2000年3月前半の「がまんしましょう。」


00.03.01,Wed 深夜の電車を見回してみる。
00.03.02,Thu チラシを眺めてみる。
00.03.03,Fri 今週も拉致監禁してみる。
00.03.05,Sun 体脂肪率測定機能つき体重計に乗ってみる。
00.03.06,Mon うっ! はぁ! に耳を傾けてみる。
00.03.07,Tue テレビの画面サイズについて考えてみる。
00.03.08,Wed 更にテレビの画面サイズについて考えてみる。
00.03.09,Thu 日記に書くことについて悩んでみる。
00.03.11,Sat 『コブラ〜』を目指してみる。
00.03.12,Sun いまさらPS2を堪能してみる。
00.03.13,Mon 自慢のPDAを落としてみる。
00.03.14,Tue ご馳走する羽目になってみる。

00.03.01,Wed 「深夜の電車を見回してみる。」

残業も佳境に入る午後7:00。 急に上司のMさんが「飲みに行きたい」と言い始めたと、Mちゃんが伝えに来てくれた。 ちなみに、執拗に書かせてもらうが、Mちゃんは美人OLではない。 30歳を目前にした、サッカー大好き男である。 また、Mさんと言っても頼れるオネ〜さま上司ではない。 子供が2人もいる立派なパパである。「頼れる」というのはあっているのだが。 あぁ、美人OLが沢山いる職場にならないかなぁ。って、今の男性だらけの職場が、 急に女性だらけの職場になっても考えモノか。というか、そんなことはどうでも良い。

今夜は欠食する旨を御主人様(仮名)にもなんとか了承してもらい、 いつもの庶民派焼き鳥屋に落ち着く。えーとここには、 先週も飲みに来たような気がするが、 ま、先週は先週、今週は今週である。気にしない気にしない。

がらっと店の戸を開けると、いつもどおり激混だった。 しかたがないので、男6人で、奥の座敷にギチギチになって座ったのだ。 うーん、絵にならんなぁ。 それに、なんかぷ〜んと足の臭いとかして来そうな雰囲気だ。って、それは私か。

とにかくヒトシキリ飲んだ後に、お開きになったのだ。帰りに電車に乗ると、 訊いてもないのに「俺ゃあ、もう飲めまへん」などとつぶやいたり、 身体をくの字にして椅子から転げ落ちそうな体勢で寝ていたり、 ひっくひっくとしゃっくりをしっぱなしになっていたり、 だらしなく口を開けて寝ていたり、膝をがっくんとやったり、 吊皮を中心にコマのようにぐるんぐるん回っていたりする人がたくさん居たのだ。 夜も遅くなると、こういう人達が増えるんだよなぁ。

とか言いつつ、自分も「がくっ」とやった後に、 反動で後頭部を窓ガラスに激突させていたのはここだけの秘密である。痛。


00.03.02,Thu 「チラシを眺めてみる。」

我が家は狭い。

まぁ、別に私は前途有望な青年実業家でもなんでもなく、 ただの安月給のサラリーマンなのだから仕方がない。 もっとも、マガリナリにも会社が所有する「社宅」に 格安で住ませてもらっているので、文句はあまり言えないのだ。 社宅と言っても一軒家とかではなく、4畳半と6畳の2DKのアパートである。 周りに店も多く、それほどうるさくもないので、広さ以外は満足している。 というか、自分自身を満足させている。

話はかわるが、実は我が家ではナマイキにも 日経新聞なぞを購読している。 あまり政治的思想が入っていない報道姿勢もさることながら、 科学技術系の記事にも過ちが少なく、好感が持てるのだ。 あと、テレビやラヂヲのニュースではあんまり経済のことは報道されないしね。 というか、私がワイドショーと深夜番組ばかり見ているのがイケナイのか。 ま、とにかくこの新聞を購読しているのだが、それには大問題があった。

チラシが入らないのである。

例えば近所のスーパーで、今、何がお買い得なのか全然情報源がないのである。 これは困る。某医薬製品乱売チェーン店によると、 一般的に女性は「お金持ちでもそうでなくても安くて良いモノが好き」らしいのだが、 御主人様(仮名)もその例外ではなく、 安いモノを見つけては大量にまとめて買って来るのが好きなようである。 そんな時の彼女は一段と輝いて見えるのだが、そんなことはどうでも良い。

