2000年7月前半の「がまんしましょう。」


00.07.01,Satぐったりしてみる。
00.07.02,Sunモバイル野郎になってみる。
00.07.03,Mon接続で悩んでみる。
00.07.04,Tue水分を摂らないようにしてみる。
00.07.07,Fri冷麺を食ってみる。
00.07.08,Sat台風の盛岡で時間をもてあましてみる。
00.07.09,Sunフェリーに乗ってみる。
00.07.10,Mon富良野の風景を堪能してみる。
00.07.11,Tue疎外感を味わってみる。
00.07.12,Wedもみくちゃにされてみる。
00.07.13,Thu羊を食ってみる。
00.07.14,Fri怠惰な日記をつけてみる。
00.07.15,Satフェリーで暇を持て余してみる。

00.07.01,Sat 「ぐったりしてみる。」

朝から寝坊した。

は!

と、起き上がると、家を出るまでの時間が30分であった。真っ青である。 衣装とか楽器をかき集めて鞄に放り込み、 御主人様(仮名)に大急ぎで作って貰った朝食を、 同じく大急ぎ詰め込んだのだ。

えーと、ちょっと説明しよう。 実は、先日よりOさんから演奏会出演の依頼をされていたのだ。 一昨年の長野オリンピックを観戦した人ならご存知かもしれないが、 長野は善光寺の門前町には、何故だか渋い由緒の正しそうな店がずらっと並んでいる。 その渋い店のひとつにアンティークショップがあり、 そこでサロンコンサートを開くことになったのだ。

だが、さて家を出ようと言う段階で1時間も早く勘違いしてしまったことに気づいた。 無駄である。なんだか一日を予感させる幸先の悪い滑り出しである。

Oさん宅に到着して、愕然。ワンボックスワゴンの後部座席は、 チェンバロを載せるためフルフラット状態だったのだ。 だが、車に乗るのは4人。前座席には運転手と一人だけしか座れない。 結局フルフラット状態の荷室に寝そべっての移動となった。 もうこの時点で涙目である。

しかも、出発時の東京は異様に暑かったが、 「長野なら涼しいだろう」と言う予想は見事にはずれ、 構えている楽器が汗で滑べると言う最悪の状態で演奏であった。 しかもその後立食パーティーなるモノがあって、 結局長野を出発したのは23時。どう考えても帰宅は午前3:00を過ぎる。

もう、ぐったりだったのだ。


00.07.02,Sun 「モバイル野郎になってみる。」

昼まで寝る。

何と堕落した生活だろう。と、思いたくなるが、 昨晩家に到着したのが午前2:30で、 就寝が午前4:00頃だったので、 昼まで寝たとしても私の休日の睡眠時間としては普段とあまり変らない。 むしろ、平日の平均睡眠時間が4時間だったので、 これを取り戻すまでには全然足りない。などと自分にイイワケしてみる。

えーと、ちなみに、我が家には「夏アイテム」がほとんどない。 結婚したのが冬だったので、それはある程度仕方がないのであるが、 とにかく我が家は冬向けなのである。 あるのは厚手のカーテンとか、コタツ布団とかなので、暑苦しさ倍増。

エアコンは入居する時にかろうじて付けたのだが、 貧乏症な我々夫婦は、いくら暑くて汗がだらだら流れようが、 エアコンを点けない。最近の酷暑にも係わらず、点けない。 もはや二人とも意地になっているとしか言いようがないのだ。 目をつり上げ、額に浮かぶ汗を拭いもせずに、 お互いの顔を睨みつけている様な状況を想像してもらえばよろしい。 って、全然違うけど。

というわけでクーラーの良く効いた近所のホームセンターへ行き、 涼みがてら簾(スダレ)、ゴザ、扇風機などを購入した。夏アイテムの王道である。 後は、豚の形をした蚊取線香入れとかがあれば完璧であろう。

