1999年5月の電脳的日記兼メモ


99.05.27,Thu

本日は、Laputanの打ち合せ。 Y田氏の家で選曲会議を行った。宅配ピザをつつきながら、 まずおおよそのプログラムの方向性について話合い、 具体的な選曲とプログラムまでを決定することができた。 非常に有益な時間を過ごすことができた。 コンサートは今から実に楽しみである。

実は、その前に楽器を買う必要があるのだが…。


99.05.26,Wed

COQの打合せで、久しぶりに渋谷に行く。COQとは、Calorie-Over Quartetの略で、 男女2人ずつのフルート四重奏団。昨年の フルートコンベンションで、何故か一般の部金賞を頂くことができた。 名前の由来であるが、男はさておき、女の子達は細い身体なのに、 信じられないぐらい食べて飲む。ということで、カロリーオーバーなのである。

本日は、食費軽減のためにセンター街にあるインドカレー食べ放題の店に行く。 見回すと、周りは大学生ばっか。「一応、自分達は金を稼いでいるんだから、 大学生と同じ店に行くのもなんかなぁ」という感じではあるが、 安くておいしかったから大満足。サービスが悪いのが多少気になったが。

しかし、この街は相変わらず凄い人の数だ。 もう美白ブームだというのに、相変わらず顔の黒い人が多い。 もはや渋谷のセンター街を歩く体力は私には残されていないのか。


99.05.23,Sun

何故か横浜はQueens Squareに行く。前回来たのは、開店したばっかりの頃だ。 あの時は駐車場に入るのに一苦労したが、今日は全く待ちがなかった。 隣のLandmark Plazaも凄いが、つくづく巨大なショッピングモールだと思う。 Landmark Plazaは隣合わせなので、とりあえずここに来れば、 大抵の買物は済んでしまうというのが凄い。 しかし、ぷらぷらしているのも疲れるなぁ。

実は、ここでは非常に重要な買物をした記憶があるのだが、 内容については忘れてしまった。はて、あれは何だったんだろう。

疲れたので、外に出てみたら、大道芸人が人を集めて見せ物をやっている。 滅茶苦茶丈のある一輪車に乗って刀のジャグルをしながらリンゴを食うという 離れ技をやってのけていた。

折角横浜に来たのだからと、帰りに中華街で飲茶を食して帰る。 有名な店らしく、結構並んでいて、店に入るのに時間がかかったのだが、 サービスは最低(とゆーか、店員が客に応じない)、値段はふつーだったので、 ちと不満が残った。味はまぁまぁだった。


99.05.22,Sat

さる事情があって、昨晩はかなり飲んだ。起きたのは午後1時。 結局、大したことをせず一日をうだうだと過ごす。


99.05.21,Fri

今日は、PalmVの日本語OEM、WorkPad c3Jの発売日。 メモリは2MBとちょっと少なめだが、 ショップではメモリ8MB改造なども実施するようだし、 大きさは小さくなってカッコ良くなったし、 充電池なので交換不要になったし、いろいろメリットがあるようだ。

とか、書いているうちに、無性に欲しくなって来たぞ。やばい。 もう、既に一台持ってるんだから、必要ないでしょ!


99.05.19,Wed

電車の中にセミが居た。 いや、正確に言うとセミオバサンが居たのだ。 横須賀に出張があって、エラく久しぶりにラッシュアワーの中央線に乗ったのだ。 通常の通勤電車の入り口付近には、椅子の手すりとドア横の手すりの間に、 ちょうど人が一人立つスペースがあるが、 そこを陣取ると結構寿司詰め状態の電車をうまくしのぐことができる。 しかし、そこには既に人が居た。で、そのセミはその場所に入れず、 扉の横の手すりにガッシリとしがみついていていたのだ。

電車と言うモノは、ラッシュアワーでなくとも、 入り口で頑張られるとかなり迷惑なのだが、この人はかなり邪魔だ。 案の定、大量の人間が乗り込んでくると、 苦しくなったらしく「ぐえ」などと言っている。 そんなに苦しいなら、ヤメて欲しいモンだ。


99.05.16,Sun

昼過ぎまで寝る。ごそごそ起きだし、立川で「シン・レッド・ライン」を見るべく、 映画館に電話をして見る。

立川のMoviCityという映画館は、徹底的な客管理をやっていて、 チケットの枚数を常に把握し、立見がでるような映画では無駄な空席を排除すべく、 席管理までやっている。場内も新しくて綺麗だし、気に入っている。 立川はさほど遠くないし、車で行けるというのも魅力的。 車なしではやっていけない西東京の繁華街だけあって、近くに山程駐車場があるのだ。 しかも、別に専用の駐車場とまでは行かないが、 映画を見ると割引になる駐車場もある。

