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August 18, 2009

ナシゴレンを作ってみる。

今や知らない日本人はいないであろうというインドネシアの有名料理といえばナシゴレンなのだ。ファミリーマートの戦略にまんまと乗って食べたのがもう10年ぐらい前のことか。

実はこの前のインドネシア旅行ですっかりインドネシア料理が好きになってしまい、レシピ本(「おいしいインドネシア料理―家庭で作る本格レシピ50選」榎本直子、村上百合著)まで購入してしまったぐらいである。意外に近所にあったインドネシア食材店で食材のケチャップ・マニスなどを購入して改めて作ってみた。もちろんエビせんべいとキュウリとトマトの付け合せも欠かしてはならない。我が家の4人分(うち子供2人)の簡易版レシピは以下のとおり。
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ご飯 4合分
鶏もも肉 200g
むき海老 100g
たまねぎ 半分
ケチャップ・マニス 大さじ2
醤油 大さじ1
コリアンダーシード(粉状) 小さじ1
にんにく 1欠片
シュリンプペースト(カピ) 小さじ1
塩、コショウ 適量
卵 人数分
付け合せ:クルプック(えびせんべい)、キュウリ、トマト、バワン・ゴレン(たまねぎの揚げチップ)

ここで列記した中で比較的特殊な食材はシュリンプペースト、ケチャップ・マニス、クルプックであるが、ケチャップ・マニスは砂糖と醤油を同量混ぜてねちねちになるまで煮詰めたもので代用できる。シュリンプペーストは入手困難なプティス・ウダン(Petis Udang=海老ベースの黒い調味料)の代用品。これは決して外してはならない。味はちょっと濃い目なので薄味が好きならばケチャップ・マニスと醤油の量を調整したほうが良いだろう。

まず、5mmぐらい浅く油を敷いたフライパンでクルプックを揚げる。シュリンプペーストと塩コショウで味付けした鶏肉と油をしいたフライパンで強火で炒め、鶏肉に火が通ったら海老とたまねぎのみじん切りを投入。たまねぎに十分火が通ったら、にんにく、コリアンダーシード・醤油、ケチャップ・マニスを投入して、味が回るまで具を炒める。最後にご飯を投入してチャーハンのように炒めるが、同時に別のフライパンで人数分の半熟目玉焼きをつくる(本格的に作るなら固焼き目玉焼きのようだが、私は半熟が好みである)。皿にご飯を盛り付けた後は、目玉焼きを載せ、先に揚げたクルプック、キュウリのスライス、トマトを添えた後にバワンゴレンを振りかけて完成。子供も食べるので作る過程では唐辛子をほとんど入れないが、大人は皿に盛った後に豆板醤を入れてかき混ぜる。

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しかし近所のイトーヨーカドーでBintangビールが手に入るとは思わなかった。

August 9, 2009

白川郷を訪れてみる。

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昼はスウェーデン時代にご一緒していたSさん家族と高山で合流。古い街並みをだらだら歩いたのちはご当地ラーメンである高山ラーメンを甚五郎らーめんという店で食す。
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その後は天気も悪いので上高地に行くのはあきらめ、白川郷まで足をのばして、世界遺産として登録された合掌造りの家屋を見て回った。合掌造りそのものは珍しいものではないようだが、これだけの数が保存されているということ自体が稀らしい。

ここのところ何故か世界遺産づいていて、感動がイマイチ薄いのは自分が悪いに違いないのだ。

August 8, 2009

乗鞍にでかけてみる。

早起きして4時に出たのは正解だったのだ。その後5時には中央高速下りは20kmの渋滞となっていた。
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早起きは3文の得とはよくいったもので、すべて大勢の人たちとタイミングがずれているため、松本城を眺め、普段は混雑する蕎麦屋も待つことなく座れた。10年以上前にまだ彼女というステータスであった御主人様(仮名)と来た場所だ。
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その後は乗鞍高原まで山道を移動し、その後山の中を散策した。途中で雨が降ってきたのだが、構わず強行軍。誰もいない善五郎の滝などを見た(今思えば少々無茶だったかも)。
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夜は乗鞍高原泊。白く濁った温泉でほっと一息。やっぱり日本はいいなぁ。