その後は、友人の結婚祝いを買いに新宿の高島屋まで行き、 御主人様(仮名)と各々のお買物。ふっと気を許した途端、 西口のカメラ店でどうも見事に気絶したらく、正気に戻ったときは、 普段から愛用している Palmで使用するための携帯電話モデム、 SnapConnectを手にしていた。これで、とうとう私もモバイル野郎なのだ。 うけけけ。

ちなみに、帰宅して御主人様(仮名)にこっぴどく怒られたのは言うまでもない。


00.07.03,Mon 「接続で悩んでみる。」

寝不足である。

コトの発端は、 昨日清水の舞台から飛び降りる想いで SnapConnectを購入したことに始まる。このSnapConnectとは、 普段から愛用しているPalm用の 携帯電話モデムである。

実はこのモデム、前より、ちょっと良くないかコレ何だか欲しくなって来たぞ おおコレを使えば出先でメールが読めるしweb surfingができるし何しろ軽い これで晴れてモバイラーになれるぜそうだ俺にはコレがどうしても必要なんだ 欲しくて欲しくて死にそうだっ、と言うような具合に物欲を高めて暴発させ、 御主人様(仮名)にこっぴどく怒られたシロモノである。

ところが、コイツがうまく動かないのである。電話をかける様子を見せるのだが、 接続した途端に切れてしまうのだ。 試しに御主人様(仮名)のケータイ(P501i)を使って見るとうまく動作するのだが、 私のP208ではうまく動かないのだ。午前3時まで、 頭を掻きむしってケータイおよびSnapConnectの取扱説明書と格闘するが、 原因が分からない。

と言うことで今朝方に気を取り直して、 発売元のIOデータのページを見て、 本当に自分のP208がサポートされているか確かめてみたのだ。以下、引用。

※2:
    デジタル・ムーバ 208 HYPERをご使用の場合、初期設定がパケット通信になっ
    ております。 パケッと通信サービスをご利用でない場合(データ通信利用の
    際)、下記設定が必要になります。
■  PCMA-9664P、PC9632Wc3でご使用の場合、電話番号の前に「J」を加えてく
    ださい。(詳しくは商品付属のサポートソフト内「オンラインマニュアル」及
    び取扱説明書をご覧ください)

がーん。

「パケッと通信サービス」と言うのがやたらとオシャレに見えるのは、 気の所為かも知れないが、問題はそこではない。 こんな「『J』を加える」などという初歩的なミスで、 貴重な睡眠時間を削ってしまったことが何とも情けない。

まてよ、ということは、私のケータイはパケット通信可能と言うことか。 パケット通信での課金は、通常のデータ通信モードよりは安く済む。 つまりパケット通信の契約をすれば、 思う存分web surfingが出来ると言うことである。 次の瞬間、私はDoCoMoに電話をしてパケット通信の契約をした。

えーと、もちろん「思う存分web surfingが出来る」というのは大嘘である。

来月の電話代請求が恐いのだ。


00.07.04,Tue 「水分を摂らないようにしてみる。」

最近心がけていることがある。

それは「必要以上に水分を摂取しない」と言うことだ。 最近トミに暑くなって来ているので、 氷を浮かべたジュースなどを、がぶがぶと飲む機会が増えてきた。 だが、これを極力避けるようにしているのだ。

というのも、私は汗かきなので駅から職場まで15分程度の道のりを歩くだけで、 汗まみれになってしまう。同じ道のりを歩く周りの人を見ると、 やっぱり汗はかいているのだが、私ほど酷くはない。 えーと、一般的に世の中のおデブは汗かきで、 私自身が太っているということは、この際棚に上げておく。

よく考えてみると、暑くなくても私は水分を大量に摂っている。 朝にコーヒー1杯、昼にお茶を1杯、 夜にお茶を1杯と、風呂上がりに牛乳を1杯。 その他に職場でコーヒーを2杯も3杯も飲んでいる。 合計すると7杯ぐらいの水分を飲んでいる計算になる。 ということは、それだけの水分を何らかの形で体外へ排出せねばならない。 なるほど、汗をかき、シッコが近い訳が分かった。