だが、MoviCityでの「シン・レッド・ライン」は終了していた。 仕方が無いので、日比谷に繰り出して観る。 なぜ仕方がないと立川が日比谷になってしまうのかは本人もよく分かっていない。

とにかく長い。ひたすら長い。お尻が痛くなっちゃうぐらいなのだ。 まず、映像が素晴らしい。とにかく光が綺麗だ。雲の影や霧なども効果的。 自然も美しい。戦闘シーンでは圧倒される。とにかく恐い。 いわゆるサスペンス映画などの「わっ」と驚かすような恐さではない。 「私達は平和な時期に生まれて本当に良かった」と、 思わせるじわじわとした恐ろしさである。 最近の映画で主役で観る人達をチョイ役で惜しげもなく使っているのも面白い。 ミッキー・ロークなどに至っては、撮ったのに結局使われていないという話も聞く。

が、この監督の言わんとしている所は、残念ながら私には良く分からなかった。 最近芸術映画から遠ざかっていたからなぁ。是非、本を読んだ後に、 もう一回映画館で観てみたいものだ。この映画はブラウン管には収まり切らない。


99.05.15,Sat

最近肩こりが激しいので、 両親が推薦する高田馬場はBIG Boxのスポーツマッサージに行って見る。 本当は、知合いのマッサージについて行ったと言うのが正しい。 子守マッサージ店は、新宿に本店があり、いつも混んでいるそうだが、 この店はガラガラであった。40分で3600円程度。なかなか気持が良い。 肩こりが酷くなったら、また行ってみようと思う。

しかし、自転車通勤のおかげで、私の下半身はどんどん鍛えられて行くのだが、 上半身はぶよぶよなのである。我ながら、情けない。職場も自宅も、 近くの体育館にプールがあることだし、水泳でもやってみるかね。


99.05.14,Fri

会社の同期であるS内がやっている吹奏楽の演奏会を聴きに行く。 プログラムは3部構成。 最初はビッグバンドやジャズ系の曲、中は「ラプソディー・イン・ブルー」、 最後は現代曲。吹奏楽のコンサートは中にメインを持って来るそうだ。 全体的に面白かった。

つーことは、本日のメインは、「ラプソディー・イン・ブルー」だったのだ。 作曲家(名前は失念)が、ブラスバンド用にアレンジを行い、 ピアノ演奏までやっちゃうという企画。

音楽でエンターテイメントって行ったら、これぐらい客を楽しませないとね。 自らを顧みると、反省すべき点だ。だけど、古楽器ではやれることは限られている。 比較的レパートリーに制限の無い、リコーダーアンサンブルでも始めてみたいものだ。


99.05.12,Wed

SB Live!で遊ぶ。とにかく、注目はSPDI/F(Sony-Philips Digital Interface)である。 カードからのSPDI/F出力は48kHzであることを確認。 入力は48kHzと44.1kHzを突っ込んで見るが、両方ともうまく入力できているようだ。

たが、44.1kHzで入力したものを再生すると、 一見きちんと取り込まれているように聴こえたのだが、 良く聴くとオカシイことに気づいた。シャリシャリ音がするのである。 このノイズは、サンプリング変換によるエイリアジングノイズ(aliasing noise)に 良く似ている。

実はWin9xのサウンドマッパーはサンプリング変換に、 低域通過フィルタを入れていない雰囲気があり、 エイリアジングノイズが聴こえる。 ひょっとすると、SB Live!も同じ原理でサンプリング変換している可能性があるのだ。

次に、 原因究明のためGoldwaveで録音した波形と CDからダイレクトに吸い上げた波形の比較をして見る。 ここで初めてノイズの原因が判明する。録音した波形が飽和しているのだ。 つまり、最大レベルより大きな入力はクリッピングしているため、 それがノイズとして聴こえたのだ。 解決法は、録音レベルを低くするという単純なモノ。

折角SPDI/Fなのだから録音レベル設定なしで、 そのままダイレクトに入力してもらいたかったとは思うのだが、 やはりCreative社が恐れているのは著作権法違反であろう。 このカードを使えば、DAT、BSなどメディアを問わず、 Serial Copy Managementの手が及ばない、 まさにBit exactなデッドコピーが作れるのだから、致し方ないのだろう。 ま、この方法を使えば、線形量子化誤差の他に、ノイズが乗る余地はない。 個人ユースとして使うのに、これ以上は望んではいけないということなのか。


99.05.11,Tue

日本IBMより、WorkPad c3の 発表があった。要はPalmVの 日本語OEM版である。値段は54.8k円であるから、 個人輸入でPalmVを手に入れてJ-OSをインストールするのとどっこいどっこいの 価格である。しかも、J-OSをインストールする手間はいらないし、 その他のメリットもあるようだ。