とにかく、御主人様(仮名)は日経新聞にチラシが入らないのが御不満だったらしく、 「チラシが入らないから、もうとらない」とか言い始める始末。 という訳で、新聞配送屋に再三に渡ってお願いした結果、 昨日から新聞にチラシが入るようになったのだ。2人ともhappy。

ということで、早めの平和な夕食後のこと。 ようやく時間ができたとばかりにプレイステーションの電源を入れた私の背後で、 チラシを眺めていた御主人様(仮名)の鼻息が荒くなった。 一体、何を見てるんだろうと肩越しに覗くと、不動産屋のチラシを見ていたのだ。 ち、ちょっとアナタ、いくら安いからと言ってソレは無理です。


00.03.03,Fri 「今週も拉致監禁してみる。」

ももももももももも〜も〜も〜の日っ。

ってな感じで、今日は桃の日らしい。 実は、ここだけの話、私は「桃の天然水」、略して「桃天」が大好きなのだ。 この「天然水」シリーズには、「りんごの天然水」というラインアップもあるが、 桃には到底勝つことはできないと思う。どれぐらい好きかというと、 人が買ってきておいた桃天を断りもせず勝手に飲んでしまうぐらい。 ところが、その彼も相当な桃天好きだったから、 かなりの恨みを買ったことは間違いない。まぁ、そのあと仲直りして、 自分達を「桃天ボーイズ」などと命名していたんだけどね。 って、どうでも良い話はいいかげんにして置こう。 念のため書いておくが、私はJTからは一銭も貰っていないからね。 ただ純粋に桃天が好きなだけなのだ。 かといって、JTから何かくれるといったら断らないけど。

と言う訳で、花の金曜日である。 午後6時も過ぎて、ふと見回してみると、どんどん退社していく人達を尻目に、 一人寂しくカップラーメンを啜っていたMちゃん(not 美人OL)が居た。

ちょっとちょっとちょっとちょっと、寂しすぎるよ。 ということで、先週に引き続き、 拉致監禁を実行することになったのだ。もちろんターゲットはMちゃんである。

「俺、全然、腹減ってないっすよぉ」とぼやく彼を、御主人様(仮名)、 eveさんと一緒に、 地下にある吉祥寺のイタメシ屋に拉致。 確かに、カップラーメンを食ったばかりなのだから、腹は空いているハズがない。 なのに、サラダとピザ、鼻から出るほどの大量のパスタ、そして、 2本の赤ワインを頼んだのだ。もう、お腹はぱんぱんである。

次に、「俺、明日スキーっすよぉ」とぼやく彼を、カラオケボックスに監禁。 午前3時までヒロミ郷などを歌って盛り上がったのだ。 これを拷問と言わずして何と言うか。

一方の私は、ほとんど酔っ払っていたので、何も覚えていないのだ。


00.03.05,Sun 「体脂肪率測定機能つき体重計に乗ってみる。」

目が覚めたら13時過ぎだった。もう既に一日の半分を無駄にしていることになる。 実は朝に一度起きて社宅の周りの掃除をしたりしたんだが、二度寝してしまったのだ。 こういう自分の弱さが一番嫌いなのだが、後悔先に立たず。 仕方がないので、御主人様(仮名)と相談し、日常雑貨などの買物に行くことにした。

本日のメインターゲットは北京鍋である。 そう、いわゆる中華鍋と呼ばれる、丸底の黒い鍋。 実は、結婚してから、 和食とイタリア料理は我が家の食卓に登場しているのだが、中華料理はまだである。 何事も形から入る御主人様(仮名)と私は、 「これを使えば本格中華料理が出来るのだ」と思い込んでいるので、 チタン製の軽いが1万円もするモノや、 テフロン加工がしてある中途半端なモノなどでは満足しない。 「つやつやの黒ビカリした立派なモノ」が一番なのだ。 って、変な想像をしないように。

いろいろな量販店を探したがやっぱり「これぞ」と言うモノがなかったので、 結局近所の金物屋で入手した。30cmの本格的なヤツで、2340円也。 中華オタマと一緒に買って大満足である。 って、それだけで満足してないでちゃんと作れよ。

