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SSDを導入してみる。

IMG_0893s.JPG
このblogが動いている我が家のサーバも導入されてから5年、本格的に外部に公開して丸3年が経つ。ハードディスクもサーバ用のモノを導入してから毎日24時間止まることなく無事故で律儀に動き続けているが、筆不精にも関わらず300件近くのエントリがあり、そろそろディスククラッシュが心配だ。

ということで、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入したのが今話題のSSDだ。Openblocks266はインタフェースがPATAで限定されるので、あまり選択肢はない。ということで探し当てたのが、Transcend製のTS32GSSD25-S。いまさら32GBの容量しかないが、現在のHDD使用容量は10GB足らずなので十分だ。むしろ信頼度は高い方が良いのでMLC素子ではなくSLC素子のものを手配した。

とはいえ、導入前にシステム(Vine Linux)のアップグレードを行うことにした。Release 3.2で長いことほったらかしにしていたので、4.2に上げなければならない。以下手順をメモっておく。

まず、カーネルのアップグレード。ぷらっとほーむのFTPサーバから、最新のファームウェアを取得しflashcfgで書き込む。忘れずにmodulesもHDDの/lib/modules/以下にコピーしておく。(アップグレードして気づいたが最新のカーネルではPCMCIAのドライバが更新されており、PCMCIA→USB経由で外部ハードディスクが無事認識されるようになっていた。)

次に、HDDの中身をSSDへバックアップする:まずは母艦となるデスクトップPCのPATAのIDEに双方をつないで、Kinoppixでブートする。fdiskでパーティションを切り、newfsでext2fsのファイルシステムを作成。そしてHDDの中身をSSDにすべてtarでコピーした。ちなみに、SSDはSLCとは言え書き換え回数の耐久性に乏しいので、敢えてジャーナリングファイルシステムであるext3fsではなくext2fsにしてある。

そして、HDDをOpenblocks266につなぎ直して、ディストリビューションをVine 3.xを4.xへアップグレードする:aptが4.2 releaseのファイルを参照するように/etc/apt/sources.listを以下のように書き換える。

rpm [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.2/$(ARCH) main plus upates nonfree extras

rpm-src [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.2/$(ARCH) main plus upates nonfree extras

ちなみに内向きのDNSサーバを行っていたので、aptでアップデートするときには/etc/resolv.confでは自分(127.0.0.1)ではなくルータに書き換えておいた。そして# apt-get update; apt-get install aptでまずはapt自身をアップグレード。そして、次に# apt-get dist-upgradeで全体をアップグレードする。時間はかかったが、ひたすら待っていればアップグレードが終了した。

システムは問題なく立ち上がったが、MovableTypesで動作しているこのblogは以前と同じようにうまく動かなかったので、ちょっと手直しが必要だった。

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武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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