以前のWorkPadとの価格差はたったの5k円。 これからは、気を失わないように心せねばならない。

本日、ようやくSB Live!をインストールする。なかなか良い音だ。


99.05.10,Mon

帰宅後、FreeBSD 3.1Releaseの環境整備を開始。 一通り仕事ができるぐらいの環境になったので、終了。

次に、Win98の環境整備。 先日からCMRの音がおかしいので、 原因究明に励む。まずは、DirectX6.1を6.0にバージョンダウン。 先日Canopusから連絡があった、 Pure3Dのドライバを更新。また、MGA G200のドライバも更新。 最終的には音はマトモになったが、 恐らくDirectXのバージョンダウンが効いているのだと思われる。

が、今度はFinalRealityの 音がおかしくなってしまった。 G200をPrimary Graphic Acceleratorとして認識していないのも気になる。

SB Live!は依然全く手をつけていない。一応箱の開封だけはしたが…。


99.05.09,Sun

また、秋葉原に行く。 今日のターゲットはCD-ROM兼DVDプレイヤーと、キーボード。

実は過去1年ぐらい、OKIのMini-KeyboardIIなるものを使っていた。 このキーボード、省スペースでCtrlキーもAの横にあったりして非常に良いのだが、 キーストロークが浅いという欠点がある。 キーがまるでノートパソコンのキーボードの様にうすっぺらいのである。 フルキーボードのつもりで打っていると、 指が滑べって一つ奥のキーを触ってしまい、ミスタッチが増えて困っていたのだ。

ということで、私の求めるキーボードの条件は:

  1. CtrlキーがAの隣にある。
  2. 英語配列であること
  3. キータッチが心地よいこと
  4. ゲームができるように、10キーもついていること。
なのである。 つまり、Sun SPARC Stationに付属している 英語版のType 4のキーボードが理想的なのである。 ただ、Type 4キーボードはうまくやらない限りPCにはつながらない。 「Ctrlキーの位置や英語配列であることなんて、 ソフトウェアでどうにでもなるじゃん」という意見もあるが、 ソフトウェア的に配列を変えるのはちょっと気持が悪いというのと、 WindowsやBSDの再インストールを日常的にバンバンやっている人間としては、 一々設定するのは面倒臭いのだ。

で、ちょうどぷらっとほーむより その条件を満たしてくれそうなキーボードが発売になった。 実は先日、実際に店頭で見てのだがキータッチがいまいちに思えた。 だが、現在のミスタッチ地獄よりはマシだと思い、 今日こそ購入しようと現地に赴いた訳だ。

が、結果は品切れ。「昨日売りきれて、いつ入るか分からない」とのこと。 が、対応した店員、こともあろうに 「でも、うちのオリジナルでやっているキーボードですから」と胸を張る。 「オリジナルでやってるんだったら、在庫管理と入荷時期ぐらい把握しておけ」 という言葉をぐっと飲み込む。この店員も余計なこと言わなきゃ良いのに。

で、DVDドライブの調査である。 第3世代のモノだとだいたい20kぐらいで置いてあるようだ。 ただ、「DVDソフトを見る暇があるのか?」というマトモな疑問が湧きあがり、 現在あるCD-Rドライブでなんとかなるし、 今後値段もどんどん下がって行くだろうという結論に達し、購入を諦める。

だが、転んでもただでは起きない私のことだ。 今日こそ手ぶらで帰る訳には行かない。ということで、 パソコンCityの支店で気絶してみる。そして手の中には… Sound Blaster Live! Digital Entertainmentが残っていた。 発売されてから1ヵ月も経っていない22k円のカードが、 自己調査の中では最安値の17.5k円はだったので満足である。

家に帰って「さぁ、インストールだ」とは行かず、 FreeBSD 3.1 Release のインストールで終了。


99.05.08,Sat

朝早く起きて、那須の方に遊びに行く。 途中の宇都宮では餃子を食し、温泉に入り、吊橋を渡った。 最後に那須高原ビールで食事。電車で行ったので、思いっきり飲むことができた。 地元の人の話を聞くと、ゴールデンウィーク中は凄い人出だったらしいが、 今日は嘘のように空いているとのこと。全くもってラッキーである。

なぜこんなに色んなことができたかと言う種明かしをすると、 スーパーホリデーパスなるものを使用するのである。 北は黒磯まで、何回でも途中下車可能というのが嬉しい。 電車でも3,4時間ぐらいで行くのでそんなに気負って行く必要もなかろう。 こういう遊びも、なかなかお勧めであろう。