ところが、帰宅後に御主人様(仮名)が「じゃーん」などと言いながら、 薄平い箱を袋から取り出した。え、いつの間にそんなの買ったんですか。

体脂肪率測定機能つきの体重計である。 御主人様(仮名)は、私の最近の体重の増加を苦々しく思っていたらしく、 こういう動かぬ証拠を突き付ければ、 脂の浮いたラーメンのスープを最後まで飲み干すという暴挙を 制止することができるのではないかと思ったらしい。

ふん、その手にゃ、乗りませんよ。 と、早速自分の体重を測っている御主人様(仮名)を見ないフリをする。 その手に乗って自分の体重を測ったりすれば、 今までの食生活を激しく非難されるに決まっている。 そもそも、私は一般的な標準体型から見ると肥満かも知らんが、 業界標準体型である。そんなもの、私には必要ない。 って、そんな訳はないか。

でも、実は、内心羨ましかったりするのだ。 何だかんだ言いながら、こういう新しいモノは試してみたい。 悔しいが、こういう新しいモノが大好きな私の性格を彼女は熟知しているのだ。 く、くやしい。

ということで、御主人様(仮名)が寝静まったのを見計らって、乗ってみる。

ぎゃーあ。

ぶるぶるぶるぶるぶるぶる。 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。

パワー軒(立川)とんこつラーメン


00.03.06,Mon 「うっ! はぁ! に耳を傾けてみる。」

うっ! はぁ! うっ! はぁ! あいやいや、あいやいや。

なるべくリズミカルに。と、言ってもヤラシイ声のことではない。

私は耳についたある曲が頭から離れなくなり、 頭の中をぐるぐる回って、どうしようもなくなるという経験を良くする。 例えば、それは「サザエさん」のテーマだったり、 「踊るぽんぽこりん」だったり、「だんご3兄弟」だったり、 D.Shostakovich の交響曲7番の1楽章だったり、 どちらかというと「しょーもない」という分類が適切な曲であることが多い。 ちなみに、Shostakovichの7番と言ってピンとくる人は、 結構マニアックなクラシック愛好家だと思う。

金曜の夜は、翌日スキーの予定があった男を、 カラオケに拉致監禁したのだが、その時、御主人様(仮名)と私は、 あまり新曲を知らないことに気づいた。普段聴くラヂヲ局は、 洋楽ばかりが流れるJ-WAVEである。 テレビでもカウントダウン系の番組はあまり見ない。 ということで最近は流行っている曲の旋律が分からないし、 そもそも何が流行っているのかは良く分からんのだ。

ということで、近所のTSUTAYAに赴き、トップチャートからCD singleを 15枚程借りて来た。そう。カラオケ修行をするのだ。 これで我々夫婦は、世間から置いてきボリを食らわなくてすむ。 って、置いてきボリ食らったっていいじゃん。 というか、そんな暇があったら他のコトしろよ。

その中には、何故か「モーニング娘。」の「恋のダンスサイト」もあったのだ。 カラオケ修行中の身である。こういうのも全て厳粛に聴かなければならない。 っていうか、厳粛に聴きすぎたおかげで、頭の中をぐるんぐるん回っているのだ。 助けてくれ。


00.03.07,Tue 「テレビの画面サイズについて考えてみる。」

もう、いぢってみたくてタマラナイのである。

といっても、細川ふみえや酒井若菜の豊満な胸とかの話ではない。 えーと、実は最近トミに下品になっているセクハラ紛いの自分の文章に、 激しく自己嫌悪しているのだが、まぁ、そんなことはどうでもよい。

いぢってみたくてタマラナイのはPS2である。 18日に予約をしなかったため、 3/4に手に入れることはできなかったが、今週末には送られて来る筈なのだから、 もうちょっとの辛抱ではある。でも、とにかく現物をいぢってみたいのだ。 私の中でふつふつと湧いているのは、純然たる物欲である。 だいたい、そのために我が家のテレビを、わざわざAVマルチ入力のある WEGAにしたのだ。 とにかく、PS2受け入れ体勢は整っている。

PS2が届いたらやってみたいことに、「美しい画像のゲームを楽しんでみたい」 というのと「旧PS用ソフトをより綺麗に楽しんでみたい」というのがあるが、 今回の目玉は「DVDを楽しんでみたい」である。 映画など、VHSとは比較にならないと言われる精細な画面で観たい。 えーと、ちなみに、アダルト系のソフトも観てみたいのだが、 やはり御主人様(仮名)の目が光る我が家では実現しそうもない。

