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自宅サーバを公開してみる。(1)

hiwa.orgは1999年よりSakuraインターネットのレンタルサーバを利用している。当時は月2,000円でlogin shellつきでレンタルサーバができるというのは結構画期的だったのだが、今やたかだか100MBのディスクスペースでこの価格は決して安くない。事実、このプロバイダでは月500円で1GBのほぼ同等のサービスを提供している。ということで、乗り換えることにした。

一方、実は2年ほど前からOpenblocks266というマシンを実験的にサーバを動かしていた。デフォルトではSSD Linux(BSDのパクリで、外神田Software Distributionの略らしい)などという怪しげなLinuxディストリビューションがインストールされていたが、Vine Linux 2.6→3.0→3.1と手塩にかけて育ててきていたのだ。カーネルもパッチを入手して2.4.26をフラッシュROMに書き込んでみたり、いろいろと遊んできた。

最近やおら日記をつけ始めたくなり、MovableType 3.2(ja)を試しにインストールしてみて動かしてみるも、エントリーを投稿して再構築すると、異様に時間がかかってがっかり。PPC 266MHzではやはり力不足か。とはいえ、外に公開していろいろと遊んでみるのもいいかなと思って実験をすることにした。

まずは、サーバの引越しをするべく、新しいサービスを申し込み、年間使用料5,000円をまとめて振り込む。このISPはns[12].dns.ne.jpをDNSサーバとして設定している。

次に、家のドメインをDynamicDNSとして使えるように、私的Dynamic DNSにアカウントを登録。

まずはHTTPサービスを提供するために、ADSLモデム兼ルータにてTCPの80番ポートをNATで開放。Sygate社のポートスキャンプログラムを用いて、外からOpenblocksのサーバが見えていることを確認。WHOISサービスを用いて、新たに登録したDNSサーバが反映されていることを確認。とはいえ、DNSの情報が伝播するまで、しばらく放置が必要。

放置中にもやることは他にある。Dynamic DNSで指定したサブドメイン(hiwa.mydns.jp)を私的Dynamic DNSに登録し、とりあえずデスクトップPCからSirBiffなるツールを用いて、現在のグローバルIPアドレスをdynamic DNSに登録。しばらくして、うまくDNSが引ける事を確認した。つぎに、biffpopをOpenblocksでmakeして、インストール。続いてcronで起動されるように設定。ちなみに、この模様は私的Dynamic DNSの説明ページで読むことができる。

そうこうしているうちに、晴れてwww.hiwa.mydns.jpとしてアクセス接続することに成功。案外すんなり行った。本日はここまで。明日以降、本当に外部から見えるかどうかを確認する必要がある。ちなみに、このアドレスに接続すると、Openblocksの方ではなくルータの設定画面に接続してしまうので、要対応。おそらく、外部からは正常に見えていると思われる。

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武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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