優れたデザインと安価な価格設定で世界各国を席巻している大量販売家具店。80年代は「安いけど酷い品質」で有名だったが(実家で使っていた本棚など本当に酷かった)、近年はいろいろと業務改善してそこそこの品質のものを販売するようになり、スウェーデン国内でも評判を取り戻しつつある(現地人の話)とのことであった。日本では一回出店が失敗しているのだが、それから20年近くが経って4月に船橋に開店し、9月に2号店を港北区に開店したばかり。2009年には神戸店を予定しているらしい。

ストックホルム滞在時の思い出といったら「冬は暗く、物価は高く、酒は高額、飯はあまり美味しくない、それに腐ったニシン」などネガティブなものばかりな気がするが(って自分が単にネガティブ思考なだけですが)、スウェーデンが世界に誇れるものといったら、ノーベル賞TETRAパックH&M(日本には未進出)、Volvo、そしてIKEAである。ストックホルムには街の北と南の郊外に2店舗あって、市内から遠いにもかかわらず御主人様(仮名)は暇を見つけては頻繁に訪れていたようだ。暗くて寒い北欧の冬を耐える御主人様(仮名)の心の支えになっていたと言っても過言ではない。大物の家具は日本に持って帰るのが面倒(というか、スウェーデン→日本の輸送代がモノの価格と釣り合わない)なので、購入するのをぐっとこらえて小物を買って欲求をごまかしていたのだが、日本に進出したら心行くまで存分に買うことができる。

ストックホルムで知り合った知人のSさん家族(やはりIKEAフリーク)が上京するというので、港北店に一緒に行くことにした。船橋店の開店時には恐ろしいほど混雑して相当に混乱をきわめたとの情報を得ていたので、開店間もない店に行くのはあまり気が進まなかったのだが、船橋よりは近そうだったので結局港北店に行くことにした。第三京浜を使わずに下道をちまちまと走ったが渋滞にはまることもなく1時間強の行程を経て12時過ぎに到着した。駐車場に入るのにどれぐらい待たされるのか心配だったが、あっさりと駐車場に入ることができ(屋上の駐車場だったが)、入場制限などもなくて拍子抜け。

驚いたことに店構えというか店の構成はストックホルムとほぼ同じであった。だだっぴろい敷地に所狭しと並べられたショールーム内を右へ左へと蛇行し、階下に下りると商品が並べられているところ(マーケットフロア)で実際に品をカートに放り込み、最後に倉庫で大物をピックアップというIKEAの典型的なフロア構成だ。その上、レジを抜けた後には安めのホットドッグスタンドがあるところまで一緒だ。現地のIKEAで大柄のスウェーデン人が両手の指にありったけのホットドッグを挟んで運んでいたのを思い出す。スウェーデンの食品マーケットがあったのがちょっと異なるぐらい。

値段が安いだけあって、家具の質は「それなり」だ。そこらへんを理解して賢く利用するのが良いだろう。あとできれば車で行って、なるべく買ったものは自分で持って帰るようにしたほうが良い(配送費が異様に高く設定されているようだ)。こういうときにはワゴンに乗っている人が特だ。

最後に蛇足だが、スウェーデンの食品マーケットについて。あくまでも個人的な見解だがスウェーデンの食料は我々日本人の口にはイマイチ合わない気がする。今は物珍しさもあって繁盛しているようだが、半年後には閑古鳥がないているかもしれない。これも賢く使うのが吉。ちなみにニシンの酢漬けは意外にイケますのでお試しあれ。

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武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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