ちなみに、我が家のテレビは4:3である。 だが、DVDソフトの中にはワイド画面のモノもあるらしい。 とすると、この画像はどうやって表示されるんだろうか。疑問である。 それに、巷にはさまざまな画像表示方法があるらしい。 事実、DVDソフトの外パッケージを見てみると、「16:9」やら「LB」やら、 いろいろ書いてある。

ということで、ちょっと調査して、その成果を以下にまとめてみたのだ。 ちなみに、難しいハナシが嫌いな人は、読み飛ばした方が良い。 あと、この手のコトをよく知っている人も。

そもそも、映画などで用いられる映像の縦横の比率には、 主に3種類があることが分かった。

  1. スタンダード
  2. ビスタ(=ハイビジョン)
  3. シネマスコープ

一般的に、スタンダードは4:3(1.33:1)、 ビスタは16:9(1.78:1)、シネマスコープはさらに横長の2.35:1である。 厳密に言うと、ビスタは1.85:1なのだが、 概ねハイビジョンと同じ比率だと考えて良い。 スタンダードサイズは、現在広く普及している4:3のテレビと同じ比率であり、 どんなテレビでも問題なく表示される筈なのでワキに置いておこう。

問題はハイビジョン以上の横長の比率である。 これらの映像を、4:3のテレビで表示するには、

  1. 両側がはみ出るので、ちょん切る(パンスキャン方式) か、
  2. 比率そのままで相似に縮小して上下に黒帯を入れる(レターボックス方式)か
  3. 16:9の画像を4:3に縮小(スクイーズ方式)

のどれかである。1は画像を切り取って小さくしてしまうし、 2は走査線をすっと飛ばして記録する。 どちらも画像が劣化すると言う意味では、余り好ましくなかもしれないが、 画面全体が見渡せる2の方が良いだろう。3は縦横の比率が狂うので、 全ての登場人物がエラくスリムになってしまう。これは論外だろう。 というか、これはワイドテレビ向けの記録方式らしい。 4:3のテレビを使っている人がどれかを選択しなければならないとすれば、 おそらく2になるだろう。

ということで、同じソフトで記録方式が幾つかあるならば、

という指針に基づいて選択しなければならないのだ。 DVDソフトを借りた時に間違えたのなら、ダメージは大したことないだろうが、 間違えて購入した日にゃ、涙目である。注意せねば。 ま、もっとも最近のソフトは、「レターボックス + スクイーズ」などの ハイブリッドの形態で記録されているらしいが。

などと言いつつ、もっと調べてみると、我が家の KV-25DS1は、 「4:3のフルモード映像を16:9のオリジナル画角で高密度に再現する 『高画質ワイドモード』機能」が搭載されているらしい。

なんじゃこりゃ。何か意味不明だぞ。

ということで、更によく調べてみると、どうやらこの機能を用いれば、 スクイーズ方式で記録された映像を、16:9の比率で、 ワイドテレビと同じ走査線の数(つまり同じ品質)で表示できるらしい。 ということは、スクイーズのソフトの方がいいのか。

結局、どんなソフトでも対応できるようだ。うーん、一生懸命調べて損した。 というか、我が家のテレビ自慢なのか? これは。

注:間違っている点があれば、どしどし御指摘下さい。


00.03.08,Wed 「更にテレビの画面サイズについて考えてみる。」

昨日のテレビのサイズの話であるが、 指摘があったので、正確を期すために少し補足をしておこう。

現在国内で市販されているDVDソフトには、以下のマークがあるようだ。

  1. 16:9 LB
  2. LB
  3. WideScreen
  4. 4:3

1の「16:9 LB」は、基本的にスクィーズ画像(16:9)が収録されているのだが、 DVDプレイヤーを設定することにより、 スタンダード画面のテレビ向けにレターボック(LB)ス表示をすることができる。 2の「LB」は、スタンダード画面向けのレターボックス画像が収録されている。 3の「WideScreen」は、LBとほぼ同じもの。3の「4:3」には、 パンスキャン画像(オリジナルがスタンダード画像ならそのまま)が収められて いる。

