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June 22, 2010

チェコビールをたらふく飲んでみる。

いつもの例にもれず、今回の出張もホテルに缶詰系の会合なのだ。ホテルも旧市街などの中心部からメトロで15分はかかる場所にある。とまぁホテルで腐っていても仕方がないので、旧市街に夕食を食べに外出した。

チェコはビールが美味しいことで有名な場所。実は米国の有名なバドワイザーは、チェコのブドヴァイゼルにあやかって命名されたらしい(が、1871年から商標問題で色々と係争中のようだ)。
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市内で見つけた本物(?)のバドワイザーの看板。

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ちょっとふらふらした後に、ビールを飲みに行った。ホテルで薦められた店に行ったのだが、日本語メニューもあるわ料理は押し付けがましいしわ、完全に観光客向けのぼったくり系のレストランだった。が、物価の安いチェコであるから懐へのダメージはほとんどなかったが…。
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男性にはデフォルトで1リッター。
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料理もたくさん出てくる(4人で行ったがこれでも3人分に抑えてこの量)。

June 20, 2010

プラハに飛んでみる。

またもや1週間の予定で会合に参加するために欧州に。

自宅を出るときから何か嫌な予感がしていたのだが、京成の特急(NEXやらスカイライナーは値段の割りに早く着かないのでもう乗らなくなってしまった)で八千代台を過ぎたあたりで気づいてしまったのだ。

ノートPCのACアダプタを忘れた!

会合中はPCを立ち上げっぱなしだし、日本とのメールのやり取りをするためACアダプタがないというのは、「仕事をしません」と言っているのと同義なのだ。冷や汗が流れるが、気を取り直して成田空港の電気屋さん情報をwebで探し、代替となる汎用アダプタが売られているのを発見。少し安心した。

ところが、到着してみると分かったのだが、売られていた代替品はLenovoの新型ThinkPadの20V出力には対応していなかった。新型といってもすでにLenovoがACアダプタを変更してからすでに4年以上経過している。「使えねー」と絶叫したくなるのをぐっと我慢して、オーストリア航空に搭乗した。
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(初めて乗ったが、エコノミークラスなんてどこも同じようなもんだね)

飛行中も全然落ち着けない。ネガティブなことばかり考えてしまう。プラハは旧東欧の国なので電器用品は高そうだし、今回の会合のホテルは中心部から離れているからそうそう簡単に買いにいけないし、そもそもチェコ人はどれだけ英語が話せるか分からないし、チェコ語は全然勉強してこなかったし(する気もなかった)、ウィーン空港で代替品を入手できればラッキーだけどウィーンの乗り継ぎは50分という驚異の短さだし、そもそもオーストリアって電化製品売ってるの?って感じだし…。

予想に反してウィーンのEU入国管理はあっという間に終了、乗り継ぎゲートまでは一本道(FRAのややこしさに比べれば…ってLHRよりマシだと思うが)、そして、電器屋があった。駆け込んで店のお姉さんに声をかけて訊いてみたらあっさりと「あるよ」とのこと。「でも使えるかどうかは分からないだろうからパッケージ開けて試してみましょう」とありがたいお言葉。

結局、実際のところiGo GreenのACアダプタはLenovoに対応していてほっと胸をなでおろしたのだが、価格は149ユーロ。変換効率の向上やらなにやらで環境に優しいつくりになっているからかどうかは分からないが、モロに足元を見た価格設定だ。だが背に腹は代えられぬ。Duty freeのフォームを貰って、せめてもの悪あがきをしたのだ。

プラハ空港からホテルまでは荒れた運転のタクシーで移動。

到着しただけで心の底からくたくたになりました。

May 31, 2010

内閣総理大臣官邸を見下ろしてみる。

内閣総理大臣官邸は、セキュリティの事情で近隣の高層ビルから見えないようになっているというのは意外に知られている事実のようだ。どうやら窓の向きなどを検討するように建築主に要望しているそうだ。

ということで、溜池にある某高層ビルに出張した折に窓から覗いてみた。なるほど、ご覧のとおり旧官邸は見えるが、ヘリパッドの見える新官邸はぼやけていてよく見ることができなくなっている。窓の下側に特殊フィルムが張られているようだ。
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今日のエントリはそれだけです。

May 16, 2010

潮干狩りに出かけてみる。

生まれて初めて潮干狩りなるものに出かけてみたのだ。場所は金沢八景の海の公園である。
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同僚のMちゃん(といっても四十路に突入するむくつけき二児の父である)と一緒に家族総出で行くことにしたのだ。これが、実に楽しい。娘は早々に飽きてしまったようだが、愚息(仮名)と私はずっと掘り続けている。最初は熊手を使っていたが、素手で掘ったほうがうまく見つけやすい。そして見つかれば見つかるほど楽しい。

宝探し的な楽しさというか。農耕民族である日本人として古来からアサリを狩っていたDNAが呼び覚まされたのか。って大げさですか。
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本日の成果。偶然にもマテ貝まで捕まえてしまった。もちろん、すべておいしくガーリックバター炒めで頂きました。
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May 2, 2010

バンクーバーから帰国してみる.

いくら居心地が良いといっても,やはり1週間もいれば飽きてくるのだ.

ようやく帰国できる状況になったのだ.往路と同じように復路もEさんと一緒である.空港までは我侭を言って,昔住んでいた家を見にちょっと寄り道をさせて頂いた.日本であれば35年前の家がまだそのまま建っているというのはほとんどありえない状況だが,海外では当たり前なのである.日本に帰国したのが5歳前であるから,ほとんど記憶はないのだが,写真で刷り込まれたりした風景であるためか,どこかしら懐かしい気がする.とは言え,昔の家は非常に小さく見え,近所も木が鬱蒼と生い茂っていて自分の中のイメージと乖離があることは否めない.家が小さく見えるのは自分が成人したからだろうし,木が鬱蒼としているのは35年前と比較しているのだから当然といえば当然なのかもしれない.
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もうこの地に足を踏み入れる機会もそうそうないだろうから,心に刻み込んでおくべく,写真を撮った.

帰りもJALだったが、バンクーバーにも専用ラウンジがあったのにはびっくり。悠長だと思いつつも、こうでもしないとお得意様はつなぎ止められないのか。

April 28, 2010

極上ステーキを食べてみる。

会合中の楽しみと言えば食事なのだ。というか、食事ぐらいしかない。

今回はバンクーバーということもあり、駐在していた父親の昔取った杵柄で美味しいと評判の店を紹介してもらい、色々と食べ歩くことにした。その一つがGotham Steakhouseという店だ。母親には「買い物に行くとすぐI'm thirsty!(喉乾いた!)と叫んでエスカレーターで寝ころんだ」などと不名誉な昔話をよくされる(4歳の子供でしたから)The Bayというデパートのすぐ近くだ。
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あまりおなかがすいていなかったので赤ワインをグラス一杯とフィレミニオンを食したのだが、これがもう極上であった。思わず写真をブログに載せてしまうぐらい。外はしっかりと塩コショウがしてありカリッと焼きあがっているのだが、中はローストビーフのように実にジューシー。値段も相当良かったが、満足のいく食事であった。

April 25, 2010

バンクーバーに飛んでみる。

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成田のさくらラウンジから。といってもいつも通りエコノミーでの搭乗ですが。昨年まではANAで飛んでいたので、このような赤い尻尾が並ぶ風景は実に新鮮だ(奥に一匹緑色が紛れ込んでいる)。

チェックイン時には「隣の席は空いています」と言われたのに、(縦にも横にも)体格の大きい中国人の高校生が座っていて狭くてかなわない。さらにその高校生がなんだかんだで動き続けている。東に向けて飛ぶときは必ず寝るように習慣づけているのだが、今回は一睡もできなかった。
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到着したら朝だし、眠れなかったからといってホテルで寝てしまうと時差ぼけを治すこともできないので無理して出かけることにした。同じ会合に参加しているEさんと一緒に、宿泊しているホテルから歩いてすぐのショッピングモールのフードコートでベトナム料理のランチを食べ、Canadian PlaceからStanley Parkに向けて散歩をした。
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バンクーバーオリンピックの痕跡(聖火台)。
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湾が見える場所に林立する高層マンション群。全部ガラス張りの外観なのだが統一性が取れていないため、「趣味が悪くていかにも北米だなぁ」といった印象なのだ。

April 20, 2010

慶応大学湘南藤沢キャンパスを訪れてみる。

実は塾員(と卒業生を呼ぶ実にイヤラシイ習慣が慶応大学にはある)にも関わらず、開キャンパスして20年もたつ湘南藤沢キャンパス(略してSFC)に初めて足を踏み入れたのだ。

昨年と同じ特別講義での講演だ。だが昨年と違うのは話す会場がSFCだということ。16:30の授業開始に間に合うために東京の職場を出たのが14:30。それはまだいい。18:00終了と同時に出たのに帰宅は20:30である。どんだけ遠いのか。というか遠隔講義で早稲田大学やら中央大学やらに配信されているため、実はSFCに行くよりは早稲田の大久保キャンパスに行った方が全然近いという、何ともエコロジーとはなんだろうと考えさせられる日であったのだ。

April 11, 2010

桜を見に散歩をしてみる。

娘と桜を愛でに公園に散歩にでかけた。出張前に満開を迎えた桜だが、一週間寒かったためか散っていなかったのでまた楽しむことができた。
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アイスクリームをぼとぼとこぼして服を汚す娘と過ごす日曜日の幸せなひと時…なのか?

April 9, 2010

あっという間に帰国してみる。

めまぐるしく過ごした今回の出張もこれで最終日だ。時差ボケも手伝って睡眠時間が限られてしまい、出発前からひいている風邪は治る気配を見せない。早く帰ってゆっくりしたい。
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April 6, 2010

頂上を眺めてみる。

なかなかジュネーブから遥か遠くのモンブランの頂上が見えることなどないのだが、今回は天気に恵まれ見ることができた。
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以下は拡大写真。
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1週間の会合、(共同とはいえ)ずっと議長を務めなければならないため、朝から晩まで忙しい。出張中の楽しみは、こんなものでしかないのだ。

April 5, 2010

フランクフルトで一泊してみる。

今回もジュネーブ出張なのだ。いつもなら一日で2レグ消化でフランクフルト経由でジュネーブまで一気に飛ぶのだが、今回の出張は一日目が午後開始なためフランクフルトで泊ってみることにした。ジュネーブに行くまでよりは早くホテルにチェックインできるため、少しは楽になるのではないかと考えた。
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川沿いの高級ホテル。一泊しかできないのは惜しいが、こんなところにずっと泊っていたら贅沢病にかかってしまいそうである。

January 30, 2010

イムディーナを散策してみる。

会合も無事に終了し、午後3時のフライトまで時間があるので、マルタの古都イムディーナ(Mdina)を散策することにした。といっても朝食ミーティングに意外と時間をとられてしまい、許された時間はわずか3時間。宿泊しているセント・ジュリアン(St. Julian)からは片道30分ぐらいかかってしまうらしいので相当キツかった。時間を稼ぐために現地まではタクシーで移動した。


[イムディーナ市門]

オフシーズンのため観光客もほとんどいないのだが、時間がないためろくにゆっくりできず…。


[城壁近くの家]


[聖パウロ聖堂]

駆け足で見て回ったが、帰りはバスで荷物を預けているホテルに戻った。


[バスから見えたモスタドーム]

出張で来ているのであまりマルタを見て回ることはできなかったが、完全なヨーロッパでもなく中東でもなく独特の雰囲気のある国だ。後ろ髪を引かれながらマルタ空港から飛び立つこと2時間半。フランクフルトに下降を続ける飛行機の窓から、凍った地面が見えてきた。
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January 24, 2010

マルタに飛んでみる。

以前予告したとおり、会社更生法を申請した某航空会社で欧州に来ております。
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[右上の楕円はUFOではなく、反射した照明…のはず]
到着したのはいつものフランクフルトであるが、いつものターミナルではないのでマルタ航空のゲートに到着するまで、相当ふらふらしてしまった。雪が降っていたので出発の遅れが気になったが、翼の雪下ろしもあまり時間がかからず。
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[マルタ航空は格安エアラインのようだ]
2時間半のフライトの後に乗り合いバスで23:30(現地時間・日本時間7:30)到着したのはオフシーズンのリゾートホテルだ。くたくただ。

January 19, 2010

会社更生法の適用の航空会社のマイレージをためてみる。

ということで、本日会社更生法を申請した話題の航空会社のマイレージプログラムに加入してみた。こんな酔狂な奴はいくら日本ひろしといえども私ぐらいのものだろう。

実は社会人になってこのかたずっとStarAlliance加盟のANAに乗り続けてきたのだが、今年は気分を変えて見ようかと思う。というのも、昨年は比較的海外出張が少なく、40,000ぐらいのプレミアムポイントしか入手できず、今年はプラチナ会員の条件を満たせていない。といってもスーパーフライヤーズクラブに入会しているため、Star Allianceのゴールド会員相当のサービスは何時でも受けられるのだ。

ということで今年初の欧州出張はJALで飛ぶのだ。空いていると良いのだが…。

January 12, 2010

理科大を訪れてみる.

ひょんな頼まれゴトで,中々足を踏み入れることのない千葉に出張して講演をすることとなったのだ.大学時代の研究室の先輩であるTさん(4月から准教授の予定!)のお誘い.昨年から「うちの学校でも話してよぉ~」と冗談のように言われていたのだが,本当に話すことになるとは.
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東京理科大は利根川と荒川を結ぶ運河のほとりに建っており,秋葉原発のつくばエキスプレス(現地の人たちはTXと略するらしい)で行くと非常に早い.
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寒い雨の降りしきる空であったが,学生さんたちはあまり寝ずに聴いていてくれたようだ.夜はTさんと「流山おおたかの森」で寿司をすっかりご馳走になってしまった.しかし流山の夜は非常に早い.

November 12, 2009

広島に弾丸トラベルしてみる(復路)

実は敵対する組織を代表しての発表ということもあり緊張して全然寝られなかったのだ.こんなに緊張してのは実にD論の公聴会以来である.しかも朝7:00からbreakfast会議をしようなどと持ちかけられてしまったから,寝坊するわけにも行かず,ほとんど寝ていない状態で会合に挑むことになってしまったのだ.こういう状態のときは,得てして思ってもいないことを口走ってしまったりするので大変にマズイ.

という心配をよそに発表自体はおおよそ問題なく終了.

疲労困憊した状態で,最近なぜかマイブームになってしまっているパフュームの故郷をあまり堪能することもなく,広島空港からすぐさま帰路に着いた.今回の出張の帰りはオープンチケットを予約しておいたため,バスのなかで一番早く出発する飛行機に予約を変更しておいた.と思ったら,本当にぎりぎり.空港に出発10分前にバスで到着すると同時に土産屋に走りこみ,もみじ饅頭をひっつかんで金を払い,そのままセキュリティーゲートに.とたくさんの人が並んでいて本当にやきもきしたのだ.

明らかに出張帰りのサラリーマンに囲まれて無事に東京に帰還.というか自分も出張帰りのサラリーマンなのですが.

