Last modified: Sat May 22 20:12:02 JST 2004

「インターネットで生ガット弦を手にいれようっ!」

巷の楽器店で流通している、 バロックヴァイオリン用のガット弦(生ガット弦)として手に入りやすい物は、 ピラストロ社製の「コルダ」という商品です。 ここ2年間ほどこれを使ってきましたが、 最近インターネットショッピングで個人輸入すれば、 もっと違うのも使えるということがわかり、

  1. 自社のwebページを持っている
  2. カード決済が出来る
という条件を満たす、弦のメーカーおよび販売元を探してみました。

探し当てたのは3社。

手始めに発注フォームがしっかりしている 「Gamut Musical Strings ( http://www.daniellarson.com/gamut/)」に発注をかけました。

「Welcome to the Gamut Web Store」とあるページにある、 「Academie Strings, Violin Family」という文字をクリック、 次のページでは楽器の種類の選択をします。 ちなみに、一番上の「Academie Strings, Viol Family」は、 ヴィオラ・ダ・ガンバ等のヴィオール族の弦ですので、お間違えないように。 すると、弦の種類ごとの発注フォームが出てきますので、 線ごとにリストボックスから太さを選択し、何本ほしいか数を記入します。

弦の種類は、

LyonとPistoyの違いが見た目はっきりしないのですが、 Lyon はプレーンで、Pistoyは「撚ってある」弦らしいです (ホントのところはよくわかってないので詳しく知っている人は教えて下さい)。

という風に細かく商品設定されており(別に商品説明もある。英語だけど…)、 「Add to cart」というボタンを押すと、 発注を出そうとしている物のリストが出ます。 同じ種類で太さの違う弦や、違う種類の弦もほしい場合は、 「Keep Shopping」をクリックして同様にオーダーを出してください。 やっぱりやめるときは「Empty Shopping Cart」、 もうこれで発注する場合は「Submit」という文字をクリックします。 「Submit」をクリックするとオーダーフォームにが出てきます。

英語の不得意な私は、辞書を引きつつ

「1. Please Enter the Customer Billing Information (As it appears on your Credit Card)」
(クレジットカードを登録してある住所を書く)
Name:Yuto Yokota(自分の名前)
Address:marumarusi batubatutyou1-1-1など(ホンとの住所はヒミツ)
City:Tokyo(都道府県名)
State/Prov:(記入不要)
Zip/PostCode:101-0001など(郵便番号)
Country:Japan
Phone:(電話番号)
Fax:(ファックス番号)
Please enter your e-mail address.
EMail:(Eメールアドレス)
2. Please Enter Ship To Address Please use the billing address as the shipping address.
(買う物の送り先と判断して以下「1」と同じことを書いた)
Please select a shipping method
Shipping Method: Priority mail(選択の余地がないらしい)

ここまで書いて Please click the Next Button to continueの「next」というボタンを押します。

3. Please enter payment information
Payment method:カードはVISA, Master,アメックスからの選択
Name on card:Yuto Yokota
Card or account number:カードの16桁の番号を記入
Expiration date:カードの使用期限

で、Please click on one of the following buttons After a slight delay you will see a confirmation page. とある下の「Send Order」というボタンを押しました。

これで発注終了らしい。 初めてのオーダーは10日後に現物が届き(2回目は7日間で届いた)、 なかなか素早い対応でした。

弦はP社製よりしなやかで倍音が出る感じで良かったです。 太さは太ければ太いほど良く鳴りました。 ただ、A線、D線については「Damian Dlugolecki - String Maker ( http://www.teleport.com/~damian/strings.htm)」の 「roped gut(3つ編みのようになっている弦)」の方が、 値段は「Gamunt Musical Strings」のものとくらべると倍近いのですが、 ちょっといい感じです。 ただし「roped gut」G線は全くテンションが出なく、 ただ太いだけなので私は閉口しました。 「Gamunt Musical Strings」にはない 「varnished gut(コーティングがしてあるらしい)」は発注をかけていないので わかりませんが、ふつうの弦より長持ちなのかもしてません。

で、「Damian Dlugolecki - String Maker」の方は、 弦の種類や太さが書いてある一覧はあっても発注フォームはなく、 メールアドレスだけしかないので、発注をためらっていたのですが、 メールの最初に「Order Please」とだけ書いて、 あとは「Gamunt Musical Strings」のフォームにあったことを、 まるまるテキストベースで書いて送ったところ、 翌日にはオーダー確認の意味で返事のメールが送られてきて、 問題なくオーダーを受けてもらえました。

さてもう一軒。「AquilaUSA(http://www.macsolve.com/aquilausa/)」

といった種類がありますが、まだオーダーを出していません。 「high twist」「Venice type」「loaded C type」というのが、 どんな商品なのかわかりません。 特に「Venice type」は興味をそそられます。 個人的に先の2件のメーカーからたくさん買いすぎて、 弦がだぶついてしまっているのでこのメーカーからは、 しばらくしてから発注してみようと思います。 もう使ったことのある方は、私、 横田まで 教えていただければ幸いです。 どのメーカーもヴィオラ・ダ・ガンバやリュートの弦も売っているので、 ヴァイオリン族以外の弦楽器プレーヤーもアクセスしてみると良いと思います。

以上、ヴァイオリン弾き横田の体当たりレポートでした。


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