ちなみに、廉価版のDVDプレイヤーで1のソフトを用いて レターボックス表示をするとき、 2に比べて品質が劣る場合があるので注意しなければならない。 理由としては、スクィーズ画像を縦方向に圧縮するときに、 高級機は「低域通過フィルタ+サンプリング変換」を用いるのに対し、 「走査線の抜き取り」のみで実現している場合があるからだ。 って、こんな説明で分かる人がいるのかな。

以上を総合すると、一般的に、

がお勧めということのようだ。ちなみに、 「死ぬまでスタンダードテレビ」という人は2の「LB」でも良いとは思うが、 「16:9 LB」でLB表示もできるので、やっぱり1が良いと思うのだ。

ということで、なんだか、 巷に溢れる「実験系」のページ的なコンテンツみたいになってしまい、 本来のページの目的とは異なってしまったなぁ。 かと言って、今日は取り立てて書くようなこともなかったんだけどね。


00.03.09,Thu 「日記に書くことについて悩んでみる。」

私は、恐らく日本一のダメ社員である。

「日本一」とは、ちと大きく出た気がしないでもないが、実際そうなのだ。 しかし、会社というものは、まぁ、ありがたいモノで、こんな奴でもコキ使う。 給料を貰っているのだから当り前か。とにかく、最近は特に忙しくて、 普段の生活は会社と家の往復しかしていないのだ。帰宅も遅いので、 楽器をさらう時間もない。 大好きな本屋での立ち読み、ゲームなどもほとんどしていない。 注意して習慣づけているのは、新聞を読むこと、この日記を書くこと、 風呂に入ること、体脂肪率測定機能つき体重計に乗ること ぐらいだ。って、風呂に入らない習慣がある訳ではないけど。 ま、誰にだって、風呂に入るのがとても面倒臭く思える瞬間があるのではないかなぁ。

ということで、 「PS2を発送しました」という狂気乱舞モノのメールが届いたコト以外は、 特に取り立てて書くようなこともなかったので、本日はこれにて終了なのだ。

って、いう風な日記も楽でいいなぁ。えぇと、でも、つまらない。 後で自分で読んで後悔しそうだ。 と言う訳で、少々難しい話を書いてみようかと思ったのだが、 そもそもそんなのはガラでもない。 自分の意見を人に押しつけるのも好きではない。

かと言って、何故私が一日おきにトランクスとブリーフを交互に履くかについて、 熱く語っても仕方がないだろう。えぇと、実は、熱く語ってみたい気もするのだが、 これも人に押しつけるモノではない。っていうか、 私のパンツ姿なんて言うオゾましいモノを想像するのは、倫理上ヨロシクないだろう。

いったいどうすりゃいいのだ。


00.03.11,Sat 「『コブラ〜』を目指してみる。」

『コブラ〜』になるのだ。

実は私のスキーの腕前は、大したモノではない。えーと、「実は」なんて書く程、 自分のスキーの腕前を吹聴した記憶もないのだが、 ことさらコブ斜面になると後込みしてしまう。 私は、あの高いコブにふっ飛ばされて、顔面から着地する事故が多く、 あまりにも多いので、トラウマになりかけている。文字通り、鼻血ブーである。

そもそも、「コブラ〜って何?」。 えーと、インドの方に多数生息する猛毒を持った蛇のことではない。 「生粋なモーグラーじゃないけどコブを好んで滑べる人」のことを、 私は勝手に『コブラ〜』と呼ぶことにしたのだ。 誰かが既にこの言葉を使っているかも知れないが、 とにかくそういう風に呼ぶことにした。 だいたい『モーグラー』っていうのも聞き慣れない言葉だが、これは簡単。 モーグルをする人のことである。 そう、前回の冬季オリンピックで里谷多英が金メダルを取った競技である。

実は『コブラ〜』に似たような造語として、『コブフェチ』というのも思い付いた。 だが、口に出してみると分かるが、何やら非常に怪しげな響きがするので、 そういう呼称はやめておくことにするのだ。

普段、 私は「5本滑べって、はい休み」なんていうレジャースキーを満喫しているのだが、 今日のかぐらみつまたへの日帰りスキーツアーは、真剣に滑べることにした。 それもコブ斜面だけ。スキー場の緩斜面ばかり滑べっていると飽きてしまうのだが、 ほとんどの急斜面には深いコブが並んでいる。ゲレンデ全体を楽しむには、 やはりコブ斜面の克服は避けては通れない。