November 11, 2009

広島に弾丸トラベルしてみる(往路)。

やんごとなき理由で広島にきております。
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奇遇にも氷川きよしさんも広島に来ていたようだ。って縁もゆかりもありませんが。

しかし今回のフライトは色々とあった。羽田では土砂降りの雨のため、離陸間隔を空けざるを得なくなったため、結局20機以上の待ち行列。そしてようやく広島空港に着陸かと思ったら横風のせいでゴーアラウンド。2回目のアプローチも怖くなるぐらい機体が揉まれたが、何とか着陸。通路を挟んで反対側に座っていた女性は恐怖で涙目になっていた。

今回は国際会合にしては珍しくは1泊2日の弾丸トラベル(というか弾丸出張)なのだが、とにかく広島を満喫しなければならない。ということで、広島市内でリムジンバスを降りたらそのままお好み焼き屋に直行した。一度本場の広島お好み焼きが食いたいと思っていたのだ。
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実にうまい牡蠣そば玉を食した後に会場まで歩き、目的のセッションにはぎりぎり間に合った。夕食は知り合いのイスラエル人と共に過ごし、食後は腹ごなしにひとりで少々市内を散歩した。

November 6, 2009

帰国してみる。

またいつものごとくフランクフルト空港で酔っ払っております。
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会議には最後まで参加したため、ジユネーブ空港ではギリギリでチェックイン。ネクタイを外す暇もなく、飛行機に乗り込んだ。

フランクフルト空港はここのところずっと改修を続けており、勝手が判らなくなってきて困っている。また、スイスがいつの間にかシェンゲン地域に加盟したため、フランクフルトでパスポートコントロールを通過しなけれならなくなったのが面倒になった。

欧州も先々週から夏時間も解除されたため、コネクションに余裕がある(どうやらANAの便は到着時間を同じにするように出発時間を変更して夏時間を調整しているようだ)。と言うことでルフトハンザのラウンジに寄ってみたのだ。最近は不況のあおりか、ANAもボーイング747(いわゆるジャンボジェット)を飛ばさなくなってしまいボーイング777である。777好きな飛行機なのだが、エンジンがうるさい気がするのは私だけだろうか。
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October 31, 2009

ラリーを観戦してみる。

週末を挟む長期の会合の場合、1日は必ず気分転換のために遠出することにしているのだ。

今回は会合の総合議長のNさんのお誘いでヴァレーラリー(Rallye Valais)を観戦することにした。1週間ずっと飲み続けたタミフルのおかげか熱があがることもなく息子からの感染はなんとか乗り切ったようだ。ということでジュネーブから150kmぐらい離れたアルプス山中のラリーを観戦に行ったのだ。
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最初はMartignyのパルクフェルメに寄り、雰囲気を味わった後(リタイヤした車以外はすべて出払っていた)に、Sion市内のスーパーSSを観戦。そして、最後はアルプスの中腹にあるLoyeという小さな町でSS15を観た。幸運なことにSSのすぐそばに車が停められたので長距離を歩く必要もなかった。
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一応このヴァレーラリーはヨーロッパ選手権に組み入れられている国際ラリーイベントのようだが、ダウンサイジングのおかげか車の数も、観衆の数も、車の大きさもすべてにおいて小さい。車もシトロエンのC2やClioが多く、日本が誇るインプレッサやランサーは少ない(前日までにリタイヤしたという話もあるが)。とはいえ、細い道を爆音を鳴り響かせタイヤを鳴らしながら走る姿は迫力がある。手を伸ばせば届くような至近距離を走っていくのを観るのは実に興奮する。

October 26, 2009

発症を恐れてみる。

またジュネーブに来ております。
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出発の前夜、愚息(仮名)に熱があることが発覚、急遽夜診をしてもらえる市立の診療所に連れて行った。結果は恐れていたとおりA型のインフルエンザ。H1N1かどうかが肝心なわけだが、重症化しない限り検査はしないらしい。いずれにしても家族全員が感染している可能性もあるわけだが、今回の出張も外すわけには行かないから、急遽隣の内科で事情を説明してタミフルを処方してもらった。予防的に1日1錠ずつ服用すれば、ウイルスの繁殖が防げるらしい。ということで周りに迷惑をかけないように厳重にマスクをして遥々やってきたのだ。

発症を恐れながら会合に参加しているが、なんとなく調子が悪いのは、寝不足か、インフルエンザか、それともタミフルの所為か皆目見当がつかない。早く帰りたいのだ。

August 9, 2009

白川郷を訪れてみる。

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昼はスウェーデン時代にご一緒していたSさん家族と高山で合流。古い街並みをだらだら歩いたのちはご当地ラーメンである高山ラーメンを甚五郎らーめんという店で食す。
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その後は天気も悪いので上高地に行くのはあきらめ、白川郷まで足をのばして、世界遺産として登録された合掌造りの家屋を見て回った。合掌造りそのものは珍しいものではないようだが、これだけの数が保存されているということ自体が稀らしい。

ここのところ何故か世界遺産づいていて、感動がイマイチ薄いのは自分が悪いに違いないのだ。

August 8, 2009

乗鞍にでかけてみる。

早起きして4時に出たのは正解だったのだ。その後5時には中央高速下りは20kmの渋滞となっていた。
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早起きは3文の得とはよくいったもので、すべて大勢の人たちとタイミングがずれているため、松本城を眺め、普段は混雑する蕎麦屋も待つことなく座れた。10年以上前にまだ彼女というステータスであった御主人様(仮名)と来た場所だ。
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その後は乗鞍高原まで山道を移動し、その後山の中を散策した。途中で雨が降ってきたのだが、構わず強行軍。誰もいない善五郎の滝などを見た(今思えば少々無茶だったかも)。
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夜は乗鞍高原泊。白く濁った温泉でほっと一息。やっぱり日本はいいなぁ。

August 7, 2009

夜行で帰国してみる。

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帰りも行きと同じA380で到着なのだ。
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日本の田園風景もほっとするものだ。

自宅に荷物を置いてシャワーを浴び、午後から出社。夜は8月になってようやく配属された新人の歓迎会に参加した。翌日は朝が早いので深酒せず、ビールもほどほどに。

August 6, 2009

インドネシアを発ってみる。

今日も盛りだくさんなのだ。

まずはTamansariなどを訪れ、遅めの朝食はジョグジャカルタなどジャワ島中部の名物料理であるグドゥッ(Gudeg)をドライバーのAさんと一緒に食した。
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パームシュガーで甘辛く煮込んだ地鶏や卵は実に美味しい。ちなみにちょっとうっかりしていた事を白状しなければならない。本来ならば日本人とはいえ雇い主である私とドライバーが一緒に食事をするのは本当は良くない事なのかもしれない。インドネシアは階級社会であり、そのような社会に身をおいたことが無いため、きちんと理解せず食事に誘ってしまった。軽はずみな行動だったかもしれないと反省しきりである。

その後、この旅行の第二のハイライトであるプランバナン寺院(Prambanan)を訪れる。

前日のボロブドゥールとほぼ同じ時代の遺跡だそうだが、こちらはヒンドゥー教のものであるから、祭られているのは破壊と創造の神シバだったりする。今なお2006年にジョグジャカルタを襲った地震から復旧途中だそうで、ガイドによると地震前の状態に戻るには2013年を待たなければならないそうだ。もともと接着剤を一切使わずに建設されていたとのことだが、今回の復元では危険防止のために使用しているとのこと。以下は2013年以降は見られない風景だ。外壁の火山岩とは異なる色の砂岩が使われていることに注目したい。
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で、ジョグジャ空港に到着後に問題が発覚。ジャカルタまでの航空チケットが取れていなかったのだ。このままジャカルタに到着できずに19:40発シンガポール行きの飛行機に乗れなければ、大変マズいことになる。なんとか地上係員に頼み込んで出発ぎりぎりにキャンセルでリリースされた席に座って行けることになった。暑いジョグジャカルタで冷や汗をかきまくりだ。
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往路と同じようにシンガポールのチャンギ空港では成田行きに乗り継ぐ。時間が大分余ったので、空港内をぶらぶらすることができた。この巨大な空港は制限区域内はちょっとしたショッピングモールである。ここでふらふらしていたら意外な人に鉢合わせしたのだが、それはさておき。
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聞くところによるとソウルのインチョン空港も「遊べる」空港だそうだ。成田もこれぐらいの割り切りは見習っても良いかもしれない。

August 5, 2009

ボロブドゥールを訪れてみる。

特に世界遺産フリークというわけではないのだが、「世界遺産」などと言われると見に行きたくなってしまうのだ。インドネシアのジャワ島に来る機会もそうそうないだろうし。

ということで、朝7時発の汽車に乗って、バンドゥン(Bandung)からジョグジャカルタ(Yogyakarta)まで一人旅で移動した。この二つの都市は400km程度の距離らしいのだが、新幹線のような夢の超特急が走っているわけでもなく、余裕で7時間半かかる道のりだ。今回は安全性の高いEksekutiv(良く読むとまんま英語の"Executive"ですな)クラスで移動。といっても日本円にして2,000円弱。ちなみに周りは欧州人だらけでした(まさかこんなところでフランス人に囲まれるとは思わなかった)。まさしく「世界の車窓から」のようにインドネシアの山岳風景、田園風景を満喫できた。食堂車で強面の現地人たちに囲まれて食べたミーゴレンとコピ(コーヒー)は実にうまかった(計17,000ルピア=約170円)。計算を間違えられたが、ウェイトレスのお姉さんに言うとすぐに返金してもらえた。
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結局電車はちょっと遅れ14:30ごろに到着。今回のジョグジャカルタ滞在は全然時間がないため、時間を金で買うような移動をすることにした。つまり一人でcar rental(当然運転手付)。宿に荷物を置いて、そのまま駅からホテルまで送ってくれた車に乗ってボロブドゥールBorobudur)に一直線。
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閉園直前だったためか意外に人出は少なく、満喫することができた。夕焼けを浴びた遺跡は実に神秘的である。ちなみにガイドブックには早朝に訪れることを盛んに薦めていたが、閉園直前も意外に狙いどきなのかもしれない。

足早にムンドゥッ(Candi Mendut)寺院を見た後は、夕食はホテルの近くのレストラン(Pecel Solo)で一人飯。メニューはインドネシア語で店員もほとんど英語を話せなかったため、オーダーするのに難儀したが、実物を見せて取り分けてくれたので(大皿料理屋方式の店だった)、好きなものを食べられた。後で調べた感じだと、Nasi Gurih(ココナツライス)に付け合せ(おかず)がTerik Daging(牛肉の甘辛煮)、Serundeng Kelapa(ココナツの果肉の甘辛煮)、Terong Balanda(ナスの漬物?)ということらしい。味は良い。なかなかインドネシア料理も奥が深く、はまりそうである。ここでもBintang(ビール)を飲んだ。52,330ルピア(=約500円)であった。インドネシアは基本的にイスラム教の国であるため、メニューにはビールが載っていないことが多いようだが、頼むときちんと出てくるのが面白い。

August 4, 2009

バンドゥングに滞在してみる。

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バンドゥングはジャカルタに比べると静かな都市のようだが、なかなかどうして活気のある街であった。高原にあるためか、涼しくて実に過ごしやすい。
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アジアの典型的な移動手段であるバイクはここでも健在。信号待ちしているとみるみるうちにこんなに集まってきた。ちなみに全員無関係な様子。日本と同じように皆きちんとヘルメットをかぶっているあたり、他国に比べればマシなのかもしれないが。
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夜はインドネシア料理に舌鼓。BintangビールはHeinekenのOEMだったとか。なかなか美味しい。

August 3, 2009

インドネシアに飛んでみる。

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あこがれのA380なのだ。総2階建てで、しかもエコロジーな飛行機。シンガポール空港経由でジャカルタに飛ぶのだが、初めてシンガポール航空で行ってみることにした。これだけ出張が多くなると、だんだん飛行機ヲタクにならざるを得ないのだが、新しい機材を積極的に導入する航空会社はやはり憧れである。巨大な翼のおかげか(根元に座っていると窓の外の風景は翼しか見えない)、乗り心地はよく、エンジン音もきわめて静かだ。着陸時の逆噴射は普通のエアコン並みの音しかしないのにはびっくりした。しかもシンガポール航空は客室乗務員のユニフォームがすばらしい。久々に高校時代と同じドキドキ感を味わうことができた。

と、親父トークはこれぐらいにして。ジャカルタといえば自爆テロが記憶に新しいが、今回はもうちょっと奥地のバンドゥン(Bandung)である。ジャカルタからバンドゥンまではハイヤーで移動なのだが、やはり典型的なアジアの運転で、かなり怖い。スピード、車間、トラックのスピード、左からの追い越し(インドネシアは日本と同じ左側通行)、どれもとってもスリリング。自爆テロよりもよっぽど交通事故の方が確立が高そうである。

結局ホテルにたどり着いたのは現地時間23:00。かかった時間はジュネーブとほとんど変わりがない。疲れました。

August 1, 2009

沖縄から帰還してみる。


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まずは玉陵(たまうどぅん)を訪れる。首里城はかなりの人出があったが、ここでは帰るまでに遭遇した観光客は一組だけ。意外に地味な世界遺産の一部である。
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国際通り脇の「ゆうなんぎい」で昼食。朝飯を抜いたので、おなかがぺこぺこだ。沖縄料理を好きな順に頼んでいたら結構大量になってしまったのだ(写真は左からゴーヤチャンプル、ソーキ、ミミガー、島ラッキョウ)。その後のんびりと空港までゆいレールで移動したが飛行機は機材の到着が遅れたとのことで30分以上の遅延で羽田空港に到着。で東京に戻ってからは、仕事仲間のEさんとSさんで神泉近くのワイン専門店で会食、と盛りだくさんな一日だったのだ。
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July 30, 2009

沖縄に来てみる。

沖縄に来ているのだ。某国立R大学で講義することをF先生から招待され、喜び勇んでお引き受けさせて頂いた。このハシタナイといっても過言でない南の島への憧れ、どうにかならないものか。

5時起きで8時前の羽田発の飛行機に搭乗。前日は2時の就寝だったから、睡眠時間3時間である。めったに国内線に乗らないため、勝手が分からない。国際線のほうが一般的に厳しいということぐらいしか分かっていないため、保安チェックではノートPCも液体物も鞄から出してX線を通したのだ。実際に登場してみると夏休みを南国で過ごす家族連れ、手をつないだまま離さないカポー(couple)など、実に腹立たしい限りだが、実は講義は1時間半だけであるから残りの時間は沖縄を満喫することに全力を尽くすつもりである。
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飛行機からみた辺戸岬。

着陸後にドアオープンと同時にむっとする熱気が流れ込んできた。往路の747-400の19Aというところは実はドアの前であるから、いの一番で降機。するとF先生が出迎えてくださり、エアコンのがんがんに効いたBMW X3(これもカッコいい車だ)で移動開始。お昼は沖縄そば屋でソーキ定食をご馳走になる。ソーキは沖縄風スペアリブだが、これが実に美味しい。

講義は午後1時からで、時間通りに終了。
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後はF先生に我侭を言って「美ら海水族館」まで運転して頂き、ギネス級の水槽「黒潮の海」を堪能。
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ちなみに、この水槽は上から見ることもでき、その巨大さを実感することができる。巨大なジンベイザメが足の真下を通過するのを見るのもよい。

夕食は東シナ海に沈む夕日を見ながらBusena Terraceという高級リゾートホテルのバッフェで食事した(もちろん自腹です)。
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後で地図を見て気づいたのだが、美ら海水族館まで那覇から100km近くある。何とも本当に我侭な奴である。F先生本当にありがとうございました。

July 25, 2009

ガンダムをみる。

すごいすごいすごいすごいのだ。

今年も「ウクレレ合宿」と称したバーベキュー大会でお台場潮風公園に来ている。潮風公園といったらガンダムである。モロにガンダムストライクな世代としては1/1スケールのガンダムを見ないわけには行かない。定期的に霧を噴射し、頭がいろいろな方向を向くというパフォーマンスもあり、周りは出店だらけで一端の観光名所となっている。普段はこの手のイベントは冷めた目で見ていることの多い私であるが、愚息(仮名)と一緒に限定のガンプラ(会場限定HG RX-78-2ガンダム)も購入し(ひとつずつ)大満足。
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しかし、このガンダムを見て思い出したものがある。昨年スウェーデンから来日したK教授と一緒に見に行った鎌倉の大仏である。大きい像を四方八方から眺め、その大きさに驚嘆し、写真を撮る。やっている行為はまったく同じである。鎌倉の大仏の建立の由来は不明だそうだが、奈良の大仏は社会不安を取り除くことを祈って建てられたという。今回のガンダムも「東京都が緑あふれる都市再生と魅力あふれるまちづくり目指す」ということで、口実をつけて大きな像を立てるという意味では似たようなものだ。しかしこのスケール感、一見の価値ありだ。

汗まみれのバーベキュー大会の後は大江戸温泉夢物語で汗を流すと同時に足マッサージでリラックス。極楽極楽。

July 10, 2009

ようやく帰国してみる。

週末にジュネーブに移動、その後はいつもどおり朝から晩まで忙しい1週間。木曜の夜にはその忙しさからも開放され、金曜日は比較的心安静にいられた。待ちに待った帰国日である。
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ジュネーブからフランクフルトまでの飛行機はいつもどおり遅れて出発した。フランクフルト空港での乗り継ぎは1時間弱であるから、これまたいつもどおり護衛されて成田までのレグ便に載せられるのだろうなと予想していたが、いつの間にかLufthanzaのターミナルが変わっていて移動距離が増えたためか護送も専用バスに載せられてである。こんな扱いもとっとと帰国するために乗り継ぎの極端に短い便を選んでいるからであるから自業自得。それよりもこんなに手厚く扱ってくれることに感謝である。

July 3, 2009

モンパルナスの街中でネット接続してみる。

ホテルに篭って仕事をしていても、昼過ぎには部屋の清掃にやってくるため部屋を空けておいたほうがよいのだ。ということで昼前から宿を取っているMontparnasseの周りをぶらぶらしてみることにした。ここ数日は本当に暑かったが、今日はそこそこの気温で過ごしやすい(でも暑いが)。

結局はモンパルナス(Montparnasse)のスターバックス(Starbucks)に入って仕事をしているのだが、このチェーンはメニューがどこに言っても同じであること、そして必ずWiFiがあるということで愛用している。注文ついでに、WiFiは?と店員に訊くと「うちのWiFiうまく繋がらないんだけど、となりのカフェのアクセスポイントなら大丈夫。IDとパスワードは…」などと言って教えてもらえた。言われたとおりにすると問題なくつながって快適そのものなのだが…天下のスタバがそれで良いのか?

