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May 3, 2010

パリ室内管弦楽団を聴きに行ってみる。

帰国した翌日ではあるが、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのために有楽町へ。何年ぶりだろうか、プロの演奏によるクラシックのコンサートを聴きに行くのは。ラ・フォル・ジュルネは小さな子供がいても3歳以上であれば家族で聴けるプログラムがあるので非常に良い。

演目はロッシーニの「アルジェのイタリア女」序曲とモーツァルトのピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」。演奏はパリ室内管弦楽団とリーズ・ドゥ・ラ・サールのピアノソロ。ジュノムは大変好きな曲なので楽しめた。2010年はせっかくのリストイヤーではあるが、聴いたのはロッシーニとモーツァルトという天邪鬼的なプログラムであるが。演奏はパリッとして非常にアンサンブルもうまく、30分で終わりというのがもったいないぐらいの名演であた。
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しかし、ポスターのリストさん、Tシャツ・ジーンズの合成CGが非常に気持ち悪いです。

March 16, 2006

チラシを受け取ってみる。

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5/7に予定している本番の宣伝用チラシの印刷があがってきた。実は論文作業の合間を縫って自宅のPCで(いわゆるDTPか)原稿を作成したのだ。もっとも原稿の雛形というかデザインコンセプト自体は、その道のプロが以前作ってくれた(西の方向を向いて感謝することしばし)ものを踏襲しているので、欲を出さなければ凝ったことをやる必要はないのだが、やっぱり丁寧に作ろうとすると非常に大変だ。

しかし、ネット印刷を使うと、web系由で入稿するとあっという間に印刷されて到着するので楽チン。しかも仕上がりも良くて安いとくる。便利な世の中になったもんだ。

December 23, 2005

クリスマス・オラトリオを演奏してみる。

P1020043s.JPGナチュラルトランペット。
トランペットの古楽器で、バルブがなくて基本的に一本の筒であります。

先々週の週末、サークルの先輩であるMさんからメールがきて、「バッハのクリスマス・オラトリオを頼まれたんだけど、一緒に吹かない?」と半ば強制的に誘われたのだ(先輩の頼みは断れません)。詳細を訊くと、練習は一回だけで、いきなり本番だとのこと。しかも本番の日付まで2週間ない。トラヴェルソ(フルートの古楽器)ならばいくら先輩の頼みだったとしても断っただろうが、ピッチが440Hzということでモダンフルートでの演奏になるので引き受けることにしたのだ。前回のカンタータに引き続き、バッハの宗教音楽である。

だが、譜面と一緒に届いたチラシをみてびっくりした。歌はなんと淡野弓子さんの率いるハインリヒ・シュッツ合唱団だ。40年近くの歴史を持つ由緒正しい合唱団で、CDなんかも出している。「しまった、断ればよかった」と後悔しても後の祭り。腹をくくって演奏してきたのだ。何度も危ないところはあったが、何とか形にはなったようだ。

しかし、真面目一辺倒なバッハのイメージとは一味異なる、キリストの誕生の喜びにあふれる音楽は、演奏していて楽しい。新しくお知り合いになった方々もいて、やっぱり断らなくてよかったと胸をなでおろしたのだ。

November 13, 2005

バッハのカンタータを演奏してみる。

久しぶりの本番だったのだ。

最近、演奏会に出演する機会が極端に少なくなってきており、最後に人前で演奏したのは…うーん…思い出せない。そんな健忘症がいよいよ激しくなってきている私だが、学生時代からMLでお知り合いのアマチュアリコーダー奏者Hさんからのお誘いでこちらの団体でバッハのカンタータを演奏する運びとなったのだ。会場は池袋から徒歩10分程度にあるルーテル系の教会。演目はBWV127,60,78であったが、笛が登場するのは127と78番。私自身はリコーダーとフルートの持ち替えだったが、出番は少なく気楽なものであった。

打ち上げのお誘いがあったが、丁重にお断りして速攻で帰宅。昨晩も練習で空けてしまったし、平日の帰宅が遅くなりがちであるから、週末の貴重な時間をなるべく家族とより多くの時間を過ごしたいからだ。それに、私にとって、週末の入浴時間は愚息(仮名)とスキンシップのとれる数少ないイベントである。さらに、ここだけの話、愚息(仮名)のつるつるのぷりぷりのお尻が実に可愛いのだ。あと15年も経てば、彼も私のような汚いお尻になってしまうはずなので、そうなってしまう前に存分に楽しむのだ。

とか書くと、「ぷりぷり」と「尻」と「楽しむ」で検索して迷い込んでくる訪問者がいるのではないかとヨコシマに期待しつつ、今日はここまで。

September 15, 2003

生ジルベルトをみる。

我ながら、なかなかの出不精だと思うのだが(筆不精とも言う)、ジョアン・ジルベルトが来るとなれば話は別なのである。

しかも、多摩に住む身としては実に嬉しいものを発見したのだ。湘南ライナーである。新宿から横浜まで、途中の停車駅は品川のみ。超速い。普段に比べて、なんと約20分の短縮である。なんてローカルな話はさておき。

会場はパシフィコ横浜の国立大ホール。ちなみにこれを「クニタチ」と呼ぶのは明らかに間違いである。開演5時とあったが、チケットには「アーティストの都合により開演が遅れる可能性があります」。と書いてあったので、5:50に開演でもあまり驚くことはなかった。しかもエアコンは「アーティストのご意向により」切られていた。 5000人も入るホールのエアコンを切ったらどれだけ暑くなるか。ちなみにこの人、ボサノヴァの開祖のような人なのだが、変人であることで有名でもある。しかも72歳。演奏会をスッポかされてもあんまり文句が言えないという、カルロス・クライバーのような大物である。

で、ついと出て来て弾き始めた。「いやいやいや遅くなってごめんちゃい」という筈もなく、軽くチューニングしてあっさりと始まった。 1曲目はいわゆるワンノートサンバ(Samba de Una Nota Su)だったのだが、鳥肌が立った。生で聴くことはないと思いこんでいた声とギター(ヴィオロン)が、目の前で鳴っているのである。感無量である。不覚にもうるうる来てしまった。こんな感覚は2000年に聴いたBuena Vista Social Clubのルベーン・ゴンザレズがイブラハム・フェレール等と一緒に来日した公演以来である。

休憩なしで2時間が過ぎた後、 Estateを弾いた後に舞台上でなんと動かなくなってしまった。再度動きはじめたのは20分後。前代未聞の出来事である。奏者がひっこまなければ、観客は帰る訳にもいかない。その間拍手は続き、そろそろこの爺さん死んだんじゃないかと心配になりはじめたら、リセットをかけたが如く、ソロを含む4曲をそれはそれは素晴しい出来で弾き、出てきたときと同じようについとひっこんだ。終了時刻はゆうに9時をまわっていた。

翌日の日本公演最終日でもフリーズしたと聴くが、いずれにしても歴史的な瞬間に立会えたのではないかと思う。

しかし、もはや日記とは呼ぶことも出来ない頻度でしか更新されないこの頁。読者の皆様にはそろそろ諦めて頂きたいものなのだ。