ということで、一昨日ぐらいから水分の摂取量を制限して、 朝にコーヒー1杯、昼にお茶1杯、午後にコーヒー1杯、 夜にお茶を1杯ぐらいにしてみた。1日に合わせて4,5杯ぐらい。

効果テキメンであった。

まず、滝のように汗をかくということがなくなった。 タオルがびしょびしょになると言うこともなくなる。 汗を拭いた後のタオルは、 ほっておくと何だかいつの間にか獣臭くなったりするので、 この季節屋外に出るのが嫌だったのだが、そんなこともない。

だが、これには弊害があった。そう。水分を摂取しないため、 シッコの有害成分の濃度が高くなるのだ。 つまり、シッコがメチャクチャ臭い。目にしみる臭さである。

獣臭いタオルと、目にしみるシッコ。 果たしてどちらを取るのか、悩ましい所なのだ。


00.07.06,Thu 「お知らせ。」

こんな酷い駄文なのに、毎日読みに来て下さる方々にお知らせです。

しばらく、私は旅に出ます。

探さないで下さい。

というのは冗談ですが、旅に出るのは本当です。 気力があれば、ひょっこりと更新するかも知れませんが、 まず丸々1週間は更新できないでしょう。

ただ、私のことですから、下手するとサボり癖がついたりなんかしたりして、 永遠に更新しないかもしれません。

ま、とにかくひとまずアロハオエ〜。


00.07.07,Fri 「冷麺を食ってみる。」

何と500kmも走ってしまったのだ。

昨日の帰宅は午前3時。相変わらず遅いが、これも今日からの旅行のためである。 ある程度区切りをつけて、今の仕事からトンズラするのだ。 というのも、たまたま仕事のピークと、以前から予定していた旅行のタイミングが 重なってしまったおかげでこういう事になってしまったのだ。 こういう場合、仕事を優先するのが普通なのだろうが、 私は極めて普通ではないので旅行を優先した。嗚呼、不良社員。

実はこの旅行、どこに行くのかは私はあまり把握していない。 全てのプラニングは御主人様(仮名)にお任せである。 と言うのも、忙し過ぎて旅行のことなぞ考える暇がなかったのだ。 どうせ我々夫婦二人だけのお気楽旅行である。 「何にでもなるさ」という甘い考えがあったのは認めざるを得ない。

と言うことで、東京から東北道で走ること500km。 何故だか現在盛岡に居るのだ。

荒れ模様の天気の東京から10時ぐらいに抜けだし、ひた走りに走る。 ここ2週間連続して平日は4時間睡眠。おまけに昨晩は半分徹夜状態の私には、 3車線の広々とした東北道は眠気をイザナうばかりであるが、 何とか中央分離帯に張り付ついて救急車のお世話になることもなく、 18時には到着した。

夕食をとるためにIさんに合流。Iさんはもともと同じ職場で働いていたのだが、 一昨年から地元の大学の教授に着任したエラい方である。 そのIさんのお勧めの「川柳」なる呑み屋に連れて行ってもらい、 ホヤを酢で締めたものなどを肴に「七福神」という日本酒を堪能。 うーん、美味なのだ。

ところで、睡眠不足の私に、日本酒を注ぐと何が起きるか。

答えは簡単である。私はそのまま呑み屋のカウンターでぶっ潰れたのだった。 何だか最近日本酒を呑むとぶっ潰れてるなぁ。

2時間後に目覚めた後、皆で「食道苑」という焼肉屋で盛岡名物冷麺を食す。 こんな美味しい冷麺は初めてである。本来の冷麺はそば粉で作るそうだが、 盛岡では小麦粉やデンプン質で作るのが一般的らしい。 しかもこの「食道苑」、盛岡で冷麺を始めた元祖の焼肉屋らしい。

だが、暴飲暴食とはこの事を指すのだろう。 ホテルに帰った途端、見事にお腹を壊してしまった。前途多難の予感。

というか、明日はどこに行くんだろう。


00.07.08,Sat 「台風の盛岡で暇をもてあましてみる。」

ケータイでどこかに電話していた御主人様(仮名)の顔色が曇った。

どうやら、今晩、フェリーに乗る予定だったのだが、 台風3号のため欠航してしまったらしい。 えーと、つまり、フェリーに乗るということは、本州から脱出するということか。 ということは北海道か? などと今更気づいた私も私なのだが。 どうりで1日で500kmも走る訳だ。