その後はエッフェル塔までモンパルナスからぶらぶらと川に向けて坂を下った。昼になるとやはり暑いが、日陰を選んで歩けば問題ない。近づいてみるとエッフェル塔の下にはものすごい数の人達であふれ、皆エレベーターを待っている様子。登るのは諦めた。

西柱から見上げたエッフェル塔ですが、クリックすると大きな画像が見られます。
DMC-LX3は明るいレンズを採用しているのが身上であるが、絞ると等倍でも鑑賞に堪えられるはっきりとした画像になる。広角側が24mmと広いので、広角フェチとしてはかなり満足である。

July 1, 2009

昼食をとりにパリをぶらぶらしてみる。

今回の出張では2つの会合の間に3営業日あいてしまった。日本に帰るには短すぎるし、つぶすにしても中途半端な時間である。幸いにもパリ在住の実妹がいるため、何だかんだ言って便利ではあるのだが。だが彼女も平日は仕事をしているし、自分も次会合までに済ませなければならない仕事があるため、WiFiが使えるホテルに篭って仕事をする羽目となる。今日は昼飯は妹の職場の近くのレバノン料理屋で一緒に食事をすることとなった。

写真は我が家のゴルフVと同じブルーグラファイトパールエフェクト(Blue Graphite Pearl Effect)の車を見かけたので写真を撮ってみた。フランスにしては珍しく洗車してあるし、昼下がりの直射日光が当たって、その塗装色らしい良い色が出ている。P1000194s.jpg
実は日本ではゴルフVIにこの色の設定のないようなのだが、こちらでは見かけることができた(がなぜかピンボケ写真なので掲載しません)。

ちなみに小さな豆知識。この写真の背景に「ひとし」などという日本料理屋が写っているが、この手の安易な名前の日本食屋は大抵日本人の経営ではなく、韓国人、中国人やフィリピン人であることがほとんどである。この店の場合、炭火焼肉と書いてあるから、韓国人の経営であろう。パリで正統派日本食が食べたいのであれば、Le Comité d'Evaluation de la Cuisine Japonaiseを参考に。って私は和食は基本的に日本でしか食べませんが。

June 30, 2009

パリに帰還してみる。

会合も滞りなく無事に終了し、Brestまでの行程にも問題があるはずもなく、夜8:50の便でパリに帰還。
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どうやらBrest空港は改築されてわずか1年半で新しく、エイをかたどっているようだ。個人的には「無駄に新しい」といった感想ではあるのだが。

1時間程度のフライトの後にOrly空港でMontparnasse行きのバスを待っていたのだが、10:00pm過ぎてもバスが走っているのはかなり嬉しい。「さすが大都会だ」と言いたくなる(ブルターニュは本当に田舎です)。って東京では当たり前の話だが、外国となるとそうも中々行かないのが常識なのだ。

June 29, 2009

ブルターニュ地方を走ってみる。

パリで一泊した後は、「会合その1」に出席するためにブルターニュ地方に移動。Orly空港からBrestまで飛び、そこからレンタカーで1時間ほど走る。今回の出張前半は一人旅なので、前回の欧州出張時に買っておいたTomTomの出番である。
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パリのDARTYのお兄さんには「CPUが遅いからお勧めできない」などといわれた代物(TomTom ONE)であるが、一応西欧州の地図がすべて入る。OSはLinuxカーネルベースで、地図はダウンロードで交換できるから、北アメリカの出張時にも使える(版権の所為か日本の地図はない)。安いと思って侮っていたが、現在地検出も正確だしところによっては制限速度も入力されているので速度オーバーがすぐにわかって非常に便利だ。指示音声も十分大きく、サイズは逆に小さいため持ち運びにはとても便利。これは良い買い物をした。

会合後はビーチの見えるクレプリーでガレットとクレープを食べた。

クリックするとより大きなサイズのブルターニュの夕暮れが見られます。

June 28, 2009

ビジネスクラスで出張してみる。

「次の」出張となどといっておきながら、早速出張でフランスに来ているのだ。

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写真は成田で隣のゲートに留まっていたタイ国際航空Star Alliance塗装のボーイング747。

今回はなんとANAのお計らいにより無償アップグレードでビジネスクラス。前回乗ったときはうれしくてうれしくて寝られなかったが、疲れが溜まっていた所為か今回はぐっすりと寝られた。あまり面白そうな映画をやっていなかったのも理由だが。

ということで入国後はパリで普通に活動できた。エコノミークラスとは疲労感が全然違う。改めて上級クラスの凄さを実感。

May 9, 2009

野川公園に出かけてみる。

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都内からちょっとというところにこんな自然たっぷりの公園がある。ゴールデンウィーク後半は会社で夜中まで仕事をしていたので、ほとんどどこにも連れて行ってあげなかった家族へのせめてもの罪滅ぼしに、自転車で野川公園を訪れてみた。川をすーとシマヘビが泳いでいたり、ザリガニだけでなくヌマエビやテナガエビがワンサカ生息しているようだ。子供たちは芝生を走り回ったり、ザリガニ釣りをしたりとなかなか楽しそうだったのだ。

May 3, 2009

両国に出かけてみる。

ゴールデンウィークと言えども締め切りが近いので本当は遊んでいる場合ではないのだが、家族で両国に出かけたのだ。目的は「両国ふれあい祭り」に行くこと。普段は都下に生息している我が家であるが、たまには遠出をしてみる(もちろん激込みの高速道路は避けて)。

両国国技館や江戸東京博物館の周り出店が出て、ユルめの雰囲気のお祭りであったが、十分楽しめた。午後になると娘も疲れてきたようなので、御主人様(仮名)と一緒に先に帰ってもらい、愚息(仮名)と江戸東京博物館を見学。分量・内容ともに濃く、これはかなり楽しめた。
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写真は1900年代初頭の銀座を再現した模型。

ちなみに両国駅近くの昔新入社員だった頃に研修で通ったビルは跡形もなく、立派な高層ビルになっていたのにはびっくりした。時の流れるのはなんとも早いことよ。

April 22, 2009

母校で話してみる。

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ちょっと頼まれて特別講義と称して母校で仕事の話などをすることになったのだ。キャンパスは新入生で溢れかえり、少々野暮ったい高校生の延長線上の格好した1年生と思しき女の子もたくさんいて実に良い目の保養になった(おじさんなコメントで申し訳ありません)。私の時代もそうだったが、この子達も夏休みを過ぎると蝶のように更に変化してしまうのだろうなぁ。

そんなどうでも良い脱線話はともかく、今回の特別講義、当然ながら会社からの出張扱いで(交通費は会社に請求できる)、謝礼金など何もない。まぁ資料は勤務時間中に書いても良いのであまり文句は言えないのだが(といっても平日は時間が取れないので結局週末自宅で作成する羽目に)、まぁ本来の業務ではないし中々90分ひとコマ分もしゃべり続けるなど大変な作業である。結局用意したスライドは50枚ぐらいだったが一生懸命しゃべって80分ぎりぎりだったのだ。意外に学生さんからはたくさんの質問があったので質疑応答も含めて5分オーバー。疲れました。

というより学生さんたちのためになったのかしら。

などという心配は0.5秒で消えうせ、隠居したのにわざわざこれだけのためにネクタイを締めて聴きに来てくださったH先生と自由が丘でさしつさされつ焼き鳥をつまんだのだ。

February 1, 2009

ホテルにひきこもってみる。

ジュネーブは昨晩から雪が降っていたようだ。レンタカーを昨日中に返却しておいて本当に良かった。冬タイヤを履き、チェーンが積んであったが、やはり慣れぬ道を悪いコンディションで走るのは危険すぎる。
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で、遊んだ日の翌日は仕事の日である。

外出するのは面倒くさいのでホテルにひきこもって仕事をすることにした。朝食をたくさん食べ、昼は抜き。Do not disturbを下げておいて掃除も拒否した。夜になって腹も減ってきたのでダウンタウンでケバブを食し、寝る。極めて不健康でつまらない日を過ごしたが仕事が捗ったのはせめてもの救いか。

January 31, 2009

オルタ湖の世界遺産を訪れてみる。

へろへろの状態でついた宿は、2001年にミラノに来たときに泊まったのと同じであることが判明。こんな偶然もあるものなのだ。
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Uさんが購入したばかりのBMW330で向かった先は、オルタ湖である。北イタリアにある小さなサン・ジュリオ島が浮かぶ湖だ。サン・ジュリオ島には修道院があり、聖ジュリオが奉られている。なんと、ちょうどその日は聖ジュリオ霊名日であったようで、ミサに参加するために教会一杯の人達が集まっていた。こんな偶然もあるものなのだ。

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ミラノに戻り、レンタカーでジュネーブに帰る。やはりかなり遠くてへろへろになってしまったのだ(写真はレンタカーではなく底抜けにカッコいいBMW330です)。

January 30, 2009

霧の北イタリアを疾走してみる。

ジュネーブでの会合が2週間の場合、必ず週末は1日は遠出をして気分転換をすることにしている。

今回はせっかくの良い機会なので、ミラノ在住の知人Uさんとその奥様を訪れることにしたのだ。ジュネーブからの距離300km以上である。会合でくたくたになった体に鞭打って、ミラノに向けてレンタカーで霧の中を疾走したのだ。「ジュネーブとミラノの距離が300kmぐらい」というと簡単に聞こえるが、実は間にそびえるはアルプス(本物)の山々。

世界有数のスキーリゾートであるシャモニーを抜け、をかの有名なモンブラン(Mont Blanc)の下を通るモンブラントンネルを走る。よく報じられるようにトンネル内の事故が多いためか、最低速度50km/h、最高速度70km/h、車間は150mと厳密に決まっている。車間距離を見るために150m置きに青いライトが配置され、速度も守らないとすぐに電光掲示板に注意が表示される(あまりオーバーするとオービスが光るようだ)。日本でも関越トンネルなどの長大なトンネルはこのような規制をするべきであろう。しかし通行料が34ユーロって高くないか?
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January 27, 2009

ジュネーブに到着してみる。

欧州の冬は雲が多く、なかなか朝日が拝めないことが多い気がする。
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今朝は雲間から太陽がのぞいているのだ。

November 15, 2008

鎌倉を訪れてみる。

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スウェーデンでお世話になったK教授が来日したので、鎌倉に連れ出したのだ。ホテルから最寄り駅の品川から横須賀線に乗ったのだが、乗りなれていないので(京急には良く乗るのだが)、鎌倉に行きそうな雰囲気を漂わせた外国人を尾行した。案の定尾行がバレて不振がられてまかれたのだが。

鎌倉駅からぶらぶらと鶴岡八幡宮に向けてみたらし団子をほおばりながら仲見世を抜け詣でた。ちょうど境内の舞殿では、挙式が行われており、日本の伝統的な結婚式を見てもらうには良い機会であった。

駅の南側の自転車屋でMTBをレンタルし、江ノ島まで走って釜揚げしらす丼を食した。その後は長谷寺の後に、高徳院で大仏を見るという超定番ルートをたどった。K先生は渋滞の車をよそ目に自転車ですいすいと移動できたのにはご満悦だったようで、雨が降っているにもかかわらず楽しそうであった。結局あっという間に日が暮れたので駅前でアイスを食して東京に戻ることにした。

いずれにしても久々に先生とたくさん喋ることができて楽しかった。再来年はまた日本で学会があるようなので、そのときには三佛寺の投込堂でも見に行ってみたい。ってちょっと遠いか。

October 26, 2008

山中湖に遠出してみる。

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毎年恒例の社員旅行で山中湖に来ております。

こちらに来るといつも寄っている蕎麦屋での一枚。家族を家において久々に羽を伸ばしているのだ。

October 23, 2008

ANAのプラチナ会員になってみる。

今年は出張で何かと飛行機に乗る機会があったのだが,とうとう以下のような郵便物がやってきた.
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ANAの事前プラチナサービスである.1月から12月までの間に50,000プラチナポイントを貯めることができれば翌年度はプラチナ会員としてサービスを受けることができるのだが,次年度になるまでは特別に受けられる.実は,昨年はブロンズ程度のポイントしか貯まらなかったのだが,今年は通常の会合のほかに国際会議が2回あったおかげで50,000ポイントまで貯まった.

このサービス,無料アップグレード特典があるのだが,我が社が頼む旅行代理店が発券してくれるチケットは経費削減のためいつも最安値の割引チケットばかりなので,アップグレード対象にならず大体がっかりさせられている.でも個人的に最も嬉しいのはStar Allianceゴールドメンバーとして扱ってもらえることだ.昨年はブロンズ会員の条件(30,000プラチナポイント)には到達していたため,Star Allianceのシルバーメンバーでもあったのだが,これが何にもメリットがない状況であった(強いて言えば,所望の便の予約がいっぱいでもちょっと待っていればチケットが必ず落ちてくることぐらいか).

しかし,ゴールドは違う(らしい).まず,優先カウンターでチェックインが可能となる.エコノミー用のカウンターが混んでいるときに,長い行列を尻目にビジネスクラスやファーストクラスのカウンターでチェックインできるのはものすごいメリットだ.特に金曜の夕方のジュネーブ空港は週末を自宅で過ごすために移動する人たちでごった返すため,エコノミーカウンターは長蛇の列である(登山シーズン,スキーシーズンになるとそれがもっとひどくなる).

その他に,エコノミークラスのチケットであってもラウンジが使えるようになる.会合が早く終わってやることがないときにラウンジでゆっくりできるのは良い.ラウンジ内では無線LANも無料だし,大概飲み物も自由に飲めるから,時間つぶしのための出費を抑えることもできる.

次回の出張が少々楽しみになってきたのだ.

October 13, 2008

遊園地に遊びに行ってみる。

遊園地というと大概遠方にあったり、長時間行列に並ぶことを覚悟しなければならなかったりで、金はなくとも時間だけは無尽蔵にあった学生時代ならいざ知らず、なかなか足の向かない場所である。ところが、最近気づいたのは、西武遊園地が意外と近いということ。実は自宅から会社までの距離とあまり変わらない。つまり、自転車で行くのはさほど面倒ではないということだ。

ということで、家族で本当に自転車で行ってみた。日曜にもかかわらずさほど混んでいないし、入場料も乗り放題で3000円程度。乗り物も未就学児を抱えた家族連れには十分な取り揃えだ。意外と楽しめたのだ。
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しかしずいぶんと空が高くなってきた。日本もいよいよ秋本番だ。

October 8, 2008

Apple Storeを発見してみる。

先日訪れたジュネーブ。9/27の土曜日にfnacを目指して旧市街をぶらぶらしていたらアップルストアが開店しているのを発見した。
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どうやらその二日前にオープンしたてのほやほや、しかもスイス国内初のアップルストアだったらしい。無機質な金属製の外装を特徴とするアップルストアだが、ここは旧市街の目抜き通りであるせいか周りに溶け込めるようにファサードを木製にしてある。ジュネーブにはよく来るし、大抵週末にはぶらぶらするぐらいの時間はできるから、渋谷や銀座のアップルストアより頻繁に訪れそうな予感がする。物価が高いので中々購入には至らないかもしれないが。

しかし今回は帰国後の時差ぼけが全然直らなくて困っているのだ。年でしょうか…。

October 4, 2008

秋深まるジュネーブを発ってみる。

一月前の時は結構暑かったのだが、今回のジュネーブは最低気温5℃などという完全な秋の装いである。鞄に入れておいた半袖や短パンは結局一切使うことなく帰国することになる。というかあまりにも寒いのでH&Mで緊急にセーターを購入してしまったぐらいだ。30CHFなんて見た目OKなありがたい値段で購入できるので、やはりこういうときはH&Mは重宝する(ちなみに安いだけあって帰国時にはよれよれになってしまった)。
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街も秋の色が深まり、街路樹も東側は緑が残っているものの、西側の葉はご覧のとおり紅葉している。今回の出張の会期中は、朝から晩までご飯を食べる暇さえないぐらい本当に忙しかったが、ようやく今年の海外出張も〆。いつもどおりの金曜日の晩にフランクフルトを発つ飛行機で帰国できるかと思うとほっとするのだ。

September 29, 2008

氷河を眺めてみる.