ということで、スキーのウマいC君(職場の後輩)に、 いろいろポイントを教わりつつである。 昼食は、事前に買っておいたカロリーメイトをリフトの上でかじるのみ。 『コブラ〜』を目指すなら、当然ハングリー精神で挑まなければならない。 って、実はそんな大層な理由ではなく、ただ単に金がなかっただけなんだけどね。 というのも、最近PS2やら何やらいろいろと金がかかっており、 実は給料日まで所持金が1,000円を切ってしまったのだ。 これが有妻者の社会人の現実である。あぁ、情けない。

でも、結局、さほど上達もせず一日が終了してしまったんだけどね。 C君からは「コブの克服には時間がかかりますから、 まずは嫌いにならないことがポイントですよ」と慰めてもらった。

ま、好き嫌いはサテオキ、とにかく良い汗はかいた気がする。 もう、腿がむちむちである。あ、違った「ぱんぱん」か。 腹筋も背筋もがちがち。物凄く体力を消耗したのだ。 実際、帰りの温泉で体重計に乗ったら体重が2kgも減っていたぐらいだ。 おぉ、ダイエット効果もあり!

とヌカ喜びしていたのだが、帰りの中華料理屋でタラフク食べたので、 家に帰って再度計測したら、元に戻っていた。結局差引はゼロ。 人生なんてこんなモンか。

紅虎餃子房(瑞穂) 豚バララーメン、担々麺

追記 (2000.3.14)

試しに、「コブラー」と言う言葉を試しに goo検索してみたら、 意外とひっかかった。カクテルの名前だったり、 ジャガイモの学名だったり、私と同じ使い方をしていたりと、多岐に渡る。 世の中広いなぁ。


00.03.12,Sun 「いまさらPS2を堪能してみる。」

もうカチコチなのだ。

別に、釈由美子のセクシーなグラビアを見た私の状態ではない。 うーん、このボケは最低最悪の下品さだなぁ。よし、撤回しよう。 って、それならwebに載せるな。

えーと、カチコチなのは私の筋肉である。 昨日の苛酷なスキーツアーにより、 首、腿、腹筋、背筋、上腕の筋肉がもうカチコチで痛いのだ。

どれぐらい痛いかと言うと、何かと理由をつけて、動きたくないぐらい。 掃除機をかける御主人様(仮名)に、「邪魔だ」と蹴飛ばされても 「うっ」とうめくだけで、動かないぐらい。 えーと、別に、私にはソッチ系の趣味はないので、本当に動きたくないのだ。 反撃すら億劫である。 しまいには、頭に来た彼女は私に掃除機をかけてしまった。 なんか絨毯にでもなったような、妙な気分である。

こうして、コタツでゴロゴロしながら筋肉痛で悶えていた私の元に、 とうとうPS2が到着した。 実は配達予定日は昨日だったのだが、 スキーに行っていたので、当然受け取ることはできない。 ドアに不在票が挟まっていたので、昨日中に佐川急便に連絡をして、 今日配達してもらうようにしたのだ。

という訳で、到着したブツ。いやぁ、単純に嬉しいなぁ。 物欲権化としては、こういう「新品の箱」を開ける時が、幸せの絶頂期である。 と言う訳で、

箱から取り出しては「おぉ!」、
起動画面を見ては「おぉ!」、
匂いをかいでは「おぉ!」、
一緒に購入した『リッジレーサーV』の画面を見ては「おぉ!」、
旧PSのソフトで遊んでみては「おぉ!」

と感嘆しっぱなしだったのだ。実に単純な男だ。っていうか、 もっと違った反応はないものか。テレビで旨いものを食って、 「美味しい」としか言わないレポーターと同じレベルじゃん。

「メモリーカードに不具合があり、DVDの再生に問題がある」という話も聞いたので、 DVDの再生もしてみるべく、近所のTSUTAYAに乗り込んだ。 日曜の夜に頭を空っぽにして観れる映画は、 どう考えても「007シリーズ」だろうということで、 「Tomorrow Never Die」を借りたのだ。

うーん、やっぱり、P.Brosnanカッコいいなぁ。 彼がジェームス・ボンド一番のハマリ役だよなぁ。 しかし、他国のスパイに本名を明かして大丈夫なんだろうか。 いつも危機一発で絶対死なない所が安心だよなぁ。