ま、今更気づいたなんて言うのは冗談にしても、 欠航ということは明日には北海道に着かなくなってしまう。 見事に盛岡で足止めを食らってしまったのだ。 しかも台風なので、出かける場所もない。 まさかこの台風の中、小岩井牧場で牛さんと戯れる訳にもいくまい。

仕方がないので、昨日の「食道苑」の向かいにある、 「かしわや」というIさんのお勧めの蕎麦屋で昼食。 麦トロロ飯セットなぞを食す。特にやることもないので、盛岡市を散策。 100円ショップや本屋やゲームセンターなどをぶらぶら。 何だか盛岡じゃなくてもできるようなことばかりである。 あ、お土産屋にも寄って南部煎餅なども買ったが。

盛岡で特筆すべきは、信号待ちがエラく長いと言うことの他に、 女性が綺麗なことだろう。もうとにかく肌が綺麗なのだ。 東京のように無駄に日焼けをしてネガポジが逆になって居るような ヤマンバ系の女性はほとんど居ない。 ちなみに、あんまりきょろきょろしていると、 御主人様(仮名)怒られてしまうので、タイガイにしておいた。

夕食は、ホテルの近くの「ぴょんぴょん舎」という焼肉屋でまたもや冷麺を食す。 そして、またもやお腹を壊す。えーと、良く考えてみると クーラーがガンガンに効いた部屋で腹を出していた所為かも知れないが。

いずれにせよ、とんだ一日だったのだ。


00.07.09,Sun 「フェリーに乗ってみる。」

青森県へ移動したのだ。

もっとも、移動と言っても盛岡から八戸までなので、 一昨日のような強行旅程ではなく、ある程度の余裕はある。 そう、今日はいよいよフェリーに乗るのだ。 本来ならば摩周湖に向けて道東道をひた走っている予定だったのだが、 台風3号のおかげで盛岡で冷麺の食べすぎでお腹を壊しているのが関の山。 人生、予定通り行かないもんなのだ。

昼食にはウニ丼。何だか北海道に行くのに、 先取りしてしまっても良いのかと言う気もするが、食いたい物は食いたいのだ。 と言っても、卵とじされた状態だったので、あまり香りがしなかったのだ。 がっかり。人生、予定通り行かないもんなのだ。

時間的余裕があったので、昼食後は海岸線を走った。 三陸特有の海岸線とニッコウキスゲのコントラストが非常に綺麗。 何だか北海道ではなく三陸を満喫してしまったのだが、 人生、予定通り行かないもんなのだ。

フェリーの出航は22時で船上泊だったのだが、 20:30からは乗船の準備をしなければならないと言われ、 同じくフェリーに乗る車の列に並んだ。ところが、 ここから延々1時間以上も待たされたのだ。 車の中で1時間も何もせずに待っていると言うのは、単に疲労がたまるのみ。 人生、予定通りは行かないもんなのだ。

更に、フェリーの大部屋では隣にイビキおやぢ、その反対側には乳児もちの夫婦。 人生、予定通りは行かないもんなのだ。


00.07.10,Mon 「富良野の風景を堪能してみる。」

北海道初上陸である。

以前、出張で札幌に行ったことはあるが、その時は飛行機を用いたので、 船で上陸するのは初めてである。えーと、「上陸」と言うからには、 船を用いるのは当り前なのであるが、細かいことは気にしない。

到着は苫小牧である。朝の6:00着。結構早くて辛いのだが、 とにかく初上陸と言うことで幾分か興奮気味である。 腹が減っては戦はできないので、とりあえず朝食。 苫小牧は漁港でもあるので、新鮮なウニ丼などと淡い期待をしていたのだが、 入ったマルトマ食堂はホッキ貝が売りのようなので、ホッキ丼にした。 これが大あたり。今までの不運をふっ飛ばすようなうまさであった。 さすが漁師の賄い食堂だけあって味噌汁も出汁が効いていてうまかった。