ジュネーブ空港でレンタカーをしてスイスアルプスをドライブしたのだ.

今回の目的は欧州内でも有数の規模を誇るアレッチ氷河(Le glacier d'Aletsch)を見にいくこと.U字に削られた谷の断崖絶壁が結構好みなのだが,今回はそれを作った氷河そのものが見たい.ちなみに麓にあるスキー場のロープウェイを利用すれば,簡単に見にいくことができる.ちなみに,このエリアは2001年にユネスコ世界遺産として登録されたようだ.

今回は遠回りになってしまうがジュネーブからレマン湖の北側を走って,Aigle⇒Spiez⇒Interlakenを経由して峠を越え,ローヌ川沿いに走ってからFieschからロープウェイで登るというルート.借りた車はフォードフィエスタで,小さめの車体だがマニュアルトランスミッションでびゅんびゅん走るため楽しい.昼食はInterlakenで何故かインドカレーを食べた(もうスイス料理は飽きた).

Aletsch氷河到着は午後4時ごろになってしまった.そうなると心配なのが時間だ.最終の戻りのロープウェイの時間は5時ということなので,本当にぎりぎりである(もし乗り遅れたら下山は絶望的).ロープウェイはダウンヒルマウンテンバイカーと相乗りだった.これを降りたあとはEggishornまでガレた尾根沿いの道を歩いていけば,以下のような絶景が見られる(思わず大きな画像を載せてしまいました).
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このときほど広角レンズを持ってこなかったことを後悔したことはない.「男は黙って単焦点」などと意味不明に強がってみても悔しいものは悔しい.またトレッキングをしに再訪したいと心に誓いつつ後にした.

この日の総距離520km.充実した休日だった.明日からまたがんばるのだ.

September 26, 2008

「おかあさんといっしょ」を見てみる.

水曜日からまたジュネーブに来ております.今年はもうこの街に来るのも最後だ(と言っても来年1月にはまた戻ってくるのだが).
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定宿ではNHK国際放送を見ることができるので,部屋でくつろいでいる時は良く見ている.というか,くつろいでいなくても良く見ている.というか,もう宿をでて会議場まで急いで行かなければならないという時まで見ている.ということで遅刻寸前での今日の発見:「おかあさんといっしょ」が日本と同じ時間帯(8:30AM)で開始すること.

思わずテレビを撮影してしまったが,「そんなことしている暇があったら早くホテルを出ろ」というご指摘は謹んでお受けいたします.

September 4, 2008

都心へ出張してみる。

昨日は初台、本日は御成門に出張。結局調整は長引き、8時近くまでかかってしまった。とほほ。

というのはさておき、帰国してから全然時差ぼけを直す暇もなく今週はなぜだか都心づいている。スイスの田舎町を眺めた翌週の都心は、非常に刺激的だ。一見洗練されたメトロポリスのように見えるが、やはりどこかしらアジア風味が抜けきれないという意外性が面白い。この「アジア風味」、住んでいると慣れてしまって中々感じ取ることができないのだが、帰国直後だけ味わうことができる。自分の家の「匂い」のようなものか。

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夏の東京タワーはメタルハライドランプによる白いイメージ。9月いっぱいはこのクールな彩りで、それ以降はナトリウムランプによるオレンジ色のライトだそうだ。夜でも空が明るいのも大都市の特徴なのだ。

September 2, 2008

世界時計を愛用してみる.

一昨年から数多くの海外出張を経験する羽目になって(といっても本当に多く行く人達に比べればたいしたことないだろうが),その重要さを痛感するのが,時計なのだ.

目覚まし時計としてはセイコーの電波時計SQ648Sを愛用している.
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まず,表示も大きくバックライトもあるため暗いところでも時刻を間違えない(時差で寝ぼけ易くなっている時に暗くても時刻が見やすいのは極めて重要).そして何より助かるのがどこでも世界中の電波を拾ってくれること.日本・米国(ラスベガス)・欧州(ジュネーブ・ローザンヌ)では,スーツケースから取り出して電池を入れてから直ぐに電波を拾って時刻あわせをしてくれた.もちろん夏時間(DST=Daylight Saving Time)にも対応している(夏時間の概念がない我々日本人には混乱の元になりやすい).

一方,腕時計として愛用しているのは,父親から数年前に譲ってもらったセイコーのSpirit World Time (6M15).現在発売されている腕時計はソーラー充電だったり世界中の電波に対応しているものも多いので,単純なクォーツの時計は古臭いのかもしれないが,私はそれでも必要にして充分.というのも私にとっては到着してから時刻が判るよりは,移動中に移動先の時刻に合わせておいて頭で時差を理解しておきたいからだ.竜頭を回して違う時間帯に合わせた直後に短針のみが逆方向に回っていくのを見るのはなかなか新鮮な風景である.当然夏時間も表示することが可能だし,都市の時刻にあわせて日付も変えてくれる(意外に重要).そしてありがたいのが,うるう年を含めた修正不要のカレンダー機能を搭載していることだ.つまり,日付を調整する必要が一切ない(2099年までらしいが,そこまで長生きすることもないだろう).

もっともイマドキの携帯電話も時間を電波から自動時刻補正を行うから,そんな時計に拘るのは古臭いオジサンだけかもしれないのだ.

August 31, 2008

パリ経由で帰国してみる。

スイス滞在最終日。寝坊をしたので、朝食をスターバックスでとり、お土産を買いにH&MMANORをぶらぶらとしたのだ。今回、H&Mの商品タグの説明に日本語が追加されていたのに初めて気づいた。おそらく9月に開始する日本展開の準備は万端ということなのだろう。

今回はいつもと異なりパリ(CDG)経由で帰る旅程で、パリまでの足はエールフランス。実はジュネーブ国際空港はスイスとフランスの国境に位置するため、建物内にある国境を越えてエールフランスのカウンターでチェックインすると、パリまでは国内線扱いで飛ぶことになる。ぐいぐいと高度を上げている途中、(シートベルトサインが消えるのを見計らって)モンブランを撮影。ジュネーブからはなかなか見られないから貴重である。

クリックすると大きくなります。

ところがパリ空港から日本に向けた飛行機の離陸前に問題が発生した。

ドアクローズ直前に一人のアジア人の学生風の男(聞いた範囲ではフランス語・英語しか喋っていなかったので国籍不明)が搭乗してきたのだが、自分の席が通路側ではないといって騒いでいたようだ。一時は収まったかの様に見えたが、長いタキシングの後に(CDGはゲートから滑走路まで延々走る)していざ滑走路に入る直前になって、機長から「急病人がでましたのでゲートに引き返します」とのアナウンスがあった。客室乗務員が通路を往復もしているので後方を見ると、正に件の男が「急病人」。飛行機がゲートに着くと車椅子に乗って降機していった。「この人の荷物も降ろさなければならないだろうから時間かかるだろうな」と考えていたら「滑走路までの往復で成田までの燃料が足りなくなりましたので給油します。約20分かかります。」と機長から再度アナウンスが入った。結局2時間ほど遅れての出発となった。ちなみにこのような事態を業界用語では「ゲートターンバック」(GTB)と呼ぶらしい。

彼が本当に急病人だったのであれば同情するが、我侭を解決できなくて結果的に乗務員・機長(ひいては航空会社)がそのように扱うことにしたのだとすれば、本当にいい迷惑である(あくまでも真相は判らないのが)。観光客が多く乗るパリ線はいつも満席だが、ことさら夏休み最後の週末であるため予想通り満席である。こうなったら座席を変更することなど無理に決まっている。ちなみに私自身も真ん中の席が嫌なので、長いフライトの場合はいつも航空券を予約する時点で通路側の席をリクエストすることにしている(ドアサイドやバルクヘッドまでの希望は出さないが)。逆に短いフライトの場合は窓側だ。あまり飛行機も高度を上げないし、外の景色を楽しむにはもってこいだからだ。

ちなみに、機内サービスのパーソナルAVも調子が悪くて何も映画を見ることができなかった。踏んだりけったりである。いや、3週間後にまたスイスに出張なので、楽しみが次回の機会に伸びたのだと、前向きに考えることにするのだ。

August 30, 2008

ジュネーブに移動してみる.

学会もあらかた終わったので,ジュネーブに移動.ここで一泊して翌日に飛行機で飛ぶという予定なのだ.ここは頻繁に訪れる機会があり,勝手知りたる馴染みの街.今回はいつもとは違う駅前のホテルを取っていたので,ちょっとした気分転換にはなった.真夏にこの街に来るのも初めてだったし.
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などと言いつつ,いつものイギリスパブ(Pickwick)でビールを飲み,その後いつもの店でケバブを頬張るという普段と変わらない生活をおくっていたりするのだ.今回はドイツ在住のインドネシア人のPさんと一緒.また3週間後にまた来なければいけないと思うと気が重い.

August 29, 2008

ローザンヌをぶらぶらしてみる.

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といっても,宿から学会の会場までの往復ぐらいしか街を見る機会はない.御主人様(仮名)と将来くる可能性が非常に高いため,うっかり観光などするわけにもいかないし.

レマン湖に注ぐ河口に位置するジュネーブと異なり,ローザンヌはレマン湖から北側の山の上方に伸びる形の街であるため,坂が多い.そして高台を結ぶような形で,橋がいたるところに架かっている(橋の下は川ではなく普通の街).なるほど谷を越えるといちいち上ったり下がったりしなければいけないので,橋が架かっていれば多少楽ができる.ちなみに,この写真も橋の上から撮影しています.

August 26, 2008

スイスのブドウ畑を走ってみる.

学会の一日目はチュートリアルのみなのだ.

午後の予定はなかったので,同じ学会に来ていた知り合い(カナダ在住のチェコ人)と遠出をすることにした.ローザンヌ(Lausanne)の市内に自転車をタダで貸してくれるところがあり(スイスで無料というのは珍しい!),レマン湖の北側にあるワイン用のブドウ畑を走った.スイスのワインは世界的にも味が良いことで知られているらしいのだが,残念ながら輸出しないためほとんどスイス国外で手に入れることはできない.湖の北側ということは,南向きの日当たりがよいところであり,品質の良いブドウが育つらしい.
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とはいえ,段々畑を上って行くわけで,時には急坂をぜいぜいはぁはぁと言いながら上るため,非常に疲れる行程であった(途中足がつった).しかしこの界隈は自転車乗りが多い.ツール・ド・フランスのようにヘルメット・ジャージ・レーシングパンツに身を包んだ人たちとたくさんすれ違った.長い上り坂の途中で休んでいたら,後ろから登ってきたソロの人に「がんばって」(Bon courage)と声をかけられたりして.

結局ヴヴェイ(Vevey)の湖畔でビールを飲み,駅前で自転車を乗り捨てて(乗り捨てると10CHFかかる),電車でローザンヌまで戻った.20km程度であったが,非常に充実した小旅行だったのだ.今度機会があればモントルー(Montreux)まで行ってみたいものだ.


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August 24, 2008

フランクフルトで時間をつぶしてみる.

また出張なのでローザンヌに向けて移動中.ローザンヌはジュネーブと同じようにレマン湖のほとりの小さな町.残念ながらまた物価の高いスイスである.しかもまたフランス語圏だ.英語圏ならば不自由しないが,フランス語はどうしても慣れない(いい加減慣れろという話もあるが).

日本から12時間のフライトの次はフランクフルトからジュネーブへの1時間.そして仕上げはジュネーブからローザンヌへの鉄道の旅と,自宅からの移動は合計20時間に及ぶ予定.いつもより旅程は長いため,今回は無事ホテルにたどり着くかどうかあまり自信がない.フランクフルト空港の2階のいつものカウンターでヴァイスビールを頼んで酔っ払っているのだ(自信がないなら素面で行けという話しもあるが).

しかし,たった今気づいたのだが,フランス語の辞書を持ってくるのを忘れてしまった.ローザンヌはジュネーブとは異なり国際的な街ではないので,意識の疎通ができなくて立ち往生する予感.とほほ.
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July 29, 2008

石垣島から帰宅してみる。

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28日に乗る予定だった石垣島-沖縄便が欠航。今日の便に変更を依頼して延泊することに。まったくもって踏んだりけったりだった。

といっている割には八重山地方の料理に舌鼓を打ち泡盛を呑んで意外に充実した休暇を過ごしていたりして。

July 27, 2008

風の吹きすさぶ川平湾を訪れてみる。

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思いっきり台風8号が石垣島の南を西北西に移動中。離島への観光プランも船が欠航してキャンセル。することがないのでレンタカーをして島を走り回った。どんどん風は強くなり、雨もひどいことになってきている。とほほ。

July 25, 2008

石垣島に飛んでみる。

今年の頭にも南の島で休暇を取ったような気もするが、今度は石垣島である。
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実は4年ほど前に訪れたのだが、そのときは愚息(仮名)がウイルス性胃腸炎で島で入院、とても観光どころではなくなってしまったのでリベンジだ。

リベンジマッチと洒落込んで、(このあと何が起きるかも知らずに)浮かれているのだ。

July 20, 2008

同窓会に出席してみる。

四半世紀も前に通っていた小学校で開催された同窓会。そんな大掛かりなイベントをコーディネートしてくれる幹事の皆様には頭が下がるばかりである。通学していた頃と何ひとつ変わっていないように見える旧校舎も懐かしい。

「25年も会っていないのにすぐに打解けられるのは『幼馴染』だからなのだろうなぁ」、と思いつつもう2度と戻ってこない時間に少しおセンチな気分になったりして。
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April 28, 2008

ボルビックを見てみる。

週末を利用してフランスはClermont-Ferrandまで足を伸ばしてみたのだ。この街はジュネーブからは往復800kmの道程だが、同行者が持っていたTomTomのおかげで道に迷うことなく快適な旅が楽しめた。

パノラマ合成は残念な結果になっているが、Clermont-Ferrandの近くのPuy-de Domeから眺めたVolvic渓谷である。そう。有名なボルビックの源泉があるところだ。春が始まったばかりでCMで見るような見事な緑というわけではなかったが。昨年はルマン湖沿いのEvianも訪れたので、メジャーなミネラルウォーターの水源は制覇!