とまぁ、そんなことはおいといて、PS2のDVD再生である。全然問題はない。 オリジナル音声、日本語吹替え、英語字幕、日本語字幕と自由自在である。 これは便利だ。巻戻しも不要だし、チャプターをジャンプするのも楽チン。 これは、良い買い物をした。

とか言いつつ、逆さに吊して振っても、 鼻血も出ないぐらい貧乏(所持金800円)なんだけどね。 給料日まで、本当にどうやって過ごそうか。


00.03.13,Mon 「自慢のPDAを落としてみる。」

急いで会社に向かういつも通りの月曜日の朝。 いつもどおり、ギリギリのスケジュールで行動しているので、 ほぼ駆け足と言ってもいいぐらいの急ぎ足で駅へと向かう。 そういえば、今日の予定は何だっけ? 歩きながら、ポケットから御自慢のPDA、 PalmVxを取り出し、 今日の予定とToDoのチェックをする。よし、この仕事を片付けなければ。 と、そいつを仕舞おうとした途端のこと。つるん。あ。

「がちゃんがらがらがらがら」

私の前を、私と同じように若干前のめりになりながら歩いていた人が、 驚いて、その傾斜と歩調を緩め、振り返るぐらいの大きな音である。 つるんと手から滑り落ちた我が愛機は、 もっとも壊れやすい液晶側を下にして、舗道を滑べって行ってしまった。 行ってしまったと言っても、すぐに追いかけて拾い上げたけどね。 幸い、匡体に深い傷が12個所ついたぐらいで、液晶は無傷だったから良かった。 って、良くない。「おら、いつまで見てるんだよ」などと、 ヤツ当たりしたくなるぐらいのショックなのだ。

この手のPDAには、落下事故というものはツキモノであるが、 私もとうとうやってしまったのだ。エンボス処理がしてある、金属部分が傷だらけ。 あぁ、このcoolな外見がぼろぼろである。今まで大切に使って来たのに。 使い込んで「味が出て来た」とかいう風なら良いのだが、 いかにも「間違えて舗装道に落としました」というのが号泣モノである。 WorkPad c3Jを持っている人に、 厭味なぐらい自慢したのに、このアリサマである。っていうか、自慢するなよ。

とまぁ、こんな事件から月曜日が始まると、 なんとなく今週の先行きが不安なのである。 何も起こらなければいいが。お金もないし。

ん? ソレは関係ないか。


00.03.14,Tue 「ご馳走する羽目になってみる。」

いつも通り、残業後に空きっ腹を抱えて夜遅くに帰宅すると、 御主人様(仮名)が玄関で仁王立ちになっていた。

いやはや、仕事で遅くなったので、 そんな風に仁王立ちされるような覚えは全くないのだ。 それに、まだ午後11時じゃん。一体何を怒っているのだろうか。

上目使いに様子をうかがってみると、 手の平を上にして、右手をぐいとこちらの方に突き出した。 いわゆる「くれくれ」ポーズである。 えーと、彼女の誕生日はもっと後だったと思うのだが、 なんだったっけ?

は!

今日はホワイトデーだったのだ。すっかり忘れていた、と言うか、買う暇がなかった。 ヤバいのだ。ちょうど1月前のこの日に、私はしっかりチョコレートを貰っている。 うーん。分が悪いので、とりあえず謝っておこう。

「御免なさい、わすれ、いや、買う暇がありませんでした。」

彼女はこちらに突進しながら、交互に腕を振り回し始めた。 いた、いた、痛い。 見事に、「ダイハツ乗らなあかん、あかん」攻撃を食らってしまった。

そもそも、ホワイトデーなんて日は外国には存在しないらしい。 バレンタインデーにチョコレートが売れることに気を良くした製菓会社が 「お返しをしてもらえば、もっと儲かる!」と考えて、始めたとのこと。 って、いい迷惑である。貰ったら、お返しをしなければならなくなるのだ。 「こんなの、製菓会社の陰毛だぁ」と叫んでも仕方がない。えーと、間違えた。 「陰謀」である。

いずれにせよ、彼女の怒りを沈め、晩御飯にあり付くためには、 何か策を練らなければならない。ということで、結局、給料日後の週末に、 何らかの形でご馳走をするという約束をさせられてしまったのだ。 敵もさるもの、今の私にはお金がないことを熟知している。 給料が入ったところを叩くというのが、何とも戦略的で困ってしまうのだ。

しくしく。


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