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March 22, 2009

Piazzolla: Tango: Zero Hour

★★★★★(必携・自他共に認める名スタジオ録音)
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ここにあるのは硬派なピアソラだ。触れただけですぱっと切れてしまうような緊張をスタジオ録音によって閉じ込めた。間違いなく後期五重奏団録音の最高峰である。私が初めて購入したピアソラの演奏はこれだったのだが、開始30秒でのけぞるような衝撃を受け、そしてピアソラ探求道に入り込む羽目になった音源である。

読経のような人の声、笑い声、ピアソラ自身の声が不気味に重なるオープニングに続くのは、硬質で極端に重いタンゴのリズムに乗せられた半音下降の主旋律が印象的なTanguedia III。どこまでも官能的な天使のミロンガ(Milonga del Angel)、そして五重奏のための協奏曲(Concierto para Quinteto)とすべてが名曲ぞろい。しかし個人的に一番押したいのは、Mumukiである。切ないほどの愛にあふれ、(誇張ではなく)涙なしでは聴けない。

この音源といつか紹介したいと考えているラ・カモーラ(La Camorra)は、ジャンルを超えた永遠に不変的な音楽を刻む銘スタジオ録音である。

March 16, 2009

速度違反を食らってみる。

IMG_1571s.JPG
前回の出張時にジュネーブ市内をレンタカーで走ったのだが、50km制限のところを61kmで走ったということで、罰金の支払命令がやってきたのだ。日本であれば見逃してもらえる程度であるが、精巧で正確な時計産業を生業としているスイスとしては、こんな速度オーバーも許せないらしい。非常に腹が立つが、払わないコトによって入国拒否でもされたらそれこそ仕事に差し障るため、泣く泣く払うコトにした。この手の書類は万国共通であるので(スウェーデンでも駐車禁止で罰金を払っている)、フランス語が判らない私でも大体何が書いてあるかは予想がつくのだが、振込先を特定するのだけは辞書の手を借りる必要があった。罰金そのものは120スイスフラン。

海外送金はかなりの手数料を取られるため、大きな出費となってしまった。

むきーっ。

武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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