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pHメータを作ってみる。

水質には、温度、各窒素化合物の濃度、pH、硬度など確認しなければならないことが多い。

そのうちpHについてはいちいち試薬で測定するのは面倒そうなので、秋月電子通商pH計キットを購入して作成することにしたのだ。通販で購入したので、送料・代引き手数料込みで5,800円也。届いたパッケージを開いてみると構成部品点数も少なく案外簡単にできそうである。
IMG_7788s.JPG
と作ってみたが、半田付けの腕前がさび付いていて苦労した。アクリルケースの加工は割れないように注意する必要があった(リーマーがあったのでキリで穴を開けてしまえば簡単だったが)。自分なりのアレンジとしては基盤と電池の間にスイッチをつけたことぐらいで、他は説明書どおりに作った。また、手元のテスターはアナログメーターであるため、可変抵抗の電圧調整ができず(結局、職場のデジタルテスターを昼休みに拝借して調整)。アナログテスターで何とかなると思っていたのは甘かった。とはいえ、手元の完成品は何故か小数点が表示されず、100倍の値になってしまう(可変抵抗を調整すると100の下が099なので小数点だけの問題のようだ)。

やってみて感じたこと。店で7000円程度も払えばもっとスマートで小さなpH計の完成品が購入できるので、手間を考えるとあまり安く上がりだとはいえない(このpH計キットに付属するOMEGA社のプローブは高級品らしいが)。工具がない人は半田ごて、テスターなどを買い揃えなければいけないので逆に高くつく。作ったからといって上手くできるとは限らないし、特に電気工作をやったことがない人にはお勧めできない。
IMG_7795s.JPG
とはいえ、完成してそれらしい値を示したときは嬉しいものなのだ(1/100倍しなけりゃいけないけど)。

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コメント

「少数点の表示をさせるためにDP2とTESTをジャンパーしてください。」だそうです。
http://akizukidenshi.com/img/goods/2/K-00105.jpg

なるほど。早速直します。

自分がちゃんと取説を読んでいなかったというのがバレバレですね。貴重な情報本当にありがとうございます。

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武蔵野在住の不惑研究者の備忘録。 息子と娘に嫌われないことを目標に日々過しています。

ちなみに登場人物はほとんど匿名ですが、 「御主人様(仮名)」とは私の妻で「愚息(仮名)」は息子のことです。

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