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申請手続きをしてみる。

会社を途中で退社して(裁量労働制なのでこういう場合は休みを申請する必要がない)、学位申請のための手続きをしに横浜にある母校へ。到着したのが午後3時ということもあり、学生がわんさかいる。当然二十歳前後の若い女学生もわんさか。まぶしいぃ。若いっていいなぁと(本気で)思う。うーん、できることなら大学生の頃に戻りたい。15年前に戻ってあの無責任でもなんとなく許された時代をもう一度謳歌したいっ。腐るほど時間があったあの時代に戻りたいっ。というのはさておき。

要するに、専修内の予備審査(正確には「セミナー」)も先日合格し、5/2に論文が通って乙種博士号の必要最低条件の論文数(コンピュータ科学専修では4本)を晴れて満たしたので、正式に「受理申請手続き」を行うことになったのだ。慶応大学理工学部では専攻教員会議が1ヶ月に約1回ペースで行われるが、その2週間前までに学事課に必要書類を提出する必要があり、5/31に開催予定の会議に向けた〆切は本日5/17。私の人生、振り返ってみると常にぎりぎりでやってきたが今回も例に漏れずぎりぎりである。

必要書類は事前にwebで入手できる「申請手続き要綱」を何度も読んで入念に準備しておいた。このとき、私が用意しなければならなかった書類は:


  1. 学位申請書
  2. 論文要旨(和文)
  3. 論文要旨(英文)
  4. 履歴書
  5. 論文目録(過去の業績リスト)
  6. 関連著作一式(過去の業績を紙バインダーに綴じたもの)

で、1~5までは、webページからWord形式でダウンロードできる(実に便利な世の中になったものだ)ので、単に埋めていくだけ。6については、目録と対応がとれる配置にしておかなければならないようだ。いずれにしても、予備審査を受けるときにはすべて準備しておくように指示されていたので、今回はチェックをして修正するだけであったが。ちなみに、論文の要旨については(主査の許可を得れば)審査手続きまでは差し替えが利くようだ。一応、提出前には主査のS先生にはアポをとり、書類を一緒にチェックして頂いた。

ところが要綱の下のほうを読むと「指導教員が学事課に下記の書類を提出されたかどうか、念のため指導教員に確認してください。」と書いてある。「ひょっとすると万が一」ということでS先生に確認するとやっぱりやっておられなかったので(まぁこういうのは普通本人がトリガーをかけるものだと思う)、その場で急いで一緒に作成して提出。その書類には専修主任のハンコが要るので実はA先生が不在だったらアウトだった(冷や汗)。

ちなみに、私が学生のときは学事課の職員の方々には結構冷たい対応しかしてもらえなかった記憶しか残っていないが、今回は対応も丁寧でいろいろと融通を利かせて頂いた。特に総務会計の方には、時間外だったにも関わらず(本来は15:00まで)快く審査料金(OBは7万円)を受け取ってもらった。本当に感謝。

とりあえず手続き的なものを終了した後は、S先生の研究室に戻って今後のスケジュールをおおよそ決定した。主査や副査の先生に学位論文を見ていただく必要があるので不確定要素はあるものの、大体は以下の通りとなった。

 専攻教員会議でS先生が説明する議案書の原稿作成。
 6月末までに学位論文を見てもらえる状態(ほぼ完成形)にする。
 while (true) {
  主査・副査の先生方に論文を読んで頂いてコメントをもらう(特にO先生には手渡し)。
  コメントを反映
  if (コメントが出揃い、論文に目処がついたら) break;
 }
 公聴会の設定を主査のS先生にお願いする。
 7月下旬(7/18or24の週)に公聴会を開催。
 if (公聴会後の教授会で承認を得る) {
  論文を確定して製本に出す。
  8/21までに製本した論文を学事課に提出して審査手続きを行う。
  9/29学位授与
 }

S先生は「予定がきつくて無理そうだったら、無理に春学期授与(つまり9月の授与)を狙わずに、秋学期授与(3月)にすれば?」とおっしゃって下さったが、伸ばしても特にメリットはなさそうなので、9月を目指すことにした。いよいよ本気で気を引き締めて論文を書き上げなければならないのだ。

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武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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