August 7, 2009

夜行で帰国してみる。

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帰りも行きと同じA380で到着なのだ。
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日本の田園風景もほっとするものだ。

自宅に荷物を置いてシャワーを浴び、午後から出社。夜は8月になってようやく配属された新人の歓迎会に参加した。翌日は朝が早いので深酒せず、ビールもほどほどに。

August 6, 2009

インドネシアを発ってみる。

今日も盛りだくさんなのだ。

まずはTamansariなどを訪れ、遅めの朝食はジョグジャカルタなどジャワ島中部の名物料理であるグドゥッ(Gudeg)をドライバーのAさんと一緒に食した。
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パームシュガーで甘辛く煮込んだ地鶏や卵は実に美味しい。ちなみにちょっとうっかりしていた事を白状しなければならない。本来ならば日本人とはいえ雇い主である私とドライバーが一緒に食事をするのは本当は良くない事なのかもしれない。インドネシアは階級社会であり、そのような社会に身をおいたことが無いため、きちんと理解せず食事に誘ってしまった。軽はずみな行動だったかもしれないと反省しきりである。

その後、この旅行の第二のハイライトであるプランバナン寺院(Prambanan)を訪れる。

前日のボロブドゥールとほぼ同じ時代の遺跡だそうだが、こちらはヒンドゥー教のものであるから、祭られているのは破壊と創造の神シバだったりする。今なお2006年にジョグジャカルタを襲った地震から復旧途中だそうで、ガイドによると地震前の状態に戻るには2013年を待たなければならないそうだ。もともと接着剤を一切使わずに建設されていたとのことだが、今回の復元では危険防止のために使用しているとのこと。以下は2013年以降は見られない風景だ。外壁の火山岩とは異なる色の砂岩が使われていることに注目したい。
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で、ジョグジャ空港に到着後に問題が発覚。ジャカルタまでの航空チケットが取れていなかったのだ。このままジャカルタに到着できずに19:40発シンガポール行きの飛行機に乗れなければ、大変マズいことになる。なんとか地上係員に頼み込んで出発ぎりぎりにキャンセルでリリースされた席に座って行けることになった。暑いジョグジャカルタで冷や汗をかきまくりだ。
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往路と同じようにシンガポールのチャンギ空港では成田行きに乗り継ぐ。時間が大分余ったので、空港内をぶらぶらすることができた。この巨大な空港は制限区域内はちょっとしたショッピングモールである。ここでふらふらしていたら意外な人に鉢合わせしたのだが、それはさておき。
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聞くところによるとソウルのインチョン空港も「遊べる」空港だそうだ。成田もこれぐらいの割り切りは見習っても良いかもしれない。

August 5, 2009

ボロブドゥールを訪れてみる。

特に世界遺産フリークというわけではないのだが、「世界遺産」などと言われると見に行きたくなってしまうのだ。インドネシアのジャワ島に来る機会もそうそうないだろうし。

ということで、朝7時発の汽車に乗って、バンドゥン(Bandung)からジョグジャカルタ(Yogyakarta)まで一人旅で移動した。この二つの都市は400km程度の距離らしいのだが、新幹線のような夢の超特急が走っているわけでもなく、余裕で7時間半かかる道のりだ。今回は安全性の高いEksekutiv(良く読むとまんま英語の"Executive"ですな)クラスで移動。といっても日本円にして2,000円弱。ちなみに周りは欧州人だらけでした(まさかこんなところでフランス人に囲まれるとは思わなかった)。まさしく「世界の車窓から」のようにインドネシアの山岳風景、田園風景を満喫できた。食堂車で強面の現地人たちに囲まれて食べたミーゴレンとコピ(コーヒー)は実にうまかった(計17,000ルピア=約170円)。計算を間違えられたが、ウェイトレスのお姉さんに言うとすぐに返金してもらえた。
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結局電車はちょっと遅れ14:30ごろに到着。今回のジョグジャカルタ滞在は全然時間がないため、時間を金で買うような移動をすることにした。つまり一人でcar rental(当然運転手付)。宿に荷物を置いて、そのまま駅からホテルまで送ってくれた車に乗ってボロブドゥールBorobudur)に一直線。
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閉園直前だったためか意外に人出は少なく、満喫することができた。夕焼けを浴びた遺跡は実に神秘的である。ちなみにガイドブックには早朝に訪れることを盛んに薦めていたが、閉園直前も意外に狙いどきなのかもしれない。