って水源ごときの何が楽しいか分かりませんが。

April 22, 2008

またもやTGVで移動してみる。

本日はパリからはTGVでジュネーブに移動。TGVは今年2回目だ。良く考えてみると我が日本が誇る新幹線より頻繁に乗っている気がする。窓の外を飛び去る北海道は美瑛のようなフランスの田園風景(というか美瑛がフランスに似ているんだろうが)を見ながらゆっくりと仕事をした。
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April 21, 2008

パリの公園のベンチをみる。

2週間のインターバルを置いて、今度は欧州に出張している。今度はいつもより上位レベルの会合なので期間は2週間。
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今回は行きがけにちょっとパリに寄り道した。写真は妹の犬の散歩につきあったときに見かけたパリ市内の公園のベンチ。なんとパリは公園の中でWiFiがタダで使えるらしい。これなら天気の良い日は外で仕事というのも可能である。何とも粋な計らいだ。


April 2, 2008

Redrock Canyonをぶらぶらしてみる。


[クリックすると無駄にRedrock Canyonが大きくなります。]

観光2日目。Red Rock Canyon、そしてValley of Fireを訪れたのだ。ラスベガスという街は好きになれそうもないが、周りの自然は大変素晴らしい。

[クリックすると無駄にValley of Fireが大きくなります。]

夜遅くまで走り回って入ったメキシコ料理は大失敗。くたくたになってホテルに倒れこんだのだが、何故か会議室付の部屋になってしまったのだ、やたら広い部屋で居心地が悪い。

明日からは久々の国際会議。気分を切り替えて最新の研究成果をしっかり吸収せねばならない。

March 30, 2008

Death Valleyを疾走してみる。


[クリックすると無駄に大きいのが見られます。]

なんだかんだで今度はネバダ州はラスベガスに来ているのだ。

国際学会ということもあり、いつもの損得を考えて話し合いをしなければならない重めの会議とはまったく異なり気が楽だ。そこで、ジュネーブで顔を合わせるフランス人の同業者に事前に声をかけておいて、共にちょっと早めに現地入りしレンタカーをして観光をしているのだ。本当はグランドキャニオンに行きたかったのだが、500マイルぐらいあるらしいので断念。その代わり、ラスベガスからさほど遠くないデスバレーDeath Valley)を走り回っている。ちょっとオフシーズンということもあって、観光客は少なめかもしれない。なんだか驚異の土地である。朝早くから移動したが、やはりすべてを見切ることはできず、クレータで力尽きた。

同行したフランス人のエンジニアがGPS地図付の携帯を持っていたので地図なしでも移動できたのは便利だった。こういうのを見ると欲しくなるのが私の悪い癖。果たしてDoCoMoから発売している携帯で同じことができるのかは確認が必要だが。

調子に乗って写真を撮りまくっていたら2GBのCFがあっというまに一杯になってしまった。持参したPCが何故かカメラを認識してくれないので、写真を取り出すこともできず。仕方がないのでWalmartで明日に向けてもう一枚購入。$33也。ドル安のおかげで生活しやすい。物価の異様に高いスイスとは大違いだ。

February 23, 2008

サイパンから帰国してみる。

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帰りのNWAからたまたま見たH2Aロケットきずなの打ち上げ後の軌跡。また、帰国して知ったのだが、「ロス疑惑」の三浦和義氏がサイパンからの出国間際にアメリカ当局に拘束されたのは、私たちが経つ前の日だったらしい。

なんとも色々タイムリー。

February 1, 2008

プジョー308を見かけてみる。

フランスから帰国して1週間後にジュネーブ。結構厳しい出張予定であるが、これで一つ仕事が一段落する。

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ということで、ジュネーブの定宿の近くで見かけたプジョー308。隣の207と見分けがつきにくい。最近のプジョーの3xxと2xxシリーズはデザインコンセプトが一緒でオーナーあるいはフランス車好きでもなければ見分けがつきにくいのも確かだ。前から見るだけなら、フォグランプの位置が一番判り易い差だろう。

以前もこのディーラーの写真を載せたときもメタリックグレーの207と307が並んでいたような。色が同じだからもっと見分けがつきにくいのだが、これはワザとやっているに違いない。

January 15, 2008

カスレを食べてみる。

新年早々また仕事でフランスに来ているのだ。

今回の出張はわずか3泊なので、荷物は少なめにすむはずなのだが、パリ在住の妹にリクエストされていたお土産(仮称「まごころふるさと便」)を持って行かなければならないので意外にかさばってしまった。というか結構重い。結局トランジット前に彼女のアパルトマンを訪れて吐き出したらかなり軽くなった気がしたのだ。

飛行機ではあまり眠れず(というか西へ飛ぶ飛行機の中では意識して寝ないようにしている)、映画ばかり見ていた。今回機内で見られたのはMr. Bean's Holiday、Bourne Ultimatum、Rush Hour 3。タイミングよくどれもこれも何故かフランスがでてくる。フランスってやはり注目の高い国なんだなぁと思うが、その中でも隣国だけあってMr.Beanの映画がフランスより忠実に描いていたような気がする。

妹とは近所の鴨料理屋で冬の定番フランス家庭料理のカスレ(Cassoulet)を食した。かなりしつこい脂で量も多かったのですべて平らげることはできなかったが、なるほど癖になる味だ。
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December 9, 2007

水族館に行ってみる。

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品川のアクアスタジアムで撮影したノコギリエイ

忙しい毎日の中で家族と一緒にほっとする貴重な瞬間。
年末年始は休みが取れなさそうなのだ。

November 25, 2007

益子に遠出をしてみる。


真岡鉄道の蒸気機関車。

義母が地元で開かれたクラス会に参加するということで、御主人様(仮名)の祖母(母方)の墓参りも兼ねて家族で益子まで遠出したのだ。義母の実家は真岡線のすぐ裏なので、時間を見計らって蒸気機関車が通るのを待っていたのだ。駅の中間辺りで直線だったためか、あっという間に目の前を通り過ぎた。ご覧のとおり我々と線路の間にはフェンスも何もなかった。さすがに機関車が目の前を通るときの普通の電車とは比べ物にならないぐらい迫力があり、慣性の大きな「鉄の機械」が全速力で動作しているといった感じで楽しかった。

ダイヤルがマニュアルモードになっていたのに気づかず、撮れた写真はどアンダー。残念。

October 12, 2007

空港で途方にくれてみる。

会合が予想より早く終わってしまい、時間をもてあますことになってしまったのだ。会議場から空港に直行する予定で、ホテルから荷物を持ってでてきているため、機動力が極端に低い。仕方がないので予定通り空港に直行してチェックイン。フライトの実に4時間前である。フランクフルトでのトランジットはたったの40分であるため、一本前の便に乗れればフランクフルトでビールが飲めるかもと思ってカウンターで訊いてみるも、「ないよ」とのつれない答え。確かに出発便をみてもどこにもフランクフルトの「フ」の字もない(というかカタカナの「フ」の字があるわけがないのだが)。

ジュネーブ空港の免税店は飽きるほど見ているし、お土産は国連の売店で購入したので買い物もなにおもなく、やることは何もない。こうして無駄にblogをリアルタイムで更新するぐらいしかないのだ。ノートPCのbluetoothは上手く動作していないので携帯で撮影した写真も載せることができない(といっても大した写真でもないので載せないほうが世のため人のため)。

あー暇だ。誰か助けてください。

October 8, 2007

またまたジュネーブに来てみる。

またまたやってきましたジュネーブ。1月から実に4回目だが、もう来年(の一月)まで来なくともよい。今回は日曜の夜着、金曜の夜発という平日5日のみの予定なので気分は少し楽だ。

相変わらず長い、成田⇒フランクフルトのフライト。そしていつも短く感じるフランクフルト⇒ジュネーブのフライト。珍しく天気が良く、ジュネーブ上空からは窓から夕焼けにピンク色に染まった美しいモンブランを見ることができた。デジタルカメラを持ってこなかったことを激しく後悔。こんな状態のモンブランはおそらくもう二度と見る機会はないだろう(天候、日の入の時間と、ちょうどそのときジュネーブ上空にいること、など同じ条件を再現するのは難しい)と思い、必死に記憶に刻み込んだのだ。

ということで本日の景色は私の頭の中のみで、写真はございません。

September 17, 2007

水槽をフィッシュレスで立ち上げてみる。(14)

バクテリア飼育記14日目。水温は30℃、アンモニア(NH3)は0.0ppm、亜硝酸(NO2)は0.5~>1ppm、硝酸塩(NO3)は測定せず。PHは7.63。亜硝酸地獄継続中。亜硝酸レベルが下がったので窒素化合物の測定後に10%アンモニア水を30滴分滴下。

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なお本文と東京ミッドタウンはほとんど関係ありません。

June 25, 2007

鏡の間を眺めてみる。

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3週間もの出張。しかも朝から晩まで同じ建物の中でタフな会議ばかり。週末は徹底的に観光などでストレス発散をしなければやっていられない。

ということで本日やってきましたのはヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)。目玉の一つでもある鏡の間本当は明日から本格オープンらしかったのだが、もうとっくにできていたようです。しかし週末だからかものすごい人。週末に訪れるのは、はっきり言ってお勧めできません。

June 24, 2007

パリで服を買ってみる。

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ラ・デファンス(La Défense)のグランダルシュ(La Grande Arche de la Fraternité)から望む凱旋門(Arc de triomphe de l'Etoile)。

この出張、まったく天候に恵まれていない。Lannionの天気は気まぐれで、ジュネーブに行く前のつなぎとして日頃の行いが悪いのだといわれると素直に頷かざるをえないが、「欧州でも入梅かよ!」と八つ当たりしたくなるぐらいだ。

曇りでも昼は辛うじて半袖でもOKだったが、夜になると必ずと言っていいほど雨が降ってかなり寒くなる。梅雨前だというのに30度を越えていた日本のつもりでやってきた私が悪い。いくら悪くとも風邪はひきたくないので、花の都パリで服を買うことにしたのだ。

ということで、やってきましたMUJI。そう日本で言う無印良品である。実は最近MUJIは数年前からパリ市内に数店舗をオープン、意外とパリっ子に受けているとのこと。妹のアパルトマンから程近いところにもあるため、長袖の上に羽織れるものを物色しにいったのだ。なかなか良いブルゾンがあったのだが、あいにく私のサイズのものはなかった。店員に在庫があるかどうか尋ねてみると、「この店にはないんだけど他の店舗に訊いてみるよ」と快い返事。無愛想な店員の多い欧州で、こんなフレンドリーで親切な店員が居るのは意外だ。パリ市内の全店舗に全部電話をかけてくれ、結局ラ・デファンスの店舗にあったので取り置きしてもらったのだ。

夜は高校時代の友人と待ち合わせ。夜中まで外のカフェでブランデーなどを飲む。ブルゾンのおかげで暖かい。せっかくのパリで買う服がMUJIかよ!というつっこみは大歓迎です。

June 23, 2007

モン・サン=ミッシェルまでドライブしてみる。

会合は予想通り早く終わり、非公式な打ち合わせは何件かあったが、急にフリーになってしまったのだ。本来の予定では本日はパリまでの移動日なのだが、飛行機は午後2時なので午前中にやることがなくなってしまった。ということで、早起きしてレンタカーと自分に鞭打ってフランス有数の観光名所であるMont Saint Michelを訪れることにした。以前から一度は訪れたいと思っていたところだから、このような機会は最大限に活用せねばならない。

モン・サン=ミッシェルは厳密にはノルマンディー地方で私の滞在しているブルターニュ地方とは異なるのだが、Lannionからは片道200km/2時間半程度の道のり。しかし何せガイドブックも何も持ってきていなかったから、思いっきり道に迷ってしまったのだ。そんな訳でなんとか9時前に遠目にモン・サン=ミッシェルの影が見えたときは正直安堵した。やはりGoogleマップだけで辿り着こうとしたのは無謀というか。


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ちなみに、オリジナルをアップするのもやぶさかではなかったりします。

June 22, 2007

本場のクレープを食べてみる。

悲しいかな観光ではなくれっきとした仕事なので昼間はずっと会議室にこもりっきり。楽しみといったら食事ぐらいしかない。「ブルターニュと言ったらクレープ(正確にはそば粉のクレープ)とシードル(りんご酒・サイダー)を食べるべし」というらしいので、現地の人に連れて行ってもらったのがPerros-Guirecの港沿いにあるクレプリー。

スタートはChouchenと呼ばれる蜂蜜酒(いわゆるMeadの一種)。

次はシードルと一緒にガレット。"La Australia"という変な名のついたガレットでたまねぎと牛ひき肉が入っている。
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最後にデザートのクレープ(チョコレート入り)。燃えているのはリキュール。

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もう満腹でございます。

June 19, 2007

ブルターニュで途方にくれてみる。

出張で、フランスはブルターニュ地方のLannionという町にきているのだ。訪問先が用意してくれた宿は、Lannionからちょっと離れたPerros-Guirecという海沿いの小さな町。訪問先からは移動のためにレンタカーを借りたほうが良いというアドバイスがあったので、日本から予約できるレンタカーの代金をチェックしてみたところ、円安のおかげかびっくりするような値段だった。ということで急遽予約はやめてタクシーで移動する腹積もりだったのだが…。

Orly発Lannion着の飛行機はターボプロップ機。それ自体はさほど珍しいことではないが、Lannion空港の滑走路は一個で誘導路すらなく、着陸したらぐるっとUターンして滑走してきたところを走って空港の建物にアプローチするという「どんな田舎だよ」的な空港だったのだ。ここら辺から嫌な予感がし始めたのだが、やはり空港のビル(まるで田舎駅の待合所と同じような感じ)をでるとタクシーなど止まっていない。ということでその場で踵を返してビルの中にあったレンタカー屋で急遽車を借りることにした。

Lannionはともかく、Perros-Guirec自体は夏のハイシーズンには最高の休暇場所だろうと思われるこじんまりとしているが感じの良い町。さすが北大西洋に面しているだけあってヨットが多いのだ。

写真はヨットの停泊場。干潮時に座礁しないように堤で囲まれています。
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May 4, 2007

芝桜を鑑賞してみる。

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重要な〆切が迫ってきているため、GW中はカレンダーどおりの出勤だけでなく休日出勤や風呂敷残業の嵐。世間では9連休などという豪勢な休みかたでどこかに出かけておられる方も多いというのに、これでは自分の家族に申し訳ない。

ということで秩父まで芝桜を鑑賞しに日帰りで小旅行。渋滞を避けるのとSLに乗車するので、基本的に公共交通手段での移動だったのだが、行きの電車はぎゅうぎゅう詰め。駅と公園を往復するシャトルバスもなかなか来ない。意外とたくさん歩く羽目になってしまったのだ。

April 14, 2007

マカロンを購入してみる。

高校時代の友人Dが来日しているということなので、六本木まで呼び出されたのだ。卒業以来会っていないから実に18年ぶりだ。高校時代はピアノが上手ですらっとした美少年だった彼も腹の出っぱった立派なオッサンになっていた。って自分も人のこと全然言えないんですが。

某国の観光関係の仕事をしている彼は、普段ニューオータニに宿泊しているようなのだが、今回は取れなかったのでHayattに滞在していたらしい。一方、私は六本木などめったに来ないのでまるでおのぼりさん。先月の出張の間にも、いつの間にか「ミッドタウン」などという施設もできていたようだし。ちなみに某国とはWhere the bloody hell are you?というコピーで物議をかもしだしたあの国で、彼はまさしくこのコピーに関する仕事をしているらしい。英国や米国では発禁を食らったこの有名な広告、"Where the bloody hell are you?"は「どこほっつき歩いてんだよ」程度の慣用句であることを理解していればそんなに目くじらをたてることではない筈なのだが…。というか注目度という点では仕掛けた側の作戦勝ちだろう。

昼食を一緒に取って旧交を温めたが、午後6時の便で発つということなので、リムジンバスに乗り込むのを見届けて帰宅することにした。なんだかこのためだけに都心まで出てきてそのまま即帰るのも癪だし、天気も良いので渋谷までのんびり歩くことにしたのだ。途中で青山の交差点にあるPierre Herméの店でマカロンを購入。
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しかし、正直「こんな小さなものに300円もかけるのは勿体ない!」と思ってしまう私は駄目オヤジ道まっしぐらなのだ。

March 27, 2007

207でスイスを走ってみる。

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週末の一日だけできた空き日(土曜も仕事でした)。特にプランもなくレンタカーを借りてレマン湖の周りを1周することに。道路から見える田園風景はまるで北海道のようだ(いいや、北海道がこちらに似ているのです)。

ミネラルウォーターで有名なエヴィアン(フランス領)は車を停めるところが見つからなくて観光は諦め、結局湖の南側では一切どこにも立ち寄らなかったのだ。最初にまともに止まったのはシオン城で、その次に昼食を摂るためにモントルーに。最後にローザンヌでお茶。

レンタカーは日本で発売がアナウンスされたばかりのプジョー(Peugeot)207。こちらでは発売して1年も経つため、街中では普通に見かける。丸一日乗り回したのでちょっとしたレビューでも。って何様のつもりだ(あくまでも私が自腹を切ってレンタルした車のレビューであり、実際発売されているものとは異なる可能性があることをお断りしておきます)。

借りたのはガソリン1.4リッターのMT(それが日本でどのグレードに対応するのかは良くわからないが)。ゴルフのドアに慣れてしまった身としてはあのドアを閉めたときに「べこっ」と音がしてぺなぺなした感じがする。実は外寸は以前乗っていた306とあまり変わらなかったりする。サイズの割には高速安定性は良い。外側から見るとボディが丸い形状なので取り回しが難しそうな印象を受けたが、見た目ほどは悪くない(こちらではバンパーtoバンパーの縦列駐車が当たり前だったがあまり苦労しなかった)。エンジンはBMWと共同開発とのことで、大人4人のフル乗車でもギアを引っ張れば十分な加速を得られた。音はあまりがさがさしていない。206もそうだったようだが、インフォメーションディスプレイが高いところにあるので、目線をあまりずらすことなく情報が見られるのが良い。シフトフィールは306とさして変わらず(つまりスポーティな感じではない)。田舎道ばかり走っていたからかどうかは判らないが、4人乗車で燃費は13km/l。質感は別として、このサイズの車に乗りたいのであれば悪い選択肢ではないと思う。