給油をして、早速、道央自動車道で旭川に向かう。 ヨソ者が北海道で最も注意しなければイケナイのはスピードオーバーである。 と言うことで、制限速度の時速10km以内で走行した。昼には旭川に到着できた。

ところで、旭川と言ったらラーメンである。 脳が麺で構成されている私としては、うまいラーメンを食わなければいけないのだ。 で、ガイドブックより確かな情報を得るならインターネットである。ここで、 モバイル野郎になったことを利用せねばモッタイない。 車内でPalmを用いて検索。 日本のラーメンのページに到達した。ここで旭川のお勧めラーメンを検索し、 やまびこに ターゲットを絞った。評判に違わず、これまたうまかった。

食後は富良野まで足を伸ばし、絵に描いたような富良野の風景を満喫。

というか、満喫しすぎて食傷気味になってしまったのだ。 しかも、台風一過で北海道の内陸も摂氏30度を越える気温である。 昨晩の寝不足も手伝って、シンドイことこの上ない。 のだが、セブンスターの木、親子の木、 ケンとメリーの木などを、観光バスにくっついて見てまわった。 バスのディーゼル排気ガスもさることながら、 他人を気にすることなく歩きまわる観光客に翻弄された。 何だか風景を見に行ったのか、 観光客を見に行ったのだか良く分からない状態なのだ。

とほほ。

味乃やまびこ(旭川)「味噌ラーメン」


00.07.11,Tue 「疎外感を味わってみる。」

朝はちょっと遅めに出て、かなやま湖という湖まで足を伸ばした。 こっちの方になると、ほとんど観光客は居ない。 というか、観光地というよりは単なる湖である。釣人がいて、 日光浴をしている人がいるぐらいである。

ところが、その湖に隣接する形でラベンダー畑があった。 ほとんど人の居ないところに広がるラベンダー畑。 我々夫婦にとってはめちゃくちゃ嬉しい贅沢ではあるが、 ちょっと無駄な気もするなぁ。

ところで、私は1984年から1989年までオーストラリアで暮らしていたおかげで、 その間はもちろん、前後の流行りモノや歌謡曲などに疎い。 というかほとんど全く分からない。だから、

レベッカ、ワンレンボディコン、「北の国から」、ハウンドドッグ、 おニャン子倶楽部、DCブランドの流行、「東京ラブストーリー」、生類哀れみの令、
などがほとんど分からない。えーと、今挙げたモノの中に、 ひょっとすると時代錯誤なモノも混じっているかも知れないが、 気にしないで頂きたい。いずれにせよ、ちょうど私と同世代の人達が、 『甘酸っぱい青春の思い出』とするようなことが、 ほとんどすっぽりと抜け落ちているのだ。だから80年代の話をされても ほとんど分からないで悲しい思いをすることが多い。

今日は、富良野名物のひとつ、 「五郎の石の家」とか「五郎の丸太小屋」とかを廻ったのだ。 御主人様(仮名)が「是非行きたい」と言って聞かないのだ。 とりあえず、行った証拠に親指と小指を入れて写しておいた。

ところで、五郎って誰?


00.07.12,Wed 「もみくちゃにされてみる。」

相変わらず、『北の国から』である。

というのも、さだまさし の歌声が流れる中、朝食を食べたのだ。 例の「ああ〜あああああ〜あ」という『北の国から』のテーマソング。 しかもリピートである。つまり、朝飯を食い終って食堂から出ない限り、 ずっとこの曲を聴かされるのである。

エンドレスで同じ曲を聴かされると、何だか洗脳されてきて、 おぉ私は北の国にいるのだ五郎や純や蛍と一緒の大地の空気を吸っているのだ ちなみに今晩は五衛門風呂なのだなどと思えて来てしまうから不思議だ。えーと、 私は彼らがナニモノか昨日まで全く知らなかったのだが。 ちなみに、御主人様(仮名)のほうを見ると、 彼女の目も「もうこの宿には二度と泊まらない。」と言っていた。