足早にムンドゥッ(Candi Mendut)寺院を見た後は、夕食はホテルの近くのレストラン(Pecel Solo)で一人飯。メニューはインドネシア語で店員もほとんど英語を話せなかったため、オーダーするのに難儀したが、実物を見せて取り分けてくれたので(大皿料理屋方式の店だった)、好きなものを食べられた。後で調べた感じだと、Nasi Gurih(ココナツライス)に付け合せ(おかず)がTerik Daging(牛肉の甘辛煮)、Serundeng Kelapa(ココナツの果肉の甘辛煮)、Terong Balanda(ナスの漬物?)ということらしい。味は良い。なかなかインドネシア料理も奥が深く、はまりそうである。ここでもBintang(ビール)を飲んだ。52,330ルピア(=約500円)であった。インドネシアは基本的にイスラム教の国であるため、メニューにはビールが載っていないことが多いようだが、頼むときちんと出てくるのが面白い。

August 4, 2009

バンドゥングに滞在してみる。

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バンドゥングはジャカルタに比べると静かな都市のようだが、なかなかどうして活気のある街であった。高原にあるためか、涼しくて実に過ごしやすい。
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アジアの典型的な移動手段であるバイクはここでも健在。信号待ちしているとみるみるうちにこんなに集まってきた。ちなみに全員無関係な様子。日本と同じように皆きちんとヘルメットをかぶっているあたり、他国に比べればマシなのかもしれないが。
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夜はインドネシア料理に舌鼓。BintangビールはHeinekenのOEMだったとか。なかなか美味しい。

August 3, 2009

インドネシアに飛んでみる。

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あこがれのA380なのだ。総2階建てで、しかもエコロジーな飛行機。シンガポール空港経由でジャカルタに飛ぶのだが、初めてシンガポール航空で行ってみることにした。これだけ出張が多くなると、だんだん飛行機ヲタクにならざるを得ないのだが、新しい機材を積極的に導入する航空会社はやはり憧れである。巨大な翼のおかげか(根元に座っていると窓の外の風景は翼しか見えない)、乗り心地はよく、エンジン音もきわめて静かだ。着陸時の逆噴射は普通のエアコン並みの音しかしないのにはびっくりした。しかもシンガポール航空は客室乗務員のユニフォームがすばらしい。久々に高校時代と同じドキドキ感を味わうことができた。

と、親父トークはこれぐらいにして。ジャカルタといえば自爆テロが記憶に新しいが、今回はもうちょっと奥地のバンドゥン(Bandung)である。ジャカルタからバンドゥンまではハイヤーで移動なのだが、やはり典型的なアジアの運転で、かなり怖い。スピード、車間、トラックのスピード、左からの追い越し(インドネシアは日本と同じ左側通行)、どれもとってもスリリング。自爆テロよりもよっぽど交通事故の方が確立が高そうである。

結局ホテルにたどり着いたのは現地時間23:00。かかった時間はジュネーブとほとんど変わりがない。疲れました。

August 1, 2009

沖縄から帰還してみる。


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まずは玉陵(たまうどぅん)を訪れる。首里城はかなりの人出があったが、ここでは帰るまでに遭遇した観光客は一組だけ。意外に地味な世界遺産の一部である。
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国際通り脇の「ゆうなんぎい」で昼食。朝飯を抜いたので、おなかがぺこぺこだ。沖縄料理を好きな順に頼んでいたら結構大量になってしまったのだ(写真は左からゴーヤチャンプル、ソーキ、ミミガー、島ラッキョウ)。その後のんびりと空港までゆいレールで移動したが飛行機は機材の到着が遅れたとのことで30分以上の遅延で羽田空港に到着。で東京に戻ってからは、仕事仲間のEさんとSさんで神泉近くのワイン専門店で会食、と盛りだくさんな一日だったのだ。
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武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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