March 21, 2007

ジュネーブに飛んでみる。

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またもやジュネーブ。11月はANA、1月はLufthanzaだったが、今回は初めてSwiss International(チューリヒ経由)を使ってみた。機材はAirbusのA340。日本の航空会社では使用していないようだが、なかなか悪くない。と言っても、10時間以上のフライトはどうやっても慣れないのだ。

お隣に座った方はスキー競技のセミプロの方で、今回はトリノに遠征だとのこと。自営業とのことで、冬は滑ることに集中してシーズンオフに仕事をするというライフスタイルらしい。飛行機の中ではこういう意外な出会いがあったりするから面白い。

March 4, 2007

イチゴを狩ってみる。

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ここのところ出張が立て込んでいるため、家族サービスは愚か、家にほとんど居ることがない。仮に出張でなくとも帰宅が遅いため、下の娘に至ってはたまに顔を合わせると訝しげな顔をされてしまうぐらいだ。「何だこのオヤジ」とでも言いたげ。

ということで秩父のほうにイチゴ狩りにでかけてきました。早起きをしたため昼過ぎには温泉に浸かることができ、16時ごろには帰宅。家族サービスなどと言いながら自分が一番楽しんだ気がした。が、あくまでも気のせいにしておきたいのだ。

February 26, 2007

自転車ですれ違ってみる。

寒が戻ったここ数日。いくら寒くとも晴れていれば通勤は自転車である。5年前(スウェーデン滞在時)に購入したマウンテンバイクで多摩を疾走するのだ。先日、フリーハブがうまく回らなくなったのを期に駆動系の掃除をして注油もしたし、スリックタイヤも履かせて絶好調である。しかし、この自転車もそろそろ購入して5年だ。コンポはSHIMANOのACERAとALIVIO中心であるから、不調になった部品を一段高級なラインアップに置き代える(たとえばDEOREに)という自己満足な楽しみもある。むひひ。って、たかが通勤チャリにそんなに投資をしてもしかたがないのだが、こんなことにしか楽しみを見出せない今日この頃。

と、本日も寒い中、体を温めるために一生懸命もがきながら走っていたときのこと。向こう側からやってくるのは、ジャージに身を包んで自転車を漕いでいるちょっと太目のヤンキー。問題はひえぴたシートをおでこに貼ったこと。つーかこんな真夜中近くの寒い時刻にひえぴたシートを貼って何処に行くのか君は。しかもこの類のものはおでこに貼ってもあまり効果は望めないのだ。

January 21, 2007

帰国してみる。

クリックすると大きいのが見られます。

嵐の翌日のRue de la Servetteから見た朝焼け。ジュネーブではただの雨だったが、一昨日は欧州は未曾有の嵐に見舞われ、死者40人近い被害があったようだ。ジュネーブを遅れて出発した飛行機は、肘掛を思わずぎゅっと握り締めてしまうほど風に煽られてフランクフルトに着陸した。

空の便の混乱は昨日から続いているようで、フランクフルト上空に着いてから着陸するまでだいぶ待たされた。お陰で自分の乗り継ぐ便の出発時間を過ぎてしまって焦っている米国人が多数いたようだ。私もフランクフルト発成田行きの便のゲートに到着したのは搭乗時間ぎりぎりだったが、LHもわざと出発を遅らせていたようだ。予約がいっぱいだった筈の飛行機だったのに、空席があったのはやはり間に合わなかった人がいたのだろうか。しかし、フランクフルトから成田の間は747-400とはいえ古い感じの機体で、機内エンターテイメントも通路にある15inch程度のブラウン管のみ。長距離の移動でこういうのに乗ると心底がっかりする。

January 20, 2007

ジュネーブのゴルフを観察してみる。

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ジュネーブ市内をふらふらしていてたまたま見かけたVWゴルフV。といっても汚いことに着目してもらいたいのではない。しかしヨーロッパの人は本当に車を洗わないような気がするのだが、それはさておき。日本では未発売の2.0FSIの4Motionであることに注目。ゴルフにも四輪駆動があるというのは日本では意外と知られていないのではないだろうか(パサートにはあるらしい)。

しかし、このゴルフの後部バンパーにもぶつかった跡が。ゴルフVはなかなか良い車だと思うのだが、やはり欠点もある。ウィンドウのラインがボディ前から後ろに向かって上がっているため、リアウィンドウの下端がかなり高くなってしまい、後方視界が非常に悪い。何だか車評論家みたいな口調になってしまったが、とどのつまり後ろが見にくいのだ。見えにくいということはバックするときにぶつけやすいのだ。何を隠そう、我が家のゴルフの後部バンパーにも同じような跡がついている。と、自分の運転技術を棚に上げて車のせいにしてみるのだ。

January 17, 2007

夜中の電話で起きてみる。

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またもや出張でジュネーブに来ているのだ。前回から1ヶ月半しか経っていない。そのせいか何だか「なじみの街」という印象。

と時差に苦しみつつも就寝していたところに携帯に着信があった。一応海外ローミング時に私の携帯にかけて来た人にはその旨のアナウンスを流すように設定してあったのだが、それでもかけてくるという事は…。と取ってみた結果、間違い電話なんかではなく実際に私に用事があったのだが、緊急性を要さない用事だったことにがっくり。変な時間(日本時間午前10時=中央ヨーロッパ時間午前2時)に起こされたおかげで眠れなくなってしまった。しかも、日本からの転送料金は自分持ちですぜ。こういうときはローミングの利便性を恨む瞬間である。むきーーーー。

December 19, 2006

大阪に出没してみる。

出張で大阪に来ているのだ。

実は今まで大阪を訪れたのは片手で足りる回数で、いずれも一泊のみ。文化圏は似ているが言葉が全然違うということもあって、外国にでも来たような気分である。用事があるのは大阪の中心部だということもあって、新大阪に宿を取ったのだ。ここら辺は競争が激しいのできれいなビジネスホテルに格安で宿泊することができる。今回は2泊の予定だが、東京なら一泊とほぼ同等の値段で泊まれたのだ(ってもういい年なんだからそんなことせずにちゃんとしたところに泊まれという気もするが、その宿はずいぶんちゃんとしていた)。

で、大学の研究室の先輩のSさんと久々にお会いしたのだ。指導教官だったH先生の還暦パーティー以来だから6年ぶりか。「相変わらず」な感じが心地よい。

November 24, 2006

フランクフルトで酔っ払ってみる。

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フランクフルトで酔っ払っております。

Licherを300ml、そしてWissenbierを500ml。トランジットで4時間もフランクフルト空港に貼りつけになっているため、基本的に酔っ払うしか時間をつぶす手段がないのだ(出張報告も書いているが、酔っ払いの文章なんて後で書き直しに決まってる)。今はT-Mobile経由で無線LANを使っているのだが、Hotspotはこういうときには本当に便利。T-Mobileはクレジットカード決済でつないでいるのだが、その説明は全てドイツ語で記載されていた。が、なんとなく推測しながら記入したら使えるようになったのだ。妙に大胆になれるのもアルコールのお陰。

13時間後には3週間ぶりの日本だ。早く帰りたい。

November 21, 2006

ジュネーブの車を観察してみる。

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さすが国際都市だけあってフランス車だけでなく、イタリア車(FIAT、AlfaRomeo)、ドイツ車(ほとんどがVW)など、そしてスペインのSeat(セアト)までが満遍なく走っているように見受けられる。「欧州ではゴルフVは実はあまり売れていない」という話もあるようだが、ここジュネーブでは結構な数のゴルフVが走っている(もちろん初代ゴルフも現役で走り回っている)。

同じゴルフVオーナーとしては嬉しい限りであるが、ゴルフVは3ドアの方がカッコいいかもしれない。我が家と同色(ブルーグラファイトパールエフェクト)の車も1台だけ見かけた。ってそんな話はどうでも良いですか。そうですか。

November 19, 2006

ジュネーブ市内をぶらぶらしてみる。


ジュネーブのシンボルでもあるJet d'Eau。クリックすると虹が見えると思います。

週末は会合がなく基本的にフリーになるので、ジュネーブ市内をぶらぶらとしたのだ。天気もよく予想していたより寒くもない。旧市街を歩いてみたり、愚息(仮名)のお土産を買ったり。しかし、こちらの物価が高いのには閉口する。

November 16, 2006

フランス車を鑑賞してみる。

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青緑色のプジョー306。日本ではこんな色は設定されていなかった筈。

パリでは好きなフランス車がたくさん走り回っていた。プジョーなどは本当に日本でのトヨタのようだ。これはこれで嬉しかったのだが、ここジュネーブでもフランス車の比率は高い。もっともここはスイスとは言え三方をフランスに囲まれたような場所だから当たり前か。

November 14, 2006

無駄に飛行機に乗ってみる。

今回の出張は代理店がStar Alliance世界一周チケットで予約してしまったのだ。出発点以外の3都市に宿泊する場合はこちらの方が圧倒的に安くなる。東京⇒サンディエゴ⇒パリ⇒ジュネーブ⇒東京というルートなので、正規料金の半額程度で航空券が手に入る。

常識的に考えて、パリからジュネーブに行くのには列車(TGV)が便利であるし、飛行機ならばシャルルドゴールからジュネーブまで直接飛ぶのが普通であろう。しかし、「スターアライアンスの用意する飛行機で」という縛りがあるため、Lufthanzaでパリ⇒フランクフルト⇒ジュネーブというイレギュラーなルートで飛行せざるをえなかったのだ(Swiss Airでパリ⇒ジュネーブの便があるようだが、オペレータがAir Franceなので不可)。というわけで、今日も飛行機の移動で一日つぶれたのだ。とほほ。

November 13, 2006

パリを楽しんでみる。

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偶然見つけた「壁抜け男」

この時期にしては珍しく今日も晴れ。モンマルトル(Montmartre)を訪れて、ダリ美術館をぶらぶらしたり、サクレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur)に上ったり。足が棒になるまで歩き回りました。

November 12, 2006

パリをぶらぶらしてみる。

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後ろからのヴィーナス。

遅めの朝食に外はさくっとして中がしっとりという本場のクロワッサンを。本日はパリ観光2日目。「また来る機会はあるだろう」とタカをくくって身を入れずにぶらぶらとした。

お昼にはホットチョコレートを飲みにLaduréeへ。恥ずかしながら初めてマカロンというものを食べた。一切店の予備知識なく連れて行ってもらったのだが、店の外まで行列している。初めて食べるマカロンが超有名店のラデュレというのはある意味幸せなのかもしれない。ちなみにホットチョコレートと一緒にショコラ味のマカロンを頼むのだけはやめたほうがいいのでご注意を(マカロンの方が圧倒的に甘い上に同じ味がするのでショコラのマカロンを食べた後に飲むと砂を飲んでいるような感じになる)。

午後はルーブル美術館をぶらぶらした後に、18時からJean-Louis Charbonnierというヴィオール奏者が主催するFestival Marin Maraisのコンサートに。今年はモーツァルト生後250年ということばかりが脚光をあびているが、マラン・マレ生誕350年だということも忘れてはならない。Charbonnierという奏者はずいぶん昔から活動しているようで、スコットロス(Scott Ross)と一緒に録音したりしてもいるようだ。場所はルーブル美術館教会はヴィオールには明らかに大きすぎ、音も小さいし反響音が多すぎて何をやっているのか良く分からなかった。ちなみにチケットは無料。

夜は妹宅の近所にあるモロッコ料理屋でクスクスを中心に羊肉を堪能。時差はまったく直らないので泥のように寝る。って完全な日記でした。

November 11, 2006

パリに到着してみる。

寝不足でシャルル・ド・ゴール国際空港(L'Aéroport Roissy-Charles-de-Gaulle)につくころにはもうぼろぼろだったのだ。いつものことながら飛行機の中ではロクに寝ることができない。しかしフランスはスリやら強盗やらで悪名高いRERに緊張しながら乗る。午前中で日も高く、周りも米国人の観光客だらけ。何の問題もなく妹の自宅付近の駅にあっさりと到着したのだ。RERは日本大使館の情報を見てもお薦めされていないし、絶対に乗らないほうが良いという話もあるようだが、こういうのは「危険だ」ということを承知で、時間帯などに気をつけて乗ればよいだけのこと。

ちなみに、NM850iGが3Gの電波を捕まえると思ったのだが、表示はGSMのまま(アンテナ強度表示のしたに「3G」と表示される場合はFOMAなどの3G、「普通のアンテナ」だとGSMのようだ)。

November 10, 2006

また東向きに飛んでみる。


オヘア国際空港第一ターミナル(Ohare Airport Terminal 1)のコンコース。なぜか恐竜の骨格が展示してある。

パリを目指してサンディエゴからUnited Airで飛ぶこと3時間、シカゴのオヘア国際空港に到着。しかし毎回うんざりするのが手荷物のスクリーニング。前回は列からはずされてノートPCをチェックされたが、かばんの中からPCを取り出して靴などと一緒にトレイに入れれば問題ないことを学習。

乗り換えの飛行機まで3時間ほどもあるため、荷物は最後までチェックインされた状態だし、特にすることもなく空港を彷徨うしかない。と、ノートパソコン用の電源を提供しているバーを発見したので、1パイントのビールをちびちび飲みながら次の会合の予習。そのバーはうまそうなピザを提供していたのだが、どうせ機内で夕食が提供されるだろうから、ここで何か食べてしまうと食べ過ぎになってしまうので我慢。(ちなみに、この空港のIATA空港コードがORDなのは、第二次世界大戦直後まではOrchard空港と呼ばれていたからのようだ。)

ということで本日のイベントも移動のみ。とほほ。

November 9, 2006

世界最大の動物園に行ってみる。

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ヘビ(Anaconda)の骨格。気持ち悪いのでクリックしても大きくなりません。

時間ができたので、サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)に行ってみたのだ。11月だというのに日なたにいると汗ばむぐらいの気候であるが、やはり正午でも日の高さは大したことがなく、一応冬であることを思い出させる。

最近は愚息(仮名)のリクエストにより動物園に立ち寄ることが多かったのだが、やはりここは「世界最大の動物園」との呼び名が高いだけあって確かにすごいと感じたのだ。キリン、象、ライオン、熊、ゴリラなどの定番は当たり前。ジャイアントパンダもコアラもいる。園内に高低差があるところなどちょうど多摩動物園を思い起こさせるが、種類が多くて飽きさせない。見せ方もなかなか良くできているし何より動物が生き生きとしているような気がする。ガラス越しに大きな身体を動かしてじゃれまくる白熊やカバなど、迫力満点だ。

ぜひ今度は上司とではなく、家族と一緒に来たいものだ。

November 8, 2006

サンディエゴの夜景を撮ってみる。


[クリックすると大きいのが見られます]

Tom Ham's Lighthouseという店で米国入りしてから初めて豪勢な夕食を取ったのだ。実はいろいろと知り合いが会合にきておられたので合流して。

Fillet mingnonを頼んだのだが、アメリカ牛だけあってもう脳もとろける美味しさ。っていうか素直にうまかったんですが、どうもこうもひねくれたコメントしか書けない自分に嫌悪感満載な夜をすごしております。

November 7, 2006

一日一食にしてみる。

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会合の会場からサンディエゴダウンタウンを望む。
11月というのに、陽射しは日本で言う初夏レベル。

遅めの時間にホテルで朝昼兼用の食事をとり、会合会場で出される飲み物だけでしのぐという生活も2日目なのだ。ビュッフェを最大限に生かして多めに食べると、脂っこいアメリカの食事だと晩までお腹がもってしまう。夜はホテルの下のバーでビールを一杯飲んで寝る。おかげで旅行中に陥りがちな「いつも食べすぎ」という状態ではない。

といっても普段より運動不足だし、摂取カロリーも多いはずなので体重は増加しているのだろうが…。

November 5, 2006

サンディエゴに到着してみる。

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LAXからサンディエゴに向けて乗ったSkywestのプロペラ機。まるでバス感覚。