99.05.07,Fri

自分はなんて堕落しているんだろう、と感じる。実は本日は休みを取ったのだ。


99.05.06,Thu

久しぶりに出社。仕事の仕方を忘れていることに気づく。 もっとも、普段からそんなに仕事をしている訳ではないので、 あまり支障はないのだが…。

ボサノバな気分だったので、近所のツタヤで何故か小野リサのCDを購入。 「セレカオ」と言うベストアルバムらしい。 ワインの宣伝で使われていた「星の散歩」などが色々入っていて、 比較的良くまとまったCDである。 晴れた休日の昼間にワインでも飲みながら聴くには持ってこいである。


99.05.05,Wed

久しぶりに洗車をする。スキー帰りの下回りのみの洗車を除外すると、 大がかりなヤツは、昨年の9月以来である。手洗いし、イオンコート剤を塗り、 溌水剤をガラスに塗り、タイヤやバンパーにワックスを塗り、 塗装が剥げた部分をタッチアップを… などといろいろやっていたら結局2時間もかかってしまった。 だが、車がピカピカになったので良いのだ。

ところが、車をピカピカにして、悦に入っていたら、雨が降り始めたのだ。 しくしく。


99.05.03,Mon

Enemy of Americaを観る。技術的に矛盾が何点かあったが、 スリルサスペンス映画としては、まあまあなデキ。 主演のウィル・スミスも良い味を出している。 だが、問題は助演のジーン・ハックマンが全然生きていないこと。 結果として、彼でなくとも全然支障がないほど、役柄が薄いのだ。 なんともモッタイない。

しかし、技術的に不可能でないことが分かってはいるが、 実際にこんな映画のようなことが起きたら、と恐ろしくなる。


99.05.02,Sun

車のタイヤを替える。そろそろ「夏日」寸前の気温になるというのに、 私の車はまだ冬用のスタッドレスを履いているのである。 おまけに、ご丁寧にスキーキャリアまでついているのである。 ま、ゴールデンウィークまで滑べれるスキー場はあるらしいので、 冬装備だとしてもあまり恥ずかしくはないのだが、 ゴールデンウィークを過ぎてもつけていたら、 「私はモノグサです」などと宣伝しながら走っているのも同じである。 これは、幾らなんでもマズい。

タイヤを替えるために、用意したのは4点。 4,000円のフロアジャッキ、680円の足踏み式空気ポンプ、 720円の空気圧ゲージ、1,680円のクロスレンチ。 ガソリンスタンドや郊外型オート専門店で手数料を払って替えて貰えば楽なのだが、 やっぱりタイヤの交換ぐらい自分でできなくては恥ずかしいし、 何よりお金がモッタイない。

フロアジャッキとレンチは車載のモノでも構わないのだが、念のため購入。 特に車載のパンタグラフジャッキでは、不安があったというのが正直なところである。 あと、実際に使って見て分かったのであるが、 フロアジャッキだと一回持ち上げるだけで、 2つのタイヤが一度に交換できるというメリットもある。

無事交換が終り、空気圧をチェックすると案の定低くなっていた。 ここで登場するのはポンプである。 実は、2,000円も出せば電気式のポンプが手に入ったのだが、 ダイエットも兼ねて足踏み式にしたのであるが、 やっぱり使って見て後悔。全部のタイヤに空気をいれるのは結構面倒臭いのだ。


99.05.29,Sat

明日の準備ができていない。 結婚式で「余興で笛を吹いてくれ」と言われているのに、 全くさらって(練習して)いないのだ。練習はオロカ、曲すら決まっていない。 実にヤバい。

ということで、夜中に起きだして、写譜を始めた。 実は、夕食は父親と飲み、完全に酔っ払って、ぶっ倒れていた状態だったのだが、 幸い夜中過ぎには意識が戻った。

実は、ブリュッヘンのアンコール集ばかり集めたCDには、 ルベルのヴァイオリンソナタのパッサカーユをリコーダーに編曲したものが 収録されている。その曲が最適に思えたのだが、譜面がない。 仕方がないのでCDを聞きながら聴音する他はない。 結局3時頃までかかってしまった。


99.05.30,Sun

今日は大学時代の友人U田の結婚式で横浜。そういえば、ここに 先週も来たぞ? 昨日書き上げたばかりのリコーダーソロを2回ぐらいさらう。 車で移動したのだが、12:30の式に向けて11:00出発と言う、 相変わらずな遅刻タイミングだったので、 中央高速に調布ICで乗り、首都高4号線、環状線、湾岸線と、 超豪華ルートをぶっとばす。 12:26には、無事ランドマークタワーの駐車場に停めることができた。

懸案の余興だが、アルコールをなるべく遠ざけたおかげで、 致命的なミスを犯すことなく無事終了。 こういうギリギリの生活を過ごしているようじゃ、イカンなぁ。

夕食は中華街で済ませてから帰る。


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