今日は色々行って見ることにしたのだ。

まずは、ふらのワイン工場をぶらぶらしたのだ。 そうしていたら、観光バスからワラワラと出てきた、 おぢさんおばさん方にモミクチャにされてしまった。

ワイン樽
写真と本文はあんまり関係ありません。

次に、ラベンダー牧場もぶらぶらしたのだ。そうしたら、 先回りしていたおぢさんおばさん方にモミクチャにされてしまった。

ラベンダー
写真と本文はちょっとしか関係ありません。

一日の締めとして、夕暮れの美瑛を見渡す。美しい。


写真と本文は関係大アリです。

00.07.13,Thu 「羊を食ってみる。」

いよいよ富良野を離れ、札幌に向けて移動である。

途中、旭川では先日訪れた時に、 定休日で食すことのできなかった つるやで ラーメンを食した。開店と同時に

札幌市内に入ってから、時間もあるようなので羊ヶ丘展望台に立ち寄った。 園外の往来の激しい大通りと、羊が草を喰む田園風景とのギャップが激しい。 札幌市内に、こんなだだっ広い農地が広がっているのに仰天してしまう。 クラーク先生の像を眺める。そう、「少年よ胎児を抱け」のクラーク先生である。 って、ちょっと違うか。っていうか、10代の父親を推奨している訳ではない。

その後ろに見える札幌スタジアム(2002年ワールドカップ会場)も一緒に眺めた。 というか、周りの田園風景にまるでミスマッチな建物。 靴下の左右の組合せを間違えたりする私ではあるが、 これは完全に「美的感覚なし」と断定できる程である。

UFOぢゃないよスタジアムだよ

夜はジンギスカンを食した。ススキ野の中心地にある「札幌ジンギスカン本店」。 店は特に綺麗でもなく、 カウンターの中では頑固そうなオヤヂがひたすら肉を切り刻んでおり、 雰囲気は焼き鳥屋の様。カウンターに座ると、 何も言わずとも七輪の上にタマネギが置かれ、人数分の肉皿が出て来た。 羊独特の匂いもせず、とにかく旨い。 隣に座っていた名古屋から来たと言うオトーサン方と、 ワイワイと喋りながら食べまくった。

羊が丘で羊を見た後に羊を食べる。とにかく羊三昧だったのだ。

おいしい?

つるや(旭川)「醤油チャーシューメン」


00.07.14,Fri 「怠惰な日記をつけてみる。」

札幌でラーメン食って、温泉に浸かり、羊蹄山を見て、小樽で寿司食って寝た。

縁や(札幌)「塩ラーメン」


00.07.15,Sat 「フェリーで暇を持て余してみる。」

朝6:30起きである。

今日は北海道旅行最後の日。昨日は、んもう、 おいちい寿司を食ったので大満足であったのだが、 今日はゆっくりしていられない。というのも、フェリー出航は10:30なのだ。 ということは、9:00には桟橋に着いていなければならない。

だが、私はまだウニ丼もイクラ丼もホタテ丼も食っていない。 これらを食わなければ一体何のために北海道に来たのか分からないではないか。 えーと、良く考えてみると、 ジンギスカンとかラーメンとかをタラフク食べていることはいるのだが。

ということで、小樽市内の魚市場に行って、 とうとう「巴丼」なるものを食ったのだ。何で「巴丼」なのかというと、 ウニとイクラとホタテが具として載っているのだ。北海海産物の三つ巴。そう。 ウニ丼とイクラ丼とホタテ丼を食べる機会を逸してしまった私に最適の丼なのだ。 大満足。というか、あまりにも満足してしまって、写真撮るのを忘れてしまった。

無事フェリーにも間に合い、乗船。さようなら北海道。

っていうか、明日の朝までこのフェリーで何をしてろというのですか?


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Last modified: Sat Oct 27 22:11:07 LDT 2001
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