やってきました、サンディエゴ。いろんな人から助言を受けていたとおり、米国のTSAの検査は異様に細かい。持参しているノートパソコンも、なにやらガーゼでふき取り、それをクロマトグラフィにかけていたし、金属探知のゲートをくぐるときは靴を脱いで通らねばならない(以前靴に仕込んだ爆弾が見つかったからかな)。ま、正直これぐらいやってもらうと乗るほうとしても安心なのであまり文句は言えないのだが。

それにしても時差が結構しんどい。「いつもより早く寝る」という行為がどれだけ難しいことか。といいつつも旅程的には実はまだまだ序の口。東京からアメリカ西海岸東に飛ぶと7時間後(正確には17時間前)のタイムゾーンに到着するが、5日後には9時間先のタイムゾーンに飛ばなければならない。

ちなみに、携帯(NM850iG)はばりばりに電波を捕まえております。ここではCingularの電波を捕まえている。iModeメールが国内と同じ感覚でできるのには素直に感心する。

November 3, 2006

出張の準備をしてみる。

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明日から3週間の出張なのだ。東京⇒サンディエゴ⇒パリ⇒ジュネーブ⇒東京という地球一周の旅程。標準化会合の梯子をするお陰だ。太平洋を渡った後にアメリカ大陸を横断してそのまま大西洋を渡り、最後にユーラシア大陸を渡るというまさしく北半球一周旅程となってしまった。そのためにチケットも世界一周チケットを手配してもらっている。

しかし、会合ごとにドレスコードが違うので結構荷物が膨らんでしまった。しかもサンディエゴは東京で言えば9月末の気候に対し、パリもジュネーブも12月末の機構である。スーツケースはどんどん重くなっていく。もうコートは現地調達しかないかな。とほほ。

October 8, 2006

運動会に参加してみる。

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親になってから初めての運動会体験なのだ。会社の先輩のお子さんが愚息(仮名)と同じ幼稚園に通っておられるため、運動会当日の様子を聞いていたのだが、この幼稚園は住宅街の真ん中にあるため、場所取りのために夜中から並んだりするのはご法度らしい。で、その先輩によると開門の10分ぐらい前には到着するようにしていると場所取りはあまり苦労しないとのこと。ということで開門10分前に到着したら、へこんでしまうぐらいものすごい長蛇の列。

結局、場所取りはまぁ2列目をキープしたのだが、いずれにしてもいかんせん子供はみな同じ体操着を着用しているため、カメラのファインダー越しでは自分の子を見つけるだけで精一杯だ。ビデオカメラも持つのが大変だし、こうやって「親が」育っていくのだなぁと実感。

しかし、10月の陽射しが強いとは予想だにしなかった。顔が赤くなるぐらい日に焼けてしまったのだ。

September 30, 2006

IKEAで買い物をしてみる。

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念願のIKEAなのだ。優れたデザインと安価な価格設定で世界各国を席巻している大量販売家具店。80年代は「安いけど酷い品質」で有名だったが(実家で使っていた本棚など本当に酷かった)、近年はいろいろと業務改善してそこそこの品質のものを販売するようになり、スウェーデン国内でも評判を取り戻しつつある(現地人の話)とのことであった。日本では一回出店が失敗しているのだが、それから20年近くが経って4月に船橋に開店し、9月に2号店を港北区に開店したばかり。2009年には神戸店を予定しているらしい。

ストックホルム滞在時の思い出といったら「冬は暗く、物価は高く、酒は高額、飯はあまり美味しくない、それに腐ったニシン」などネガティブなものばかりな気がするが(って自分が単にネガティブ思考なだけですが)、スウェーデンが世界に誇れるものといったら、ノーベル賞TETRAパックH&M(日本には未進出)、Volvo、そしてIKEAである。ストックホルムには街の北と南の郊外に2店舗あって、市内から遠いにもかかわらず御主人様(仮名)は暇を見つけては頻繁に訪れていたようだ。暗くて寒い北欧の冬を耐える御主人様(仮名)の心の支えになっていたと言っても過言ではない。大物の家具は日本に持って帰るのが面倒(というか、スウェーデン→日本の輸送代がモノの価格と釣り合わない)なので、購入するのをぐっとこらえて小物を買って欲求をごまかしていたのだが、日本に進出したら心行くまで存分に買うことができる。

ストックホルムで知り合った知人のSさん家族(やはりIKEAフリーク)が上京するというので、港北店に一緒に行くことにした。船橋店の開店時には恐ろしいほど混雑して相当に混乱をきわめたとの情報を得ていたので、開店間もない店に行くのはあまり気が進まなかったのだが、船橋よりは近そうだったので結局港北店に行くことにした。第三京浜を使わずに下道をちまちまと走ったが渋滞にはまることもなく1時間強の行程を経て12時過ぎに到着した。駐車場に入るのにどれぐらい待たされるのか心配だったが、あっさりと駐車場に入ることができ(屋上の駐車場だったが)、入場制限などもなくて拍子抜け。

驚いたことに店構えというか店の構成はストックホルムとほぼ同じであった。だだっぴろい敷地に所狭しと並べられたショールーム内を右へ左へと蛇行し、階下に下りると商品が並べられているところ(マーケットフロア)で実際に品をカートに放り込み、最後に倉庫で大物をピックアップというIKEAの典型的なフロア構成だ。その上、レジを抜けた後には安めのホットドッグスタンドがあるところまで一緒だ。現地のIKEAで大柄のスウェーデン人が両手の指にありったけのホットドッグを挟んで運んでいたのを思い出す。スウェーデンの食品マーケットがあったのがちょっと異なるぐらい。

値段が安いだけあって、家具の質は「それなり」だ。そこらへんを理解して賢く利用するのが良いだろう。あとできれば車で行って、なるべく買ったものは自分で持って帰るようにしたほうが良い(配送費が異様に高く設定されているようだ)。こういうときにはワゴンに乗っている人が特だ。

最後に蛇足だが、スウェーデンの食品マーケットについて。あくまでも個人的な見解だがスウェーデンの食料は我々日本人の口にはイマイチ合わない気がする。今は物珍しさもあって繁盛しているようだが、半年後には閑古鳥がないているかもしれない。これも賢く使うのが吉。ちなみにニシンの酢漬けは意外にイケますのでお試しあれ。

September 10, 2006

軽井沢まで遠出をしてみる。

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車も走行距離が1000kmをようやく超え、慣らし運転もこれで終わりなのだ。3000RPM以上まわさないようにがまんしていたが、これからだんだんと回転数の上限を上げていこうと思う。ブルーグラファイトの色も見慣れてきた。基本的には地味な青という感じだが、強い日差しの下ではラメ(?)が見えたり光線の加減ではちょっと赤味がかったりとちょっと面白い。自分以外のGolf Vでこの色は見たことがないので、他の人とは違うのが欲しい場合はお勧めだ。個人的にはユナイテッドグレー(United Gray)が欲しかったのだが、Eグレードには設定がなかったりする。

しかし今回遠出してみて判明したのだが、高速での燃費が異様に良い。往復の平均をとると、16km/lぐらいだ。いくら直噴(FSI)で燃料消費を調整できるからといって、1.5t近い車重のハンディを乗り越えてこの数値は特筆に価すべきだろう。もちろん排気量の小ささ(最安値のグレードのEだと1.6リッター)も手伝っているとは思う。ちなみに街乗りだと多摩地区でも9km/l程度なので(これまたすごい落差だと思うが)、やはり高速のようにアクセル開度を一定にしておく条件で良い結果がでるような設計なのであろう。ってホンダ車あたりでは当たり前の燃費なのかもしれませんが…。

山道ではティプトロニクスが便利で、ギアが選べるので狙った回転数で走行できる。また、アクセルオフでのエンジンブレーキの効きも良いため、運転しやすい。案外良い買い物をしたのかもしれない。というか、そう思いたい。

August 6, 2006

骨を鑑賞してみる。

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もうそろそろ論文修正作業も終盤に差し掛かり主査のS先生に草稿の最終チェックをお願いしている最中である。つまり、現在はちょっとした待ち時間ということで、息抜きに骨を鑑賞しに行くことにしたのだ。目的地は、幕張メッセで開催中の巨大恐竜博だ。ここのところ愚息(仮名)は何故か恐竜づいており、ユネスコ村の大恐竜探検館に行ったときも大喜びであったため、満を持しての巨大恐竜博2006である。

夏休み期間の週末で会場が混雑することは明白であったし、渋滞も避けたかったため早起きして会場に到着したのは開場に15分遅れの9:15。いつもお出かけには出遅れ気味の我が家としては上出来である。ところがもう出遅れていたのだ。会場は壮絶な人ごみで、低いところにある展示物は人の壁でほとんど見えない状態。さすがに目玉の巨大恐竜の骨格は見ることができたが。

しかし、何ヶ月かぶりの家族での遠出だ。笑顔の息子を見ていると、すまない気持ちでいっぱいなのだ。

March 27, 2006

花見をしてみる。


本日は代休。ということで、空いているであろう某公園まで家族で足を伸ばして花見をしたのだ。見頃まではやはりちょっとあるようだが、なかなかどうして綺麗だ。

March 26, 2006

世田谷線に乗ってみる。

ちょっと関係する学会(信学会)での発表する予定があったので、世田谷線に乗って某K大まで。ちなみに研究所では学会発表は公式には「業務」であるので日曜出勤となり、代休を取らなければならない。

都下とはいえ基本的に東京で生まれ育った私は生まれて初めて世田谷線なるものに乗ったのだ。三軒茶屋駅などで止まっているのは見ても、あの方面にはなかなか縁がなく実際に乗ることはなかった。小田急線を下高井戸で降りて、昔ながらの緑色の古ぼけた車体が到着するのを期待していたが、ショッキングピンクの近代的な車両がついたので半分がっかり。

学会の方はというと、発表自体はさして特筆するような事態も起きずに無事終了。

が、問題はその後に頼まれていた座長業務だ。何せその日最長の2時間半のセッション。専門以外の話が延々と続くが、仮にも座長なので寝るわけにもいかない。しかも音響学会のように副座長はあてがわれず、司会進行の他にタイムキーパーまでこなさなければならない。そしてあまりにも雑多な発表が集まったおかげで、発表者同士の内容がかけ離れてしまい、ほとんど誰も質問をしてくれない。こうなると、発表後に与えられる質疑応答時間を有意義なものにして何とか発表の体裁を保つために、質問をひねり出さなければならないのは座長の役目。普段ならまったく興味がない門外漢の内容の発表や、スライドの最初から最後まで数式だらけの発表、あんまり激しく突っ込むとへこんでしまいそうなので手加減して質問しなければならない学部4回生の発表など。

疲れました。

March 21, 2006

桜の様子を窺ってみる。


東京では本日開花宣言が出されたようだが、名勝小金井桜(厳密にはちょっと違うけど)はこんな感じなのだ。もう一寸だが、あと一息だが、やる気満々の闘志を秘めている。もう今年は花見ができるかなぁ。

March 19, 2006

久々に横浜に降り立ってみる。

夕方からは大学の研究室でお世話になったH先生の「退官パーティー」に参加するため、横浜に向かう。いつもならば湘南新宿ライナーで行くようにしているのだが、強風でダイヤが乱れまくっているようなので東横線で行くことにした。東横線で横浜に行くのは実に10年ぶりぐらいだったので、まず地下のホームで「ここ横浜だよね?」とうろうろ、改札口付近で「この出口でいいの?」とうろうろ、改札口を出ても「どうやったらコンコースに行けるの?」とうろうろしっぱなし。

充実の一日であった。

March 5, 2006

ボンネットバスに乗ってみる。


来週に控える発表練習のための準備にもいい加減見切りをつけ、梅を撮りに愚息(仮名)と公園に赴いたのだ。しかし、江戸東京たてもの園を外から見ると、なんといつもテントの下で止まっているボンネットバスが敷地内を走り回っているではないか。まさか動態保存だとは思わなかったので私もびっくり。当然、愚息(仮名)は「ボクも乗りたい」と訴える。あまりにも乗りたいようで、もう半ベソだ。そんなに真剣になられても困るのだが、めったに乗れないだろうから乗ることにしたのだ。こんなバス、私も初めて乗るよ。

しかし、「ボンネットバス」というのに、肝心のボンネットが写っていないじゃないかとお思いかもしれませんが、すみません、手違いで撮るのをすっかり忘れてしまいました。バスに乗れて浮かれていたのは実は愚息(仮名)ではなく、私の方だったのではないか。

February 11, 2006

息抜きしてみる。


論文執筆にもいい加減疲れたので、愚息(仮名)と江戸東京たてもの園へお出かけ。ちょうど私の心境を表す風景があったのでパチリ。若干斜めなのも気分そのままだ。


というのは嘘で、ただ単に撮影技術が未熟なだけなのだ。

January 21, 2006

雪の中出かけてみる。


大雪警報が出ている東京。我が家のじゃくりーぬ2号にはスタッドレスタイヤを履かせてあるので、実はお出かけ日和(びより)なのだ。御主人様(仮名)もいろいろと買い物をしたいということで、都心に車で出かけた。当然、道はがらがらで快適なことこの上ない。

雪景色の都心はまるで別世界で新鮮だ。写真はどこだかお分かりいただけるだろうか?

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December 10, 2005

愚息(仮名)と散歩してみる。

[クリックすると大きい写真が見られます。]

今週末はまとまった時間が取れたので、息子と江戸東京たてもの園へ散歩に。この施設は都立小金井公園内にあり、昔は「武蔵野郷土館」という名前だったが、いつの間にか江戸東京博物館の関連施設として模様替えしていた。しかも、「千と千尋」という映画のモデルになった建築物(風呂屋や古い都電の車両)などが展示されていて一躍有名になった。

小金井公園に寄ることがあっても、なかなかたてもの園の中までは足を踏み入れることはないのだが、なんとなくふらっと訪れた。園内の紅葉は見事に色づき、落ち葉もたくさん落ちていて実に良い雰囲気であった(掃除が大変そうだったが)。個人的には春や夏の暖かい季節よりは、寒々とした冬の雰囲気のほうが人気のない「博物館」的な雰囲気が逆に魅力的に感じた。テーマパークや都内の百貨店のように騒々しくもなく、安価に何時間も過ごせる良い空間であることを再確認。大人400円という入園料は決して高くない。

園内のどの建物の中に入っても、人が住んでいないため、当然のことながら寒い。よく考えてみれば、今でこそ2重ガラスの窓など一般的に使用されるようなってきて断熱効果の高い住宅が増えてきているが、つい200年前までは障子一枚を隔てればまるきりの外という状況で暮らしていたのだ。

便利な時代で生きているということは実に結構なことだが、200年前には皆が当たり前のように持っていたが、いつの間にか失ってしまったものはないだろうか。息子の小さな手を握って歩きながら、しばし考えた。

冬の間に、またここを息子と再訪しようと思う。

November 22, 2005

イチョウ並木を撮ってみる。


(写真をクリックすると大きいのが見られます)

ちょっと所要があり、休暇をとって母校を訪れたのだ。横浜市にある大学なので、今住んでいるところから遥か彼方というほど遠いわけではないのだが、特に用事もなかったのでほとんど足を運ぶこともなく就職して10年が経過してしまった。ちょうど学園祭が別キャンパスで開催されている折、学校は休み。社会人の今、振り返ってみるとそんなことで休みがもらえる学生というのは実に良い身分だったのだなぁとつくづく思う。とにかく、キャンパスは閑散としており、私のようなオジサンは現役生の中では目立ってしまうため、足を踏み入れるのはちょっと勇気がいる。

とは言え、ぴちぴちの女子大学生でも見かけたらラッキーなどと不届きなことを期待していたのだが、残念ながらそういう類の人は一切いなかったのだ。もっとも、こんなぎらぎらした目をしたオジサンが歩いていたら通報されてしまうのは間違いないので、いなかったのは不幸中の幸いというか。そもそも「ぴちぴち」っていくらオジサンといえども35歳が使用するのも違和感があるだろ。

という話はさておき、キャンパスのイチョウ並木が見事に色づいていたので撮ってみた。昔からあるイチョウ並木だったのだが、こうして改めてみるといい感じ。そういえば、このイチョウ並木には変な噂話があったのを思い出した。「1年生の冬にイチョウ並木の葉っぱが落ちる前に彼氏あるいは彼女ができなければ、寂しい4年間を過ごすことになってしまう」というヤツである。大学生活開始して1年近くもその手の話がなければその先も難しいだろうというのは、なるほどもっともである。

ちなみに私がイチョウ並木の葉っぱがすべて落ちる前に果たして彼女をgetすることができたかどうかは、秘密なのだ。

November 5, 2005

ジブリに浸ってみる。

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我が家では何故かジブリが流行っているのだ。元はと言えば、御主人様(仮名)が根強いジブリファンであり、「風の谷のナウシカ」に始まるジブリ映画をすべて制覇し、DVDもほぼ全部そろえ(何故か「ルパン三世・カリオストロの城」は含まれない)、愚息(仮名)のリクエストで車でのBGMもジブリ映画のサントラ。

ということで、仕上げにとうとうやってきました「三鷹の森ジブリ美術館」。知人のU夫妻とその子供もジブリが好きということで、連れ立ってやってきたのだ。多摩在住の人間としては気軽に行ける(予約制ですので念のため)テーマパークとして非常にありがたい(だから美術館だって)。さすが土曜日ということもあって凄い人であった。予約制でこの人手であるからして、予約制にしなかったら本当に大変なことになっていたに違いない。というか予約制だからこそ、限定モノに弱い日本人が集まるのか。鶏が先か卵が先かはわからないが、中国人や韓国人らしき人たち、青い目の人たち、関西弁の方々など遠路遥々いらしたと見受けられる人たちもいたのだ。

ちょうど「アルプスの少女ハイジ展」をやっていた。ちなみに、愚息(仮名)は展示物のヤギのぬいぐるみの乳を触って、「これ、ちんちん~?」と訊いてきたが、教育上知らん振りをするわけにもいかず困ってしまった。いくらヤギでもちんちんは4本もついていないのである。

November 3, 2005

神社で厄払いしてみる。

と言っても私の厄を祓ってもらったのではない。御主人様(仮名)が本厄だったので、この七五三でごった返しているだろう今日、敢えて行ってみたのだ。そもそも今年厄年であることに気づいたのは先週のこと。相変わらず家族をほったらかしにしてひとりでwebサーフィンを楽しんでいたときである。なぜだかは知らないが、神社のページを眺めて発見したのだ。

ちなみに、我が家の宗教は神道ということになっているが、なかなか神社なぞ行く機会はない。今年の初詣はサボったし、昨年の初詣以来か。ということで、久しぶりに神社に赴いたのだ。訪れたのは大國魂神社である。

案の定、七五三の晴れ姿もまぶしいお嬢様、お坊ちゃまだらけであった。お父さんもお母さんも皆さん「しゃきっ」とした格好。だらけた普段着で「ぶらっと寄りました」風情の我々は肩身が狭い思いをしたのだが。


[写真をクリックすると大きいのが見られます]

というか、もう11月である。気づかないにもほどがあるだろ。

October 23, 2005

店を教わってみる。

朝から快晴で、久々の晴れの週末であったので公園に赴いたのだ。もっとも誰もが同じことを考えると見て、街道は家族連れの車で大渋滞。我々は自転車で移動したので幸いにもストレスを味あわずに済んだ。

で、公園でボールで遊ぶのにも飽き、フリスビーを買いに行くことにしたのだ。安売り郊外型の何でもアリ店舗までは距離があるので、愚息(仮名)と自転車で移動したのだ。途中、いろいろな店の前をとおる。

愚「あの店なあに?」
私「あれは本屋さん。」
愚「あ、あれは車屋さんだね。」
私「そうだね。この店は何だか知ってる?」
愚「えとえとえと。ハッピーセット屋さん」

なぬっ。御主人様(仮名)に、私の留守の平日の昼に何を食わせているのか詰問しなければならないのだ。

October 16, 2005

愚息(仮名)とお出かけしてみる。

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御主人様(仮名)の具合が良くないので、愚息(仮名)と立川までお出かけ。愚息(仮名)が喜ぶので本当は電車・バスで移動したかったのだが、天気が怪しかったので車で。

昼食は移転して14日に開店したばかりの「大学ラーメン」。以前はJR青梅線中神駅の近くにあり、美味しい長浜ラーメンを食べることができるということで遠路にもかかわらず愛用していた。ちなみに、都内で食べられる「博多ラーメン」では、メトロ丸の内線東高円寺の『ばりこて』と、この『大学ラーメン」が一番美味しいと思う。両店とも有名度という点では『なんでんかんでん』などには遥かにおよばないが、そういう問題ではないということが良く判る。ばりこてに至っては、いつ行っても座れるので、つぶれてしまうのではないかと心配してしまうほどだ(ご主人は「今ぐらいのペースが自分に合っている」とおっしゃるが)。余談はさておき、以前から東大和市のけやき通りは新小金井街道のようにラーメン店がひしめく激戦区だったが、大学ラーメンもここに乗り込んだ形になる。が、自宅からは相当近くなって嬉しい。味は中神の頃と変わっているようには思えないので一安心。愚息(仮名)も大満足のようだった。

立川では愚息(仮名)の本(『ちびくろさんぼ2』)や、レンズ(EF 50mm F1.8)やソフトを購入。愚息(仮名)は街角で風船をもらって大喜び。しかし息子よ、それは漫画喫茶の風船だ。

October 1, 2005

サイボクハムを訪れてみる。


埼玉県はサイボクハムにNさん家族とM君家族の3家族で行った。昼はレストランでBBQメニュー。豚の焼肉を堪能した。Nさんの長女(今年1月誕生)のお披露目となったが、目が大きくて本当にお人形さんみたいである。うちの愚息(仮名)もこんなに小さい時期があったなぁ、と感慨に浸ってみたりして。食後は生きている豚を見たり、敷地内の公園の芝生の上でまったり。天気が良く、暖かいので実に気持ちが良い。子供達は裸足になって走りまくりである。

夜は所沢のマ・メゾンで食事。愚息(仮名)はここでも沢山食べ、腹がぱつんぱつん。おまけに水もがばがば飲んだので、トイレが近くなって大騒ぎ。さすがに帰り道はぐったりして寝てしまった。

October 26, 2002

横須賀に出掛けてみる。

家族総出で出掛けたのだ。

お邪魔したのは横須賀在住のNさんのお宅。会社の人達を集めた総勢10名以上の集りであったが、乳幼児が居ると、授乳場所の問題でなかなか遠出ができないので、こういう機会は嬉しい。

催しの趣旨は、(1)庭で肉を焼き、(2)ウクレレを弾く、ということだった。天気予報はしっかりと「雨」と出ていたので、肉を焼く点にはいささか不安ではあったが、なんとか持ち堪えたようだ。問題は、ウクレレの部分である。どうやらほとんどの人たちが初心者らしい。

完全な初心者ともなると、楽器の持ち方からチューニングのやり方など、学ばねばならない事は非常に多い。それに曲が伴奏できるようになるためには、コードも覚えなければならない。

それでこの人たちが最初に覚える曲として選んだのは、「ハッピーバースディ」の曲だった。そう。誕生パーティなどによく歌われるあの有名な曲。コードは3つのみ。あまり難しくない。確かにこの曲だったら年に1回ぐらいは演奏する機会があるだろうし、ウクレレで演奏するという意外性でウケも良いかもしれないので良い選曲だろう。問題は、初心者がある故に何回も練習しなければならないことである。

つまり、皆でこの短い曲を何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も演奏した。

ということで、もうウクレレは沢山なのだ。そもそも今日はいったい誰の誕生日だと言うのか、きっちりと説明して頂きたいのだ。

February 25, 2001

ぎゅうぎゅう電車に乗ってみる。

飛行機を降りると、日曜日の午後なのだ。

11時間程度の飛行時間と考えると、土曜日の朝に出発したら到着するのは土曜日の様に思えてしまうが、もちろん、それは日付変更線を越えたからである。何だかとてつもなく損をしている気がするが、良く考えてみるとアメリカに向けて飛んだときに一日得をしているわけだから、気にする程のことではない。だが、気になる。私は貧乏性だからな。

現実に戻ろう。とにかく、現在は日曜の午後である。急いで家に帰って就寝せねば、明日からの仕事にさし障る。ということで、京成、山手線と乗り継いで、東京駅までたどり着いたのだ。後は中央線だけである。

と、なんだか様子がおかしい。アナウンスに耳を傾けると、どうやら八王子の人身事故で、ダイヤが乱れているらしい。まごまごしていると、いつ家にたどり着けるか分からない。とりあえず止まっている電車に飛び乗ったのだ。

神田、御茶ノ水までは良かった。四ツ谷、新宿あたりからどんどん人が増加。吉祥寺あたりでは、もう「ぎゅうぎゅう」の状態だったのだ。月曜の朝8:00の中央線登り電車だったら半分諦めもつくが、こちらは11時間の飛行後である上に、スーツケースを抱えているのだ。

日本と言う国がつくづく嫌になる瞬間である。とほほ。

February 24, 2001

時間を持て余してみる。

昨晩は、山登りをしたおかげでくたくたに疲れてしまった所為か、時差ボケの所為かは分からないが、夕食を抜いて午後7時には就寝。そんなことをしているから時差ボケが直らないんだと言う話はさておき。

と言うことで、目が醒めたのは午前2時だったのだ。当然、こんな時間だと店も何もやっていない。飛行機の出発時間は10:45であるから、8:30ぐらいにホテルを出ればいい計算になる。ということで、6時間半もさしてすることもなく、だらだらと荷作りなどをしながらwebサーフィングをして時間を潰したのだ。

何ともつまらない合州国最後の日だったのだ。

February 23, 2001

地図で判断を誤ってみる。

地図だけで判断してはいけないのだ。

サンフランシスコは 地図を見るとわかるが、碁盤目状になっている。単純な私は、こういうのを見ると、なぜだか平城京とか平安京を連想し、果てには平地に整然と建物が建っている碁盤目の街を思い浮かべてしまう。

だが、私は大いに間違っていた。

というのも、午前中は5月からお世話になる予定のK教授と、 1年間の研究テーマについて打ち合せをした。その後、先生が


「ちょっと散歩しようか」

などというから、ついていったら、もう大変。息が上がってしまうぐらいのすんごい坂だらけ。

っていうか、サンフランシスコが坂の多い街であることは、そこらのガキでも知っている有名な事実である。そんな簡単なことを忘れていた私が馬鹿なのだ。

午後は Border's という本屋へ。「You got mail.」で Tom Hanks が勤めていそうな典型的な大型書店。無尽蔵にある本に囲まれて、一時の幸せな時間を過ごしたのだ。

ああ、幸せ。

Levi'sの店にも寄り、ジーンズを2本購入。鏡の中に映る短足な自分につくづく嫌気がさす。

ああ、不幸せ。

February 22, 2001

サンフランシスコでも気を失ってみる。

3日間も世話になりっぱなしになったNewport Beachのエンジニア達に別れを告げ、 16:45の飛行機でSan Franciscoに経ったのだ。

時差のせいで、今回の滞在はいつ何時も眠い。 1時間の飛行時間も一瞬である。さすがに南カリフォルニアのNewport Beachよりは寒く、雨が降っている。それでも東京よりは全然暖かいんだけどね。

Union Square行きのバス停を見つけて、ダウンタウンへ移動。そのバス停ではWashington州から来たというおばさんに話し掛けられ、待ち時間もさほど苦痛ではない。しかし、それにしてもアメリカ人はよく喋るのだ。

アメリカに来たからには、肉も食っとくかということで、雨の中John's Grillに行く。1908年開店の由緒正しいレストランらしく、店内は白人ばかりで、一人で食っている奴などいないのだ。そのわりにはジャケットは要らないので、気にせず道を背にして店内が見渡せる窓際の席に陣取ったのだ。クラムチャウダーとニューヨークカットのステーキを頼み、さっさと食う。味もサービスも最高級である。

ただ、一人で食っても全然うまくないのだ。

近くのVirgin Megastoreへふらっと立ち寄る。んで、気づいたら3枚ものCDが入った袋を持って立っていたのだ。

気を失う癖はどこに行っても起きるらしい。

January 14, 2001

買い忘れてみる。

名古屋滞在最後の日なのだ。

実は、昨日は伊勢の帰りに、松坂の 斎宮歴史資料館にも寄った。これも父親のリクエストなのだが、「名古屋の名物料理を父親の財布で食いまくる」という基本コンセプトに沿うためには、彼を喜ばせることが大前提てある。ここで下手に機嫌を損ねてしまうと、自腹を切る羽目になってしまう。

その努力の甲斐もあって、昨晩はまんまと名古屋コーチンを食うことに成功。鳥久という老舗の鳥専門店で味噌煮込み鍋、きしめんつきである。味の方は推して知るべし。

更に、今日は、昼食にひつまぶしをご馳走になる。もう大満足。ひつまぶしをご馳走になった後は、すぐ父親と別れ、お土産を買いに名古屋中を遁走する。食うものを食ってしまえば「ハイさようなら」なのだから、なんとも冷酷な息子である。

ということで、お土産に頼まれていた味噌煮込みうどんを購入するために栄の山本屋総本家にも寄ったのだ。ところが、お土産だけのつもりが、何故か席につき、味噌煮込みうどんを啜りこんで居る自分を発見。いささか量の多いオヤツだと思えば良いのだ。ちなみに、偉大なのは付き合いながらも、ぺろっと平らげた御主人様(仮名)である。

満足しながら東名高速を東へ。ところが、川崎ICを降りて気づいたのだ。せっかく本店まで赴いておきながら、赤福を買って帰るのを忘れた。

がーん。

January 13, 2001

伊勢神宮でお参りしてみる。

伊勢神宮にお参りに行くことにしたのだ。

なんて書くと誤解されるかも知れないが、 昨晩到着した名古屋から伊勢神宮はあまり近くはない。地図で見ると、180kmぐらいの距離はある。あんまり遠くには行きたくなかったのだが、父のリクエストとあれば仕方がない。基本コンセプトが「名古屋の名物料理を父親の財布で食いまくる」であることを忘れてはならない。下手に逆らっては、「食いまくる」どころの話ではなくなる。

ということで、伊勢らしい写真を一枚。
010113_2.jpg
これを「福赤」などと読んではイケナイ。伊勢名物といえば、赤福である。ということで、内宮前の赤福本店を撮影。「創業宝永四年」とある。

おっと、もう一つ、伊勢名物と言えば手こね寿司。
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食いモノに関する写真ばかり撮っているところが、実に情けないのだ。

January 12, 2000

西に向かってみる。

夜の東名高速を西に向けてヒタ走っていたのだ。

というのも、父親が単身赴任で名古屋に行ってから早2年が経ち、そろそろ転勤があるだろうし、私自身も近い将来に出国してしまうので、行っておきたいと考えていたのだ。

基本コンセプトは「名古屋の名物料理を父親の財布で食いまくる」である。

だいたい御主人様(仮名)も離職した今、私の乏しい稼ぎだけで豪勢な旅行などできるわけがない。食費のほかにも、泊まる場所は父のマンションの予定である。ということは、移動にかかる以外の費用はすべて浮かそうと言う魂胆である。三十路を迎えた妻帯者がこんなコンセプトで旅行に出かけるなんて、情けないこと極まりないのだが、そんな細かいことは気にしない。

ということで、退社後に御主人様(仮名)と待ち合わせて出発。名古屋に向けて東名高速をヒタ走る。とにかく午前0時前には着きたい。無我夢中で西へ向かうのだ。

しかし、もう夜も10時をまわると、まわりはほとんどトラック。しかも全車速度が出ているので、運転席の上にある緑のランプは全部点灯している。

ちなみに、このランプ、積載量5トン以上の大型貨物車に取り付けてあり、速度表示灯と呼ばれるそうである。歩行車や対抗車から速度が一目で分かり、運転者にとってもスピード抑止になる目的で付けられ、時速20、40、60と速度が上がる毎に1つ,2つ,3つと点灯する仕組みだ。一昨年、規制緩和に伴い義務付けは廃止されたが。

というわけで、トラックに囲まれる。何だか恐い。もちろん対抗車線を走る車も全てトラック。緑のランプに囲まれての走行。しかしそんなことは気にしてはならない。もっとも連中を刺激するような運転さえしなければ快適でなのだ。

にんにきにきにき、にんにきにきにき、なのだ。

って、分かる人いるのか?

傾奇者(三鷹)ラーメン(